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資本主義をハックする:琵琶湖版「沈黙の春」

ども。地域DXグループのCo-Founderで、中の人です。「DX中の人」って呼んでください。地域商社に興味がある人も、ない人もコンサマトリー(喜び・遊び・労働が一体となった)生き方の参考に見ていってください。

春なのにブラックバスが釣れない。いえ、沈黙の春ってそういうことではないんです。


琵琶湖の異変!釣り師の妄想?

今日は仕事の話ではなく、生物、自然環境の話です。
琵琶湖に異変が起きています。もう数年経ってしまいました。

  • 蓮の花が観光資源でもあり、名物でもあった琵琶湖東岸、烏丸半島のハス群落が2016年に全滅して全く再生の兆しがありません。

  • 琵琶湖は水草、藻のジャングルだったのが、全盛期の1/100程度になっています。(事実なのですが、私含め釣り師の体感です。釣り師にとっては立派なエビデンスです)

  • 琵琶湖は特に夏はブルーギル、ブラックバスの稚魚が大群を成していたのがほとんど見られなくなり、その他の水辺の生き物も激減ました。(エビデンス同上)

  • 琵琶湖の外来種の移入から数十年経っている現在、急に漁獲高が減っています。

外来魚に嫌悪感を抱く方も中にはいるので、ブラックバスが減るのは良いことだという意見もあるでしょう。またブラックバスは水鳥カワウに食べられるのでカワウの大群の影響も見逃せません。

ただ、外来種批判の主な根拠は生物多様性だと思います。その生物多様性が危機に陥っているという警告をバス釣り師が行っています。いいんでしょうか、ね。

世界に逆行!ニコチン系殺虫剤が日本では規制が緩む


この琵琶湖の異変の原因として、推測されているのはニコチン系の殺虫剤「ネオニコチノイド」です。

このネオニコチノイドは過去に、欧米でミツバチが壊滅的に死滅する現象を引き起こしたとして欧米では禁止または極めて強く規制されています。

日本はなんと近年、規制が緩んでいるそうです。

加えて水草除草剤「ALS阻害剤」も影響が大きいと考える学者も居ます。 (ネオニコノイド、除草剤について。下記は釣りブログですが、その中に筑波大学医学医療系助教の升 秀夫先生の動画があります)

しかし、大手のメディアではこの手の農薬批判、除草剤批判はタブーのようでほとんど取り上げられません。

単なる釣り師の被害妄想でしょうか。それならなんと良いことでしょうか。残念ながら私はそうは思いません。すごく暗い気持ちになります。

日本人に民主主義は向いていない


いつもと同じ根っこを感じます。日本人の欠点を見出してしまいます。
古くは政治学者の丸山眞男が「作為の契機の不在」と呼んだもの。(社会は変えることができるという意識が、大半の人にないことの批評)
社会学者の小室直樹が「危機の構造」と呼んだもの。
経営学者の野中郁次郎が日本軍を分析して「失敗の本質」と呼んだもの。最近だと歴史データベースのベンチャー、株式会社COTENの代表 深井龍之介が「日本はキリスト教OSのインストールをすっ飛ばして、他のOSをしっかり入れなかったから、民主主義が向いていないヤバい民族」(意訳)という趣旨の発言を動画でしたいたもの。

(深井さんの発言は、たしかこの動画)

主語が大きい?
そうかもしれませんね。

でも琵琶湖は固有の生物の生息場所でもあり、関西の飲水になっている水源です。個人的には私の母や妹が飲んでいる水でもあります。

私がミッションとして掲げる
『100億年後も
人類が幸福であるために
今、地方を創生する』
という考え方に基づくなら、黙っているわけにはいきませんでした。

すみません、少し感情的・感傷的になりました。
もっとポジティブな表現を模索したいと思います。
打倒主義だけでは新しい時代を創造できませんね。

最後に
ここまで読んでくださりありがとうございます。
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