見出し画像

まんなかはちょうどいい?

 家のWi-Fiが繋がりにくくなった。
 今のWi-Fiルーターは買ってから5、6年経っているのに加え、家族分のスマホ、パソコン、タブレット、Fire TV…繋げる機器が多すぎる。無理もない。通信環境がよくないのはイライラの原因となるし、いよいよ買い替えるか…と思い立ってとりあえず調べてみた。安いのから高いのまで様々な機種があるから、スペックや評価をざっと見ながら悩んだ。どれがいいんだろう…建物の構造や台数、価格など考慮しつつ何を優先するか、なんて考えてたらわからなくなってきた。内山さん(気安く呼んでますが知り合いではありませんー敬愛する声優さんですー)だったら、きっと納得するまでとことん調べて買うに違いない。早く快適なWi-Fi環境になりたくはあるものの、正直めんどくさくなってしまった。そして、迷ったら大体中間位のものを買おう!といつもの結論に至った。

 レストランに行ってコースに5,000円、8,000円、10,000円とあった時。うなぎ屋でお品書きに特上、上、並があったら。マッサージのメニューのお試し10分、おすすめ30分、全身60分のコースを選ぶとしたら。セレクトショップ的な店で働いていたとき、高級時計を販売したことがあるけれど、最初にとても高い時計を見せる。次にお値打ちなもの。それぞれの良さを説明したあと…まんなか位の価格の時計を登場させる。お客さんのタイプにもよるけれど、たいてい間を取った値段の時計を買おうかとなることが多かった。こういうのは常套手段である。

 結局のところ、お金を払って何かを買う時に基準となるのは自分が納得できるかどうか、に尽きると思う。けれど、高いものを買ってハズレだったときのショックは大きいし、あまり安いものは銭失いになりかねないし…と考え、結局まんなかにすればそこそこに納得できるのではないか、と思ってしまうのである。宝くじが当たったら何もかも全部良いもので揃えるし、食事に行って高いものじゃんじゃん頼んじゃうけどな!と思うところまでがセット。溢れ出る小物感よ。

 そして、最終的にまあこんなものかなというスペックと値段のルーターを購入した。結果は…まあ以前よりは良くなったと思う、程度だった。悪くはない。使用感が良くても悪くてもモヤモヤしても、安いの買ったらもっと繋がらなかったかもしれないし、高いのを買っても繋がらないかもしれない。なんてウダウダと考えながら、ルーター近くでタブレットを操作している日々。

 内山さん(気安く呼んでますが知り合いではありませんー2回目-)は、まんなかをとるなんてこと…しないだろうな。内山さんが買い物する時に怒涛のリサーチをするスタンスに憧れる。そうありたい。
 それにしても内山さんは話もできれば文章も書けるのですごい、としか…特にエッセイは軽妙で楽しかったり、なるほどと思ったり、インテリジェンスを感じる。ほんとにセンスがいい文章というか…色んな意味でキュンとしてしまう!
 これを毎週読める幸せ…!いつも、お忙しいなか更新してくださってありがとうございます!!と思いながら読んでる。

↓↓ステキがいっぱいの内山さんのnoteはこちら↓↓



2022.10.12

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?