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のびのびと広げてみよう

万物発ばんぶつはっして清浄明潔せいじょうめいけつなれば、此芽このめなんくさとしれるなり

暦便覧こよみべんらん


春の真ん中・春分を過ぎ、春の終盤である晩春に入りました。
清明とは「清浄明潔」という言葉の訳語。これは万物が清らかで明るく生き生きとした様子を表しています。春分から春の気が優勢となり、今まで冷たい地(冬の力)を打ち破ることに使われていた力が解放され、大気中へと広がっていきます。冬を耐え抜いた蕾が開き、地からは芽が出て、春爛漫という空気に包まれます。

生命力を気持ちよく開花させる清明の植物たちのように。
わたしたちも、のびのびと内にあるものを外へ広げてみましょう。

内にあるものが出てくるので混沌としやすい時は、苦味の春野菜をとる、片付けをする、日記を書くなどもおすすめです。内側から出てくるものを清めながら、新たな一年というキャンパスにのびやかに、晴れ晴れと広げられるよう整えていきましょう。


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