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タイプ別 家事の考え方

家事は人生の一部


 家事は生きていくうえで必要不可欠な仕事です。人が生きていくには家事を必ずすることになります。ですが、家事を本人がする必要はないのです。今では、お金を払えば掃除、洗濯はもちろん、食事、洗い物、ゴミ出し、部屋の片付け、家事のあらゆることを誰かがやってくれます。
 大切なのは、誰かがやってくれることはありますが、家事はなくならないという事です。では、なくならない家事をどうすればストレスが少なくやっていくことができるか考察してみました。

家事のタイプ分類


 家事についての考えや取り組み方を4つのタイプに分けてみました。どのタイプが良いとか悪いとかを評価するものではないのでご留意ください。
 タイプ1 家事を誰かに任せている人は「経営者タイプ」でしょう。経営者は判断して、仕事を任せて、その仕事の責任を負うことが仕事です。家事においても、自分が生きていくための家事を誰かに任せ、自分では極力家事をしません。経営者は現場で働くことはほとんどないからです。
 タイプ2 家事を誰かと分担している人は、「従業員タイプ」でしょう。従業員は与えられた仕事をやり遂げることが仕事です。仕事をやり遂げるために周りの人と協調、連携します。従業員タイプは自分の仕事と相手の仕事の境界線を明確にしたがります。従業員タイプは損得勘定が好きだからです。
タイプ3 家事を楽しんでいる人は、「職人タイプ」でしょう。料理でも、掃除でも、納得するまで突き詰めていきます。このタイプは、人に任せることが苦手です。人にやらせても結局自分がやり直すくらいなら始めから自分でやったほうが良いと考えています。
タイプ4 家事をやりたくない、嫌だと思いながらやる人は「子供タイプ」です。子供は言われるとへそを曲げ、仕方なく勉強をします。このタイプは機嫌が悪い状態で家事をするので、やればやるほどストレスが溜まります。また、家事をできるだけ手を抜こうとします。

 自分や自分のパートナーがどのタイプなのか当てはまりますでしょうか。たった4つのタイプしかないので、どれも当てはまらない方もいらっしゃるでしょう。また、タイプ1と4の間かなとか、2と4だけど4の方が強いとか、中間的な方もいらっしゃるでしょう。
 それでは各タイプ別に家事をどうすれば良いか考えてみましょう。

経営者タイプの家事分担


 経営者タイプは、手を出さないが口を出す人です。食べたい料理や洗濯もの洗い方やたたみ方など細かいこだわりがあります。このタイプは、誰かにお金で家事をしてもらうようにしましょう。家政婦(夫)を雇うのもいいですし、洗濯はクリーニング店にやってもらうのもいいです。お金を渋ると経営者タイプのパートナーが家事をすることになります。経営者タイプを満足させられれば問題ないですが、うまくできない場合はプロに任せる選択が良いと思います。但し、お金を経営者タイプから引き出す課題はあります。

従業員タイプの家事分担


 従業員タイプは、私がこれをするならあなたはこれをやって、という具合に取引を持ち出します。自分だけ家事をすることが許せないのです。このタイプは、アメとムチが良いと思います。何も言わずに家事をしてあげます。そして、喧嘩にならない程度にプレッシャーをかけます。プレッシャーのかけかたは人によりけりですが、少し音を大きめにしながら洗い物をするとか、家事をする前に「よしやろう!」と独り言をいうとかも良いと思います。なお、プレッシャーを忘れると、家事はどんどん自分に増えていきます。

職人タイプの家事分担


 職人タイプは、周囲の人に強いストレスを与えなければ問題ありません。本人が納得するまで家事をやってもらえれば良いです。もし潔癖症かなと感じるようであれば、生活エリアを区分けしたり、使用する物のルールを明確化するなどお互いが安心して生活できるように工夫が必要です。

子供タイプの家事分担


 子供タイプは、その名の通り伸びしろが大きいです。子供はなぜ勉強するの?と質問するのは、勉強が面白くないから、解らないから、愚痴をいっているだけなのです。家事も同じで、家事の仕方が解らない、うまく家事ができないから、家事がつまらないと思っているのです。家事を学ぶ機会を作ることで家事のやり方が解ります。そうすれば家事は楽しいに変わります。せっかくなので家政婦(夫)さんや掃除のプロに来てもらい、家事を見せてもらうのも良いと思います。なお、面倒くさいを頻発する人や喪失感が強い人は問題は別にある可能性があります。お医者さんに相談することもありだと思います。
 

 いかがでしたでしょうか。私なりの家事のタイプ分類を述べましたが、読者の分類も聞いてみたいです。またタイプ別の分担もコメントでご教示くださると嬉しいです。

 最後まで読んでくださりまして、ありがとうございました。

#家事分担の気づき

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