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人間が、"AIに負けない能力"とは。【その②】

近年のAIの進化と社会への影響は著しく、皆さんも仕事の作業の効率化などで、AIを活用が身近になっているのではないでしょうか。

私も、ChatGPTは課金して活用しており、このブログのサムネイルもChatGPT内にあるDALL-Eという拡張機能を利用して生成しています。

AIは、そんなめんどくさい作業を効率化してくれるしてくれる一方で、「AIが人間の仕事を奪うのではないか?」や「AIが人間の知性を超える」という懸念から不安を感じている方もいらっしゃると思います。

今回は、そんな優秀なAIにも負けない、人間がダントツで優れている能力【その②】を解説していきたいと思います。

前回のブログでは、「その①:共感力」について解説しているので、こちらも合わせてご覧ください。


⚫︎人間がAIに負けない能力②="読解力"

人間がAIに負けない2つ目の能力は、"読解力"です。
"読解力"とは、言葉の裏の意味を理解すること
です。

AIは、言葉の意味を理解することができますが、その裏の意味までは理解することができません。

上記の説明では理解が難しいと思うので、より具体的に解説します。

例えば、「先生、トイレ」という小学生を経験した方なら、誰でも言ったことがある言葉があります。

この場合、私たち人間であれば、「先生、私トイレに行きたいです」という言葉の裏の意味を理解することができます。

しかし、AIの場合、「先生=学識のある指導的な立場の人」「トイレ=排泄する場所」という言葉の意味は理解することができますが、言葉の裏の意味( 生徒が、「トイレに行きたい」と先生に報告している)は、理解することができません

さらに、同じ単語(例えば「大丈夫」)でも、声のトーン・表情・動作・文脈によって与える意味が異なります。

人間は、こういった複雑で多様な情報を瞬時に理解して、相手の言葉の裏の意味(目的や本音)を読み取り、柔軟に対応することができますが、 AIにはそういった言葉の裏の意味を読み取る能力がありません。

⚫︎人間の清掃員 vs AIの清掃員

私はよくマクドナルドで作業することが多いのですが、特にこの4月の時期だと、先輩が新しく入った新人に対して、接客や清掃のやり方を教えている様子をよく目にします。

例えば、先輩が新人に対して「テーブルの上を布巾で拭いといて」と言ったとしましょう。

ここで、優秀な新人であれば「そもそも、なぜ先輩はそのような指示をしたのか?」という裏の意味を考えると思います。

その結果、「次に利用するお客さんが、気持ちよく席を使ってもらえるようにするため」という裏の意味を見出すことができると思います。

その先輩の言葉の裏の意味がわかった新人は、テーブルだけでなく、椅子や床の清掃し、特に人が触れるようなところにはアルコール消毒を行い、清掃後には机と椅子をきれいに整列させるでしょう。

しかし、 AIに「テーブルの上を布巾で拭いといて」と言ったらどうでしょうか?
 AIは、言葉の裏の意味を理解することができないため、テーブルを拭くことはできますが、それ以外の作業は指示しないとできないでしょう。

つまり、人間には"読解力"という人が話した言葉の裏の意味から、その行動の目的や、その人の本音を見出すことができる能力を持っています。

言い換えれば、「相手の言葉の裏の意味を読み取り、言われたこと以上のことを先回りしてやる業務(カウンセリング・営業・プロジェクト管理など)」においては、AIよりも人間の方が活躍できると考えることができるでしょう。

⚫︎まとめ

AIがいくら優秀だと言っても、苦手な分野はあります。

言葉の裏の意味を読み取り、さらに表情や声色、仕草など些細な変化も観察して考え、行動に起こせるのは、やはり人間だからこそできることと言えるでしょう。

この"読解力"こそが、AIに立ち向かえる人間の能力と言えます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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