会社員から学生へ（これは転職？）
転職の動機
他のNoteにも投稿していますが、私は３０年務めた会社を退職して、鍼灸師になるため医療専門学校の学生になりました。
転職した理由を纏めます。
一生働きたい。だけど会社員には定年がある。
この会社でやる仕事は自分の好きなことではない。
子供が成長したので気持ちと経済に余裕ができた。
鍼灸師というやりたいことが見つかった。
家族の理解が得られた。
趣味のマラソンを仕事に活かしたい。
会社では、燃え尽き症候群になった。
とことん嫌いな上司がいた。
「とことん嫌いな上司がいた」は、私の転職への気持ちを大きく動かす力になりました。
私は、嫌いな人に対していつも「そっとしておく、関わらない」ようにしていました。ですが、相手が上司なので、これが出来ず大きなストレスになっていました。私から上司に好意的な姿勢や態度を見せることはなく、当然上司もそのことは感じており、会話すれば怒鳴り声が飛んできました。私はその怒鳴り声をいつも聞き流していました。多分、周囲の人は相当気になっていたと思います。私はこのことを誰にも相談しませんでした。言えば、上司の悪口になりそうだったからです。
そのような状況もあり、このままこの会社でいいのか、本当にどうしたいのか考えました。
縁は突然に
思いを込めて受注した案件を上司は「結果よりもプロセスだから」と評価しました。私は、この言葉を前向きに捉えることは出来ませんでした。上司との関係は悪いままでは何をしても評価されないことがよくわかりました。そこから、仕事への思いが変わったと思います。
仕事への熱が冷めてから、自分のやりたいことは何か、あれこれ考えました。２年くらい考えていたところ、ぎっくり腰になりました。それを鍼灸で直した体験が、今後の進路を決めることになったのです。
鍼灸治療を勧めてくれた友人が、私の進路を決める縁だったのです。
縁は直感が大切
縁は、いつ現れるのかわかりません。そして、それが縁だと後から気づくことも多いです。
私は、人生のターニングポイントでは必ず良い縁がありました。それは、高校の進路を決める時、就職先を決める時、結婚相手と出会った時、大きな仕事を達成した時、マラソンやるきっかけなど全て縁によるものです。
全て共通して言えることは、直感を信じたことです。出会った人の一言を直感で判断していました。直感で、それは良い！それをやろう！と言い、行動していました。
縁を活かした転職
私は、縁とは人との出会いによって起こるものだと考えています。類は友を呼ぶと言いますが、正にこれです。自分の日頃の考えや行動が友を呼び、その出会いから縁が生まれるのです。
私は、医療専門学校の３年生の秋に就職活動始めしました。転職サイトに登録し５〜６社ほど就職先を紹介してもらいました。しかし、全て面接までたどり着けませんでした。少し焦りを感じてきたころ、学校の創立記念パーティのスタッフを募集していました。学校行事は積極的に参加すると決めていましたので、すぐに立候補しました。そのパーティー会場で、先生が先輩を紹介してくれました。先輩の務める会社の話を聞き、私はその会社で働きたいと感じ、その場で求人に応募することを決めました。しかし、その会社はいわゆるブラック企業と噂される有名な会社でした。
なぜブラック？企業に就職したのか
なぜブラック企業と噂される会社の求人に応募したのか、それはその会社で働く先輩の話を聞いてこの会社に就職したいと直感したからです。先輩の言葉に嘘や取り繕った感じはありませんでした。また、先輩も就職するまでブラックではないかと思っていたそうです。
クラスメイトに内定先を聞かれ、その会社を伝えると、強く反対されました。それでも、私の気持ちは変わりませんでした。火のないところに煙は立たないと言うように、ブラックの噂がたったことは事実です。いずれ噂がどうなのかわかるだろうと思っています。
私は、先輩との出会いが転職の縁だと思っています。前にも述べたとおり、人生のターニングポイントで必ず縁があります。
この縁をきっかけに話はスムーズに進み、冬休み前には内定をもらうことができました。
縁を活かす方法
私の縁を活かす方法は、直感をそのまま言葉にして、後は行動するだけです。これが縁を活かす方法です。
縁にはいい縁と悪い縁があります。直感で、何かしっくりこないと感じたらやらないことです。しっくりしないのに、我慢して話をきいてるといつの間にか直感を忘れてしまいます。これは悪い縁を活かしてしまいます。
そして、いい縁を引き寄せる方法は、自分はいい縁に恵まれていると信じることです。自分はいつもいい縁に恵まれていると思えれば、自然と感謝の気持ちが湧いてきます。神様、仏様、ご先祖様、そして両親へ自然と感謝するようになるのです。これが、良い縁を引き寄せる方法なのです。
最後に
トコトン嫌いな上司も縁です。私が仕事に対して、いい加減なところがありその結果、嫌いな上司を引き寄せてしまいました。ですが、この上司のお陰で転職に大きく舵を切ることができ、新しい人生を歩むことが出来ています。嫌いな上司は嫌いですが、恨みや憎しみはありません。
今では転職も珍しいことではなくなりました。それでも、転職は大きなイベントだと思います。転職の決め手は縁であり、そこで感じる直感を信じることです。多くの方が明るい未来に向けた転職ができることを祈念します。
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