ゴリゴリの毒親育ちの、元放置子の私はただいま育休中です

#自己紹介

私は、両親ともに毒親、姉2人も毒姉であるゴリゴリの毒家族育ちです。
私の身分は最下位なので、家族中から虐待を受けていました。そのことに気づいたのは、33歳くらいです。

変わった苗字の町医者の娘として産まれたので、何もしてなくても普通の家庭の子よりも目立っていました。
小５くらいから、父親が発狂じみたようになり、毎夜大声で怒鳴り暴れ、仕事をすることをやめました。
そのことが原因で患者さんは激減。
きっと、周囲からは“やぶ医者”と後ろ指さされていたことでしょう。
地元から離れた場所で、転職を３回しても、「町医者の子？」と即身バレ。
結婚して苗字が変わるまでは非常に生きづらかったです。
毒親育ちなので、トラブルメーカーな私はどこへ行っても、職場の人に目の敵のように接せられました。
私は上手く立ち回れないのです。
その間も、毒親には足を引っ張られたり、脅されたりしました。
この頃は、恋人なども何人かできましたが、長続きせず、ろくな目に遭わず…暴力を受けストーカーにあって警察沙汰になったりもしました…。
毒親育ちは、社会に出てからもすごく苦労するのです。周りと馴染めないのです。

婚活もかなり苦戦して、結婚相談所に入会して、２ヶ月ちょっとでスピード結婚しました。
今思うと、早すぎ。もっと色々確認すべきことはありました(笑)
ただ、幸運にも夫となる男性は“普通の感覚のある常識と思いやりのある人”で、義両親もとても理解ある良い人でした。
この時を機に、毒姉と絶縁。
夫は、“自然では子どものできにくい体”でした。それをどのタイミングで聞いていたか覚えてないのですが、子どもを望んでいた私は、特段問題視しませんでした。
入籍して半年後にはすぐ妊活を開始。
まずはタイミング→人工受精(２～３かい)→顕微鏡受精とすぐにステップUP。
２年半ほどの不妊治療を経て、昨年の夏に待望の我が子を出産。
不妊治療は長く長くつらいものでしたが、比較的私は前向きに果敢に取り組んでいました。
この2年半で、夫から真っ当な愛情を注いでもらい、私の枯れ果てた心を愛情いっぱいにしてもらったような気がします。

この時にはすでに毒親とも絶縁済みでした。
産後１ヶ月は、義実家でお世話になりました。
義母は気遣いのできる聡明な良い人なのです。
１ヶ月間は、義父、義母、私、赤ちゃんの４人暮らしでした(笑)夫は仕事終わりに夕飯を食べて、お風呂&就寝は自宅でした。
この１ヶ月間で、“普通の家族の穏やかな時間”を経験したおかげで、赤ちゃんを穏やかに育てられているような気がします。
毒家族育ちでしたので、喧嘩と怒鳴り声しか聞いてない私にとって、家族での優しい普通の時間を１ヶ月間味わったことは大きな財産でした。
義母の美味しい手料理を、家族で食卓を囲んで食べる。夜は、怒鳴れることもなく静かに眠る。赤ちゃんが泣けば、皆であやすことも。
産まれてきた赤ちゃんを「かわいいかわいい」と無条件にかわいがってくれる義両親。
自宅へ帰った後、夫は念願の奇跡の我が子をお風呂にいれたりミルクをあげたり、寝かしつけの抱っこをしたりとかなり育児をしてくれています。
何度も諦めかけた我が子、目に入れても痛くないので、夫は毎日とても幸せそうです。
その姿を見ると、「こんなろくでもない非常識な私でも、私の産まれてきた価値はあったかな」と心の中で思うのです。

年始では大きな地震があり、毒母&毒姉と数年振りに連絡をとると、毒母は「迎えに来てほしい」と、赤ちゃんがいる私に危険なお願いをしてきました。苦悩の末、それはお断り。
遠くから毒母を見守ることにしました。
私には命をかけても守る赤ちゃんがいるので。

最近の我が子は、超あまえんぼちゃん。
ママかパパのお腹の上に乗らないと、熟睡しません。８キロもあるので重い…でもかわいい！

この子がどんな大人になるのか成長が楽しみです。
入園式と卒園式、小中高の入学式と卒業式が楽しみ！
もしも、素敵な人と結婚したら…
とにかく幸せになってほしい！

簡単ではありますが、毒家族育ちの私ですが、必死に私なりに愛情を注いで子育て真っ最中です。
我が子の幸せを祈りながら、毎日穏やかな時間を過ごしながら。