サイジョウタカヤ

ガレージロックンロールバンド SallyFizzRobberのベーシスト

サイジョウタカヤ

ガレージロックンロールバンド SallyFizzRobberのベーシスト

最近の記事

~サイジョウタカヤの1人旅(散歩)~Vol.2 松戸編(前編:High Time in 農道)

(タイトル画像:©️河原野アパラ@PSK twitter:@aparak) 二度寝から目覚めたのが昼過ぎでね。 しばらくベッドでボンヤリしてたんですよ。 俺くらいの年齢になると、結婚する奴とか会社でも役職なり付き始めて忙しくなるらしいんですよね。 あとお子さんいらっしゃったりとかね。 要は人生の過渡期って訳ですよ。 俺はどうなんだって? うるせえな、マジで泣かすぞ。 だから、暇な休日が生まれたといって「おい、今日遊ぼうぜ」なんて言っても、まず「ごめん、ちょっと今日厳

    • サイジョウタカヤの1人旅 vol.1 新潟編(後編:「天と地と俺」)

      12:17 (新潟) 下車 いよいよ新潟編って訳なんですけど、前回のラストがなんか不穏だったじゃないですか。 実は、上善如水を「お!まさに水のごとしだな!」って調子に乗ってガブガブ飲んじゃったんですよね。 で、よくよく考えたらここまで7時間近く電車に乗り続けてたんで、飯なんて前回の16000オールの饅頭と筋子おにぎりくらいしか食ってないんですよ。 もともと酒が弱い上に、寝てなくておにぎりしか食べてなかったら結果はおわかりですね? お察しの通り、ハチャメチャに酔い散ら

      • サイジョウタカヤの1人旅 vol.1 新潟編(中編:「それでも俺は北へ行く」)

        4:32 (新宿) 総武線 千葉行き この時間帯で動いてる電車って総武線か中央線か山手線くらいなんですよね。 だから、要は東に行くか西に行くかの二択な訳で、割りと最近に山梨(西)に行ったんで、とりあえず東を選択したって感じですかね。 まあ正直なところ小田急や京王でも良かったんだけど、彼らを使ってしまうとその時点で目的地がほぼ決まっちゃって面白味に欠けそうなんで今回はお休みとしました。 まあ全然面白味に欠けてて良かったんですけどね。なんで自分で自分の首絞めちゃったのかな

        • サイジョウタカヤの1人旅 vol.1 新潟編(前編:「夜明け前」)

          4/30の22時頃にですね、SHISEIでもありSally Fizz Robberでもあるスナガくんと、SHISEIでありSally Fizz Robberではないコダマくんと、Sally Fizz RobberでありSHISEIではない俺の3人でスペースをやってたんですよね。 なぜか公園で参加してたんですけど、このまま家に帰りたくないな~と思ってたら、唐突に 「あ、なんか俺いまどっか訳わかんねえとこに行っちまいたいゾ」と天啓が舞い降りたんですね。 この旅行癖は生まれつ

        ~サイジョウタカヤの1人旅(散歩)~Vol.2 松戸編(前編:High Time in 農道)

          パガニーニによる大練習曲第3番/F.Liszt

          これ以降「パガニーニによる大練習曲第3番」は「ラ・カンパネラ」って記載します。 流石にちょっと長いので… いや、まあ「ラ・カンパネラ」自体は超絶技巧だとかの別バージョンもあったりするんですが、とりあえずこの記事内での「ラ・カンパネラ」は「パガニーニによる大練習曲第3番」を指すって事で統一させてください。 だから、YouTubeとかで検索をかけるときは「パガニーニによる大練習曲第3番」で検索してください。 じゃないと、違うバージョンが出てきて俺の言ってる事が出てこないまま曲が終

          パガニーニによる大練習曲第3番/F.Liszt

          デッドマンズギャラクシーデイズ

          この曲は2回好きになったんですよね。 1回目は初めて聴いた高校1年生の時かな。 イントロのギターリフにやられたんですよね。 というのも、よく「ギターが泣いている」とかって表現あるじゃないですか。 実はその感覚が、デッドマンズを聴くまでよくわかんなかったんですよ。 よく使われる表現だから、きっとそうなんだろうな~くらいで。 そんな折に、デッドマンズギャラクシーデイズを聴いて「あ!これがギターが泣いているって感覚かあ!」って腑に落ちたって訳なんですよ。正確には泣いているって

          デッドマンズギャラクシーデイズ

          俺とポカリと空と的な話

          空を見ていた。 ペンキで塗り潰したような青に、重量感のある雲は白くたなびく。 手を伸ばせば空の1番低い所に手が届きそうだ。 仰向けに横たわる俺の首の後ろを地熱がジリジリと焦がす。 蝉が鳴いている。 時折吹く風は青々と伸びた雑草を揺らしていた。 ひとしきり遊び尽くした後、ランドセルを置きに行くと帰宅した友人が自転車に乗り戻ってきた。 前かごからペットボトルを投げて寄越す。 「家の冷蔵庫にあったやつ勝手に取ってきた。まあ飲めよ」 青のラベルに白文字で書かれたポカリスエット。

          俺とポカリと空と的な話

          旧友と会った的な話

          そいつとは中学では同じ部活だったが、高校以降は会うこともなく、成人式で数年振りに再開した。 成人式以降はまた会うこともなく数年が経過したが、そいつから突然連絡が飛んできた。 今から4年くらい前の話で、時期もちょうどこの頃だった。 そいつの名前は青山とでもしておこう。 「今さ、地元に帰って来てるんだけどドライブ行かねえか?」 当時の俺はSallyに入りたてくらいの時で、人生で1番フラフラしてる時期だったので時間をもて余していた。 まあ暇潰しにはなるかと誘いに乗ると、数十分後

          旧友と会った的な話

          ビックカメラのテーマソング論2

           次に、ビックカメラのテーマがいつ頃制定されたのかについて考えてみたいと思う。  テーマソングの成立年に関してはWikipediaには特に明記がされていない。  そこで、過去のCMをyoutube等で調べたところ、1980年が最初期のCMなのではないかという結論に至った。  だが、80年よりも前にテーマソング自体は成立していたのではないか?と私は考える。 多くの人は現行の歌詞しか知らないと思うが、80年時の特に最初期のビックカメラのテーマソングは現行のビックカメラのテーマと

          ビックカメラのテーマソング論2

          ビックカメラのテーマソング論1

          ビックカメラの曲はCM(特に90年代から2000年初頭)で流れるテーマソングが、多くの人にとって聞き覚えの曲であるかと思う。 かつ、池袋verの 不思議な不思議な池袋 東が西武で 西 東武 高くそびえるサンシャイン ビック ビックビック ビックカメラ が、多くの人が知るソウルフルな名曲であることは今更触れる必要のない論点であることに異論を呈する人はいないのではないだろうか。 しかし、実際にはこのverはビックカメラのテーマソングの氷山の一角でしかなく、この他にも

          ビックカメラのテーマソング論1

          モッズスーツって便利なのよって話

          スポーツの秋といいますが、今年に秋はあったんですかね?小さい秋どころか僅かな秋も見つけられないこんな世の中はPoison 前回は、スーツを着るバンドという話をしましたね。 Trinity Sunset lovers「Thirsty Raymond」のMVで、ボーカルのKing Kellyがジャケットを脱ぎ捨てるシーンを見たことがある人も多いのではないでしょうか。 まあ、とかくロックバンドとスーツは切っても切れない縁がある。 例えるならば、蕎麦とマヨネーズのような関係で

          モッズスーツって便利なのよって話

          衣装とバンドの話

          ピザ。或いはピッツァとは、絶対的に自由でなければならない。絶対的に自由とは、具材並びに食べる順番に於いて、如何なる忖度、干渉及び不当な侵害の不存在を意味する。 民明書房「Pizza della libertà (1928)」 スーツを着たロックバンドと言えば、どのバンドを思い浮かべますか? そうです。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTですね。 或いはTHE BAWDIES、Trinity Sunset Loversとか。 衣装を揃えるってベタだけど大事

          衣装とバンドの話

          三人寄れば文殊の知恵的な話

          ただ「俺達の音楽、最高だから聴いてくれよ!」つっても説得力に欠ける。だから、その言葉に説得力を持たせようって今回の狙い。 まずは積み木の土台の部分から話す。 人には限界がある。 例えば、プロ野球選手で医者で国会議員も兼任してるなんて人は、中々いないだろ?身体が1つで1日が24時間である以上、体力的にも物理的にも不可能は出てくる。 今の例は極端にしても、バンドマンにだって限界はある。 楽器を弾きこなせて、作曲センスに優れていて、万人の心を打つ詞を紡ぎだせる。かつ、録音

          三人寄れば文殊の知恵的な話