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都市伝説展が凄い

7/16 私は初上陸の北千住に降り立ち、胸を躍らせていた。
北千住マルイで開催されている「都市伝説展」に足を運ぶためである。

都市伝説展とは、怪談、UMA、UFOなどのオカルト、都市伝説と呼ばれるものの1970年代からの50年の歴史を振り返ることが出来る展示である。
企画に関わっている方々は錚々たるメンバーで、1人残らず私が尊敬する方ばかりだ。

私は、以前呪物展のレポートでも書いたが、中学生の頃から2ちゃんねるやYouTubeなどでひたすら怖い話や都市伝説などを楽しんで今まで成長してきた。
そのため、特に2010年以降のオカルト関係の話題などは身近中の身近、もはや友人のようなものである。
旧友に会いに行くような気持ちでマルイへ向かっていた。

6階へ上がると、Twitterで見たとんでもなく可愛いポスターが目に付く。
まずは見て欲しい。とても素敵だ。

都市伝説展の激カワポスター

楽しみな気持ちが一層強まり、軽やかな足取りで入場。
すると早速、都市伝説についての解説が登場する。元々展示を見る時は、人一倍時間をかけ、一文字も逃さぬようにしている私にはピッタリの展示だ。

解説は是非とも直接見に行って熟読してもらいたいため、ここでは各年代1つずつ写真を混じえ紹介していく。

70年代コーナーには、UFO、口裂け女、こっくりさん、ツチノコなどなど誰もが知っている超大御所都市伝説達が軒を連ねていた。
また、心霊写真のコーナーがあったり、でっかくてゲキ怖の口裂け女も立っていたりでもうワクワクが止まらない。

70年代で私が1番テンションが上がったのはこっくりさんだろうか。
誰もが一度は聞いたことがあるが、嘘か本当か真偽が曖昧な感じがたまらなく好きである。(都市伝説は軒並みそうだが…)
あの危険な香りと好奇心をくすぐってくる秀逸な設定は唯一無二の魅力だと思う。

こっくりさん

続いて80年代のコーナー。
ここでもテケテケ、人面犬、ミステリーサークルなど有名都市伝説が沢山だ。
人面犬になりきれるセンス抜群の顔はめパネルがとてもかわいい。(1人だったので恥ずかしさに負けて顔ハメ写真は撮らなかった。)

私が好きなのはテケテケである。
幼い頃、母からテケテケに似た、コツコツおばけというお話を聞いて絶叫した思い出が蘇ってきた。話し方やジェスチャーが怖すぎて震え上がったのは良い思い出だ。
テケテケのように上半身のみで猛スピードで向かってくる系の話はかなり種類があるようで、人が恐怖感を覚える物の共通点がここにはあるように感じる。

人面犬の顔はめパネル

お次は90年代。
ノストラダムスの大予言、学校の怪談、パワースポット、犬鳴村など、世間を騒がせ、今も人気のあるものばかり。
個人的には犬鳴村の入口にあると言われている例の看板が再現されていたことに大感動した。

ここで一番ニヤニヤしたところはやはり犬鳴村のゾーンだろうか。
中学時代抑えられぬ好奇心のままに、熱心にネットで犬鳴村について調べていた。
解説にも記載があったが、話自体はデマでも実際に土地は存在していて、どこまで嘘で本当なのか考察や想像が捗るという所が非常に魅力的である。

犬鳴村入口の看板

そして2000年代。
もうここからは私の友人くらい身近な都市伝説達が続々登場する。
八尺様、くねくね、スレンダーマン、コトリバコ…もう知らないものは一つもない。
密かに私の青春時代を彩ったものばかりだ。
また、心霊ビデオを見られるコーナーもニコニコだった。昔見た事のある映像ばかりが流れており、小さな頃から夏の心霊特番を薄目を開けて見ていた記憶が蘇る。

この錚々たるメンバーの中で取り上げるとしたら、くねくねだろうか。
私はかなりの田舎出身なこともあり、2ちゃんねるでよくある「夏、田舎に遊びに行った時に遭遇する怪異」が、私の場合は実家付近で出てくるような気がしてならなかった。
家の裏は田んぼが広がっていたため、くねくねの話を読んだあとは、何となく家の裏からもくねくねが見えてしまうのではないかと怯えたものだ。

くねくね

次は2010年代。
事故物件、マヤ暦に基づく人類滅亡の予言、フリーメイソン・イルミナティ、MOMOチャレンジ、きさらぎ駅など、記憶に新しいものや、現在のオカルト界を支える要素などが盛りだくさん。
よく見ていた有名な番組でかなり聞いたことがあるものもあり思わずニヤニヤしてしまう。

ここではきさらぎ駅を取り上げる。
最近映画にもなっていたきさらぎ駅だが、こちらももちろん私は当時ネットで見てゾワゾワしていたものの一つで、懐かしさを感じる。
電車に乗っているだけで突如として異界へ連れていかれてしまうという、避けられない恐怖感がとても楽しい。
きさらぎ駅の看板が再現されていたのだが、地元の最寄りの無人駅にも似たような古びた看板があるため、異界に有るまじき安心感を覚えた。

きさらぎ駅


これまで40年を振り返り、遂に私は2020年代に到達する。
※ここからは私の田中俊行氏への大きな愛が溢れてしまうかもしれない。予めご理解の上、先に進んでいただきたい。

2020年代になると、実話怪談ブーム、呪物、アマビエと、まだ3年しか経っていないにもかかわらず何と内容の濃いことか。私の大好物ばかりでヨダレが出そうだった。

実話怪談に関しては、かなり鮮度の高い情熱があり、現在進行形で実話怪談収集をしているため、解説に共感すら覚える。解説の上に掲載されている写真には名だたる怪談師の方々が写っていた。もちろん田中さんも写っていてにっっこにこだ。収集モチベが上がった。

呪物に関しても、祝祭の呪物展2を見に行ったばかりだったため、もうアチアチである。
呪物展で一度見た呪物とも再会を果たし、初見の呪物にも会うことが出来て、大興奮大感動でバシャバシャと呪われたアイテムの写真をスマホに詰め込んだ。
ここでは田中さん所有の、大好きなチャーミーを見て欲しい。んんかわいいっ!!
(真正面だと、もしかしたら怖いと感じる人もいるかもしれないので、可愛らしい髪飾りが見える角度からの写真にする。)

チャーミー

少々熱くなりすぎてしまった。失礼しました…。

こうして私は都市伝説展を隅から隅まで満喫し、かつてない満足感を抱きつつ物販コーナーへ進む。
物販ではUMAのソフビや企画へ参加している方々のアクスタなどトンデモ可愛いアイテムが沢山買える。
その中でチャーミーのキーホルダーとランダムアクリルキーホルダーを購入した。
そして、けしからん事に私はまだ田中さんの呪物蒐集録を購入していなかったため、合わせて購入し、晴れて田中さんハッピーセットが完成した。
帰宅後、ランダムアクリルキーホルダーを開封すると何とルクちゃんが出てきてくれた。きゃわ〜〜
ルクちゃんは都市ボーイズはやせさん所有の、ルクテープというタイのお人形さんで、子供の魂が宿っているという。とっても愛らしいお顔をしている。
つまり神引きをしたということだ。やったね。

田中さんハッピーセット

ここまで好き放題都市伝説展の感想を述べてしまったが、魅力は伝わっただろうか。
少しでも都市伝説や不思議なものに触れたことがあったり、興味があったりしたら絶対に楽しめる最強の展示だと思う。
7/15~8/13、北千住マルイにて開催しているので、お時間がある方は是非とも足を運んで欲しい。

最後に、この素晴らしい企画を立ち上げ運営してくださっている全ての方々に感謝申し上げます。
また、制作協力で参加されている、吉田さん、田中さん、角さん、都市ボーイズさん、中沢さん、株式会社リンクファクトリーさん本当に本当にありがとうございます。
これからも皆様のご活躍お祈りしております。
またこういった機会があったらどこまでも行くので是非よろしくお願いします!!

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