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2023年で一番忘れられない日

名残惜しいながらもクリスマス飾りを少しずつ片付け、日本から持ってきた正月飾りを引っ張り出しはじめました!もちこです!

今回のテーマは、私が2023年で一番忘れられない一日について。

いまは元気に街を徘徊している私ですが
こう見えても渡英直後は慣れない街でどう過ごして良いかもわからず、
電車やバスすら複雑に思え、見事に

_ 人人人人人人人人_
> ホームシックに!<
 ̄ Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

そんなホームシックを、
半ば強制終了的に卒業した1日がありました。

そんな日を振り返ります。

27歳にして人生初ホームシック!!

さて、冒頭で述べたように

渡英したてのもちこはホームシックになっていました。

おまけに渡英時の機内で変な風邪までもらってしまい、3日間高熱を出し家で寝込むというダブルパンチ(爆死)

心がしんどい時に限って、
重なる体調不良


そんな心細さ全開のタイミングで、
高校時代の同級生でありロンドン駐妻の先輩でもある友人から

「もうロンドン着いた?一緒にランチしよ🥰」

というメッセージを受け取ります。

心細さで爆発寸前だった私は、
勿論大喜びで返信。

ロンドンに来てから初めて、
自発的な外出に臨むことを決意...!!!

チャンス到来!!!

当日の待ち合わせ場所は
South Kensingtonの近くのレストラン。

電車2本を乗り継げば、
駅からは非常に近い場所のようです。

加えて、出社のついでに夫が乗り換え駅のホームまで付き添ってくれるというので、

「それなら流石に行けるんでは🤔?」

と思ったわけです。

いざ、勇気をだして!
布団....いや、家から出るぞ!!!


落とし穴は突然に

さて、いよいよランチ当日。
乗り換えの駅。

あとは次の電車に乗るだけ...

が!!!
その駅にはデカ過ぎる落とし穴が!!!

まずそもそも、
乗り換え予定のホームには、CircleラインとDistrict ラインという2本の異なる路線の電車が出入りしていたのです。

が、当時の私は1mmも知りません。

しかも!!!!
この2つの路線は京浜東北線と山手線みたいに車体の色が違うということもなく、外観がほぼ同じ。

初見殺しどころか、
路線の違いを見抜くのは普通に不可能です。

...というか未だにこの2路線、よく分かっていません!!(涙

頼むから車体の色
変えといてくれ...(切実)


無事、違う方の路線に乗車

こうして私は当たり前のように、本来乗るべきではない方の路線の電車に迷いなく乗り込みます。

 "The next station is...."

「あれ??次の駅がGoogleの表示と違うんだが??」
「各駅と急行の違いか何か??」

ロンドンに無知すぎる私は、
もはや大パニック状態。

言われてみると、車内にある路線図の表示を見てみると目的地の駅名が出てきません。

すでに嫌な予感しかしない...


「あれ??
 もしかして...!電車に乗り間違えた??」

と気づいた時には時すでに遅し。

何が起きているのか調べようにも電波がなく
ググることが出来ないという
負のフルコンボが完璧にキマります。

「やばい!ロンドンで迷子になった上に
 スマホも全く助けにならない!!」

27歳の心は早くも折れかけます。
が待ち合わせ時間は刻一刻と迫っているのもまた事実。

なんとか最適解を検討すべく、次の全く見知らぬ駅で下車し
ネットの繋がる地上に出てルートを確認し直す作戦に出ます。

もちこのライフポイントは
もう、ゼロよ...!!

オワタ\(^o^)/

ネットが繋がる環境に戻って初めて、
私はやっと違う路線に乗ったことを理解!!

もはや死亡フラグしかありませんが、
友人との約束はなんとしても守りたい...!!

さて、そんな私に残された
目的地まで辿り着く手段は2つ。

(1)電車で元の駅に引き返し、
  正しい路線に乗り換える

 (2)比較的まっすぐな道のり
  なので目的地まで30分歩く

電車で戻る方が楽ですが、また乗り間違位をした場合待ち合わせに間に合うのは絶望的。

何より電車にトラウマを感じた私に残された選択は、もはや (2)徒歩30分 のみ。

不安しかありませんが、
とにかく歩くしかありません。

やれるかどうかじゃない…!!
やるしかない….!!!


Googleの地図を見つつ、
周囲に注意しながら歩き始めます。

最初は景色を楽しむ余裕もなく、
地図と見比べながら警戒しつつ淡々と歩むのみ。

「そういえば最近、ロンドンで日本人が狙われる事件が続いているって言っていたような...」


不安な時こそ思い出される、
夫が話してくれた最近のロンドンの物騒な情報と注意喚起...

とにかく恐々と歩きつつ、

ちょっと強面な人と目が合ったら
「うわぁぁぁぁあぁぁぁ!!」

と心の中で叫びながら爆走するを繰り返すこと早10分。

最早、あの日1番の不審者
は私だった説


が、さすがに10分、15分と歩くうちに、少しずつ街中を歩くことに慣れて警戒感も薄らいで来るような、、、

景色も心なしか、おポッシュな雰囲気のある公園のある住宅街に。

「そういえば、
  この辺りは綺麗な街並みだな...」

そう思った瞬間、ふっと肩の力が抜け
景色に注目する余裕が生まれた気がした。

さらに歩くこと10分、
少しづつカメラに収めたい気持ちも芽生えてきて、美しい街並みを楽しむように。

不思議なもので、景色を楽しみだすと残りの10分はあっという間。
気づけばもう、待ち合わせ場所に到着。

なんとか無事到着!!
本当に良かった...!!!


徒歩最強説、爆誕!!

"全く知りもしないロンドンの街中の
 かなりの距離を、
 道に迷わず1人で歩いて移動できた!!"

この成果が与えてくれた自信は
大きいものだった。

何と言っても
「電車やバスで迷っても、
 最悪の場合は歩けば何とかなるぞ…!!」

というこの安心感が芽生えたことが、
ロンドン開拓の1番の
原動力となってくれたことか。

どんなに軽々と歩いている人でも、
最初は小さな一歩から!!
徐々にレベルアップしていけばいいんだよな
…と身をもって学んだ1日でした。

活きの良すぎる駐妻見習いの
一歩は確実にこの日からでした!!


本日のまとめ:  
  徒歩と筋肉は裏切らない...!!
  たぶん!!!

という訳ではありませんが、
不安に押し潰されそうな時は
まず、少し歩いてみて欲しい。

わかる範囲を少しずつ増やす。

それを繰り返すことで、きっとあなたにとってホッとできる場所が増えて来るはずです。

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