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【全力で解説】ロンドンダンジョンで夏の納涼会🎐!!

"納涼"というタイトルの割には
暑くないロンドンからこんにちは🙋‍♀️

しかし気温が低くとも、暦の上では夏!!
ただでさえ夏が短いこの国を楽しむため、
駐妻見習いのもちこは
「夏らしい事やろうぜキャンペーン」を絶賛開催中です。

夏といえば、ホラー。
ホラーといえば、お化け屋敷。

そんなわけで、今回はTwitterで呼びかけてお集まりいただいた
有志のホラー大好きさんたちと共に、
ロンドンにある有名なロンドンダンジョンに行ってきました!!

1.ロンドンダンジョンについて

▪︎どんなお化け屋敷??

ロンドンで一番怖いと言われているお化け屋敷です。
所要時間は驚きの110分。

このお化け屋敷のユニークなところは、
あくまでロンドンのダークで不気味な過去がテーマであり、
お化けは殆ど出てこないところ。

もちろん怪現象的な演出も多々ありますが、
全てが全てフィクションではない…
しかも人災や独裁的な国王の暴走によりもたらされた…
という面にフォーカスしており

「本当に怖いのはオバケではなく、人!!」
という考えが好きな人にこそおすすめしたい施設です。

▪︎入場方法

入りたい時間を指定し、事前にチケットを購入します。
大人は前売りチケットだと1人 £33

▪︎怖さのレベル

グロテスクな表現や、
暗闇の中を2時間近く歩くことになるので
ホーンテッドマンション(TDS)と戦慄迷宮(富士急)の中間程度かなと思いました。

ロンドンダンジョンの施設前
日中は行列ができるほどの人気ぶりです

2.ロンドンダンジョンのツアー内容【ガチ解説】

かなり古めかしいエレベーターに乗せられ、ツアーがスタートです。
お化け屋敷と言っても10~20人のグループで部屋を移動し、
それぞれの場所で恐怖体験を楽しむというシステムです。

1.ロンドン棟で処刑体験

いきなり斧片手に物騒なおっさんが登場!
グループ内で一番切れ味の良さそうな頭の人
を指名し処刑を行います。

この指名された人
恐らく本当は冤罪であろう設定なのですが、
でっち上げられた理由により罪が確定。

「ヘンリーのルールだから仕方ないよね☆」
みたいな感覚で処刑執行です。
倫理観のバグりがすごい….!!


斧を振り上げる瞬間部屋に仕掛けがあるので、
指名されなかった人も油断はできません….!!

なぜか斧を振るまでに
ブリティッシュジョークが炸裂
この国の不謹慎のボーダーは本当に謎です….。

2.ロンドン棟で拷問体験

またもやロンドン棟です。
周囲にはソーセージのような感覚で臓物の飾りが….

拷問の執行人もさっきの処刑人より
ヤバげな顔つきで、しかも鞭みたいなものを手に
ニヤニヤ笑っています。

イギリスにはサイコパスしかいなかったのか…??
2部屋目にして世紀末感が凄いです。

ここでも1人が指名されて、拷問を体験することができます。

同じ日にソーセージを食べる気が
失せるアトラクション

3.パン屋さんで火事体験

急にパン屋さんへ。
ちょっと温かい雰囲気でホッとします。

顔にペストの跡のある顔色の悪いお姉さんが現れ
パン屋の説明をしたあと
誰かに呼ばれ「ちょっと待っててね!」と部屋を出ます。

ドアを閉めた振動で蝋燭が倒れ、
煙の匂いが…
店主のおじさんは「う〜ん、パンが焼ける匂いだね!」なんて
呑気に言っていますが、確実に違います。

そしてあっという間にロンドンの街中が火に包まれるのを見守ることに。
もちろん、あのビックベンも丸焼けです。

ロンドン大火があったのは知っていても、
有名な建物の多くが実は燃えていたという事実に驚かされました。

実際には煙の香りだけなものの
この匂いがリアル!!

4.ペスト治療の狂気!!

パン屋を後にすると、
ペスト蔓延中のロンドンの街中を再現した通路を
しばらく歩くことになります。

驚かしてくるなどの細工はないものの、
不気味さはロンドンダンジョン内でもピカイチ。
しかもこれ、現実にあった光景なのだと思うと
より背筋が寒く感じるものがあります。

その後、なぜか目がガンギマリの
お姉さんが死体をぐちゃぐちゃにする
謎のスプラッタ医療行為を見学。

とはいえ既に何度か目にしているので
もはや臓物ぐちゃ…な光景に慣れすら感じてくるから
人間って怖いですよね。

黙って立ってるだけで
怖すぎるよ…

5.魔女裁判

続いて入る部屋では、
素敵なロリータ服をきたお姉さんが檻に閉じ込められています。

静かに座っている…と思いきや、
もちろんこれは伏線。

部屋が暗くなり、
「私はいわれなき罪で囚われ有罪となりました…」
と物悲しく語り始めます(この時点で嫌な予感)

魔女裁判を激化する国王・ジェームズ1世への怒り
を口にするうちに、いつの間にか檻から脱出。
まさかの魔女オチ公開とともに本気を見せてきます。
えっ….??

しかもこの魔女、カメハメ波並みの波動を使って
ゲストに襲いかかってきます。
何を言っているかわからないと思いますが、
本当の本当に波動を使ってきます。

とにかく情緒の豹変ぶりがすごいですが、
私は静かなお姉さんも
悪魔になったお姉さんも好きです(違う)

魔法少女とかそんな可愛いレベルじゃ
ないんですよ…

6.スウィニートッドの散髪屋さん

再びパン屋さんに案内されます。
パン屋さんの隣には散髪屋さん。
散髪屋さんの店主はどうも黒い噂が….

そう、イギリスの怪奇小説・スウィニートッドがテーマです。

<簡単なあらすじ>
スウィニートッドは散髪屋をしています。
彼は職業柄その特性を活かし、
裕福そうな客を仕事中にお釈迦にして
仕掛けのある椅子かた地下室に落とし保管。
そのお釈迦になった人々の肉を使ったパイを焼き、隣のパン屋が販売。
(しかもパン屋の女主人はスウィニートッドの愛人説)
というとんでもビジネスが繰り広げられる…

この話、一部は実話なのではないかと
今もなお囁かれているそう。

ロンドンダンジョンでは
この悪趣味なパン屋の見学と、
散髪屋さんの恐怖の仕掛け椅子を体験できます。
(椅子はゲスト全員分あるのでご安心を!)

お釈迦にする方法は
この図からお察しください…

7.切り裂きジャック

イギリスの狂気殺人といえば、この方を忘れてはいけません。
ゲストは娼婦の方から
切り裂きジャックにまつわる噂を聞かされます。

その後、ゲストは
彼の気配を常に感じるような
薄暗い鏡の迷路を通りパブへと辿り着きます。

しかしパブでは怪現象が。
結構激し目なポルターガイストに見舞われます。
しかしこれ「切り裂きジャックの仕業でした!!バーン!!」
ということで大胆に彼が登場。

個人的には切り裂きジャック役の方がとてもかっこよく、
このアトラクションだけは
恐怖よりも興奮の方が優っていました(真顔)

まじで服装こんな感じでした(笑)

8. 史上最悪の裁判体験

ゲストが部屋に入ると裁判が始まります。
しかもこの裁判官、明らかにやる気が皆無。
1分でも早く仕事を終えてパブに行きたいようです(おい

羊や馬を盗んだ容疑にかけられ、
羊や馬の鳴き声の具合で
「う〜ん、動物もこう証言してるし有罪☆」
みたいなノリですごい勢いで処刑台に送られます。

頼むから真面目に仕事をしてくれ….!!

部屋に入った時点で
有罪確定!

9.絞首刑風フリーフォール

絞首刑に着想を得たフリーホール
(もちろん、座った姿勢で落ちます)

フリーホールが苦手な人はスキップすることもできます。

暗い部屋の中でいつ落ちるかわからない時間を過ごすのは
なんとも嫌〜なもの。

一緒に行った友人は「いつ落ちるのかわからなくて怖い!!」
「落ちるなら、ひと思いに落としてくれ…!!」
と叫んでいて、処刑人の気持ちそのままでした(笑)

全部のアトラクションを終えると
お土産屋さんが…

3.駐妻見習い的満足度

グロテスクな表現には
「趣味悪いな〜」と思う場面は多々あるものの、
アトラクション全体には非常に満足でした!!

…というのも!!実はこちらの脅かし役の皆さん、
俳優の卵の方が多く使われており
各部屋での演技での表現がとにかく圧倒されるんです。

また昔のイギリス訛りの英語や衣装の
演出もリアルで、臨場感がかなり得られるのも
満足度の高さにつながったと思います。

ダークな歴史好き!怖いもの好き!の皆様には
是非一度足を運んでほしいロンドンダンジョンでした!

ぜひ、肝試し感覚で
足を踏み入れてほしい!!

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