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光と影をまっすぐに見つめる|裏の畑美術部

1月9日は、今年はじめてのシュタイナー教育の絵の教室「裏の畑美術部」でした。今まで、水彩の時間では、色彩によって広がる世界観を受け止めるような課題に取り組んでいましたが、この月からはデッサン。

どちらを描こうか話し合って、この日は球体を選びました

シュタイナー教育の美術の過程では、小学校の高学年から少しずつデッサンに取り組み始めるとのこと。物の正確な形や光と闇を識別する力が子供たちの中で育っているからでしょう。

実は、わたし、このデッサンというものに漠然とした苦手意識がありまして。「おぉ、ついに来たか・・」という心持ちだったのだけれど、本当はやった方が良いことの最上位にいつも上がってくるというのもデッサン。これは前向きに取り組んでみようという機会が訪れたのだなと思いました。

まずは周りにまとう空気を描いていく。この辺りがシュタイナー教育っぽいなぁ
真ん中に形が現れる
対象物をじっと見つめる時間
場所によって影と光の当たり方が違って、見え方も全く違う
わたしの位置からは逆光で、
影の中にグラデーションを見る力が試された気がします

まるで写経をするかのような、粛々と厳かな時間が流れていました。
多くを語らなくても、出来上がった絵を見るだけでその人の光と影の捉え方、世界を見つめるまなざしのようなものが伝わってきます。


続いてはフォルメンです。

この日は曲線のモチーフ
梅の花のように見えました


後半はわたしが担当するボディワーク部です。

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