蟻塚とかげ@爬虫類館出版局

日曜翻訳家 / 「爬虫類館出版局」で隠密活動中 / 成瀬巳喜男原理主義者 / 海外マン…

蟻塚とかげ@爬虫類館出版局

日曜翻訳家 / 「爬虫類館出版局」で隠密活動中 / 成瀬巳喜男原理主義者 / 海外マンガ勉強中

記事一覧

読蜥蜴の毒読日記 24/5/18 ②

小説番外地 6 例えばこんなスタージョン 3 蟻塚とかげ@爬虫類館出版局 “Mailed Through a Porthole” “Accidentally on Porpoise” by Theodore Sturgeon 5月19…

読蜥蜴の毒読日記 24/5/18 ①

小説番外地 5例えばこんなスタージョン 2 蟻塚とかげ@爬虫類館出版局 “Strike Three” “Contact!” “The Call” by Theodore Sturgeon のネタバレレビュー 5月1…

読蜥蜴の毒読日記 24/5/13

小説番外地 4例えばこんなスタージョン 1 “A Noose of Light” “Alter Ego” by Theodore Sturgeon 今回 蟻塚とかげは文学フリマ東京38で 翻訳同人誌『天空精…

読蜥蜴の毒読日記 24/3/22 ③

それは「原作」と呼ばれる #2映画 『アメリカン・フィクション』と 小説 “Erasure” by Percival Everett について 「フィクションにおいてフィクションを捏造すると…

読蜥蜴の毒読日記 24/3/22 ②

それは「原作」とよばれる #1映画 『ザ・キラー』2023 と 漫画“The Killer”(“Le Tueur”の英訳版) について 「殺し屋は何と闘い、フィンチャーは何に敗れたか」 …

読蜥蜴の毒読日記 24/3/22 ①

小説番外地 #1ウィリアム・ゴイエン  『息づく家』(1949) “The House of Breath” by William Goyen(Dzanc Books 2014 電書版)  私の2024年初読書はこの作…

読蜥蜴の毒読日記 24/5/18 ②

小説番外地 6
例えばこんなスタージョン 3

蟻塚とかげ@爬虫類館出版局

“Mailed Through a Porthole”
“Accidentally on Porpoise”
by Theodore Sturgeon

5月19日 蟻塚とかげは文学フリマ東京38 F-36で
翻訳同人誌『天空精気体(エーテル・ブリーザー) シオドア・スタージョン怪作集』を頒布します。

「天空精気体 シ

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読蜥蜴の毒読日記 24/5/18 ①

小説番外地 5例えばこんなスタージョン 2

蟻塚とかげ@爬虫類館出版局

“Strike Three”
“Contact!”
“The Call”
by Theodore Sturgeon
のネタバレレビュー

5月19日 蟻塚とかげは文学フリマ東京38 F-36で
翻訳同人誌『天空精気体(エーテル・ブリーザー) シオドア・スタージョン怪作集』を頒布します。
「天空精気体 シオドア・スタージョン

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読蜥蜴の毒読日記 24/5/13

小説番外地 4例えばこんなスタージョン 1

“A Noose of Light” “Alter Ego”
by Theodore Sturgeon

今回 蟻塚とかげは文学フリマ東京38で
翻訳同人誌『天空精気体 シオドア・スタージョン怪作集』を頒布します。「天空精気体 シオドア・スタージョン怪作集」爬虫類館出版局@文学フリマ東京38 - 文学フリマWebカタログ+エントリー (bunfree.

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読蜥蜴の毒読日記 24/3/22 ③

それは「原作」と呼ばれる #2映画 『アメリカン・フィクション』と
小説 “Erasure” by Percival Everett について

「フィクションにおいてフィクションを捏造するとは?」

 世の中にはちょっと聞いただけで「それは面白そう!」と感じるコンセプトを持っている映画や小説があるものです。
 例えば「インテリの黒人作家がステレオタイプの黒人観にうんざりして、チンピラの黒人を主

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読蜥蜴の毒読日記 24/3/22 ②

それは「原作」とよばれる #1映画 『ザ・キラー』2023 と
漫画“The Killer”(“Le Tueur”の英訳版) について

「殺し屋は何と闘い、フィンチャーは何に敗れたか」

 映画『ザ・キラー』の原作はフランスのバンド・デシネ “Le Tueur” です。
 オリジナル版は全13巻。第1巻の刊行が1998年で最終13巻が2014年。足かけ6年の長期シリーズです。私が読んだ英訳版電書総

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読蜥蜴の毒読日記 24/3/22 ①

小説番外地 #1ウィリアム・ゴイエン  『息づく家』(1949)
“The House of Breath” by William Goyen(Dzanc Books 2014 電書版)

 私の2024年初読書はこの作品でした。
 1月に読了したのですが、余りも驚愕したため、長いことレビューを書けずにいました。 なにしろ今までにお目にかかったことがないほど、異様な表現方法をとり、そこに妥協がない小

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