さて、気を取り直して、引き続き後半を引用しましょう。
そうだね、 魂と言うのは、この川の流れというか、川の水みたいなものかもしれない。
最初のうちは、1本1本それぞれに名前がつけられた細い溝の中を水が流れてゆく。
その水も、澄んでいたり濁っていたり、速い流れだったり穏やかな流れだったりする。
ちょうど個人々々の魂も澄んでいたり濁っていたり、死に急ぐものもあればゆったりと長生きするものもあるように。
でも、いずれにしても、どの川の水もやがて合流して大河となり、さらに海へ注ぎ込んでいく。
だとすれば、魂たちも合流していくのかな?
そして、合流したとき、《個人性》っていうのは解消されちゃう?