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Duolingoから効果的に勉強をする方法を学ぶ

Duolingoの記事を以前書いて、これで魅力はもう書き尽くしたと思っていたのだが、不思議な巡り合わせで、(詳細にはYouTubeのアリゴリズムのおかげで)TED talksで最近でていたDuolingo CEOの話を聞いてしまったので、もう1記事書いてみることにした。

タイトルは「勉強にどうやってSNSと同じくらいの中毒性を持たせるか」。
今はまだ日本語のサブタイトルは出ていないようだが、きっとそのうち出ると思う。プレゼンも面白いので、一度聞いてみるのもいいかもしれない。



話の大まかな内容

最初はどうしてDuolingoを開発するに至ったか、Duolingoのゴールの一つとしている全ての人にどのように学ぶ機会を供給するかという話をしている。そこも素晴らしいし、おもしろいのだが今回はすっ飛ばして、どのように勉強に中毒性を持たせるか、という部分を話しているところを紹介したい。

彼が説明するにはこれらの方法は Instagram, TikTok, その他ゲームアプリなどでも使われている手法らしい。

1.ストリークをつける
何日続けたかを記録してユーザーに自覚させることで、勉強を続けることができる。1日やらなかっただけで、毎日続けた成果を水の泡になってしまうのは気が引けるのでなんとなくDuolingoをやりにアプリを開いてしまうのだ。これはスナップチャットでも使われている手法だが、ストリークを記録するということは、時としてその中毒性をスナップチャットのように批判されることもある。Duolingoはそれを逆手に取り、ただの友達との会話から対象に勉強をに変えて勉強に中毒性を持たせることができた。
ちなみに1番長い平均でDuolingoを続けている人の1番多い国は日本で、プレゼンター、Luis von Ahnの出身グアテマラのあるラテンアメリカは続けている人たちが1番少ないらしい。


2.通知をしてリマインドする
通知は時には面倒だし、スパムっぽくなってうるさいと感じることもあるだろうが、勉強アプリではこれが有効になる。なぜなら、勉強アプリを入れている人たちは勉強したいからだ。言い方を変えれば、リマインドをしてもらって勉強しない日を無くしたいからだ。かといって、Duolingoは勉強をしないと通知をいつまでも送り続けるわけではなく、7日後には通知を送るのをやめるようになっている。ちなみにこれが7日後に送られてくる通知らしい。
"These reminders don't seem to be working. We'll stop sending them for now."
「これらの通知は意味のないようですので、とりあえず今のところ通知を送るのをストップします」
英語ではこのタイプの言い方を "Passive agressive" というのだが、遠回しに勉強をしていないことを伝えてきて、かつ勉強していないことをを自覚させることによって、何となく、あ、だめだやらなきゃという気分にさせるというふうな感じだろうか。この通知を受け取った後、多くの人が勉強をしにDuolingoに戻ってくるらしい。


Duolingoの戦略から学ぶ他の勉強も続けれるようにする方法

この話を聞いてまず思いついたのは、Duolingoの戦略を分析して、自分の勉強にも取り入れると上手くいくのではないか、そしてその戦略を取り入れてみたい、ということだ。


1.まず手始めにストリークと通知をつける。
これはアプリで解決できる。私は「集中」のアプリを時々使っているのでこれに頼る。


2.1日、1週間、1ヶ月ぐらいのゴールを決める
ゲーム感覚でやっていくことは大切だと思うので、ゴールを決めていく。Duolingoでは1週間ごとや1ヶ月ごとなどにポイントがもらえたりするので、それと同じように、ご褒美なんかもあるといいのかもしれない。ご褒美の内容も要検討。


3.ゆるく友達とつながる
友達と繋がっていることは意外と励みになるので、別に交流はなくても、互いが頑張っているのをそっと見守るくらいの緊張感がちょうどいいのだと思われる。あまり競争を激しくしてしまうと、多分疲れる。


4.いろんな勉強方法を取り入れる
Duolingoは物語を読んだり、単語の勉強をしたり、翻訳をしたり、と様々な勉強の仕方を取り入れているのが飽きさせない工夫なのだと思う。特に私みたいな一つのことだけ集中してやると、毎日同じことばかりで退屈してきてしまうタイプの人だと、勉強も億劫になるので、本を読んでみたり、文章を書いてみたり、単語を覚えてみたりと、さまざまなアクティビティーを1日に取り入れた方が効果的になるのではないかと思う。


5.復習を効果的に取り入れる
なにを復習するか、というのはきっと自分の勉強している内容に合わせないといけないと思うが、私の場合はテスト勉強ではない勉強なので、普段学んでいることは意識して記憶していなくてもいいものが多い。でも、英語の単語や、論文の書き方など、テクニックに関するものは覚えて何度も反復していかないと身についてはいかないものなので、それらに関しては復習をしていかないといけない。効果的に、というと日誌をつけることが今までの経験からは効果が抜群だったように記憶している。


色々挙げてみたものの、勉強方法はそれぞれ人に合った最適な方法があると思っている。これらは私の経験してきたこととDuolingoからその戦略を学んだことだが、自分の好きな勉強方法や、自分にピッタリ合った学び方は自分で自分のことを知っていかないと分からない。そのプロセスは面倒だし、せっかく自分で作り上げた勉強方法がずっとこれから死ぬまで自分に合っているとは限らない。自分の人生のステップや、その日の気分、体力に合わせて、ジムでその日のワークアウトのプランを立てるみたいに決めていくのも悪くないと思う。






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