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人間が、"AIに負けない能力"とは。【その①】

近年のAIの進化と社会への影響は著しく、皆さんも仕事の作業の効率化などで、AIを活用が身近になっているのではないでしょうか。

私も、ChatGPTは課金して活用しており、このブログのサムネイルもChatGPT内にあるDALL-Eという拡張機能を利用して生成しています。

AIは、そんなめんどくさい作業を効率化してくれるしてくれる一方で、「AIが人間の仕事を奪うのではないか?」や「AIが人間の知性を超える」という懸念から不安を感じている方もいらっしゃると思います。

今回は、そんな優秀なAIにも負けない、人間がダントツで優れている能力の1つを解説していきたいと思います。

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⚫︎人間がAIに負けない能力①="共感力"

人間がAIに負けない1つ目の能力は、"共感力"です。
"共感力"とは、人の感情や気持ちを読み取る能力
のことです。

AIは、論理的思考やデータ分析に優れていますが、人の感情の読み取りや状況への適切な対応が苦手とされています。

なぜなら、人間の感情を理解するには、言語情報だけでは不十分だからです。

日本語には「大丈夫です」という便利な言葉があります。

例えば、会社で上司が部下に対して、「仕事を手伝おうか?」と聞いたとします。
その時、部下がムスッとした表情で、上司の顔も見ずに、低いトーンで「大丈夫です」と言いました。

すると上司はこの部下の反応を見て、「あれ、何か悪いことでもしたかな?」と過去の行動や言動を振り返り、「最近、部下の仕事の負担が大きいから、も少し振り分けよう」や「仕事に不満があるなら話し合いをしよう」など状況に合わせて適切な行動をとることができます。

しかし、上司がAIなら「わかりました」で会話が終わるでしょう。

つまり、この「大丈夫です」という1つの言葉でも、声のトーン・表情・動作・文脈によって与える印象が異なり、人間はこれらを複雑で多様な情報を瞬時に理解して、相手の感情を読み取り、柔軟に対応することができます。

したがって、人間は人とのコミュニケーションや信頼構築において、一番重要な"共感力"を持っており、その能力はどんな優秀なAIでも人間を勝ることはないでしょう。

⚫︎人間の通訳 vs AIの通訳

例えば、私が英語が全くわからないけどメジャーに挑戦することにしたA選手の通訳になったとします。
そのA選手は、期待されてメジャー球団に入団したものの、思ような成績は残せず、ファンやチームメイトから英語でたくさん批判されたとします。

この時、チームメイトがA選手に対して「Get The Fuck Out!(消え失せろ!)」と言っていたとしても、私はA選手に対して、わざわざ翻訳して伝えることはしません。

しかし、AIの翻訳機の場合は、人の感情や気持ちを察することができないので、「チームメイトが消え失せろと言っています」とA選手に対して伝えてしまうでしょう。

つまり、AIは人の感情や空気を読んで言動・行動をすることができませんが、人間はそういった配慮が当たり前のようにできます。

言い換えれば、AIには難しい「相手の気持ちを汲み取る必要がある業務(共感力)」においては、人間の方が活躍できると考えることができるでしょう。

ちなみに、大谷選手の通訳である水原一平氏が、違法賭博をかけられた直後のチームミーティングで、「自分はギャンブル依存症。借金を翔平に肩代わりしてもらった」とチームメイトに対して虚偽の発言をしました。

水原一平氏

これも大谷選手が、英語がわかからないことをいいことに、人間だからこそつけた嘘でしょう。

⚫︎まとめ

AIによって、いくら作業が効率化されるとはいえども、人間の感情がなくなることはありません。

人間であれば、相手の反応を見ながら言葉遣いに気を付けたり、相手の機嫌が悪そうだったら、いきなり本題に入らず別の話題から始めてみたり、そういう感情や雰囲気を読んだ行動ができますが、そうした判断はAIには難しいです。

表情や声色、仕草など些細な変化を汲み取り、考え、行動に起こせるのは、やはり人間だからこそできることと言えるでしょう。

この"共感力"こそが、AIに立ち向かえる人間の能力と言えます。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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