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十牛図のワーク・ 総集編|裏の畑Body work部

2022年4月28日〜2023年8月3日、シュタイナーの絵の教室「裏の畑」にて取り組んだ十牛図のワークの記録です。



●第一図

人生の折り返しである第一図。
ケンウィルバーの意識のスペクトルの説明とともに、後ほど登場するシンプルなワークと共に、行いました。

●第二〜三図

第二・三図では、仮面と影について学びながら、マインドフルリスニングという方法で相手にインタビューしたりされたりということを通じて、自分の中に「本音と建前」があることを発見していきます。どちらが良い、どちらが真実、というわけでなく、どちらも自分です。
それが、丁寧に話を聞いてもらうという本当にシンプルなワークを通じてやさしく実感に変わっていく時間でした。


●第四図

牛と牧人が対峙し、葛藤をする第四図。
仮面と影、外向きの自分(牧人)と内側の自分(牛)の間をへだてる〝エッジ〟をロープに見立てて、体を目一杯使ってダイナミックにワークしていきました。体感に勝るものなし!


●第五図

互いぶつかり合うことに疲れて、馴染んできた第五図。
初めてお互いを信頼し、共に歩むという姿勢が見えてきます。
この回では、相手に委ね、受け止めてもらうということを感じるワークを行いました。


●第六図

牛の背にのり、二人で第七図が表すビジョン(家)に向かって歩む第六図。
決して一つにはなれないが、わたしを突き動かす大きな力=自分の中の野生(牛)と日々を歩んでいきます。日々の繊細な調整力と直感に従うおおらかさが試されるこのフェーズを、わたしは「日日是好日モード」と呼んでいます。

●第七図

自分が辿り着きたい場所、叶えたいビジョンを表す第七図。
この回では、四大元素と絡めて箱庭療法的に自分だけの「サンクチュアリ」を作ってみました。立春の近くだったので、季節的にもぴったりなワークでした。

●第八図

第七図で牛と共に家(ビジョンや夢の象徴)にたどり着きますが、第八図ではその家を捨て、より広大な精神世界へ開かれていきます。ここは解脱を体験する段階と理解して、バイオグラフィワークを使った瞑想を入れました。個人的に好きなフェーズなので、ずいぶん長い回になりました。


●第九図

空の境地を知り、再び俗世(地球)へと生まれなおす第九図。
せっかくこの場・このメンバーでやるので、以前描いた創世記をもとに世界が作られていく様子を味わってみました。

●第十図

最後は、また第一図にかえって、紙を折るワークを行いました。
紙を折る人、それを見守る役にわかれてペアワークをします。とてもシンプルなワークですが、手を通じて体を通じて、他者を通じて、人生が大きな巡りの中にあることを感じられました。


一緒にワークしてくれた裏の畑のメンバーに心から感謝します。
写真提供:寺子屋てらこのゆかりさん。

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