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【読書と私】

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読書感想ならびに、その本を読むに至ったエピソードなども含めた本や著者に関した話です。
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記事一覧

【読書と私】⑪本心/平野啓一郎:小説の面白さを堪能する一冊

平野啓一郎さんの本を何冊か読んでいた。普段見ない漢字のことばがあって小難しそうな印象が一…

【読書と私】➉ノルウェイの森(再読):30年越しの郷愁と検証

タイトルはサバ読んでます。30年以上経ってますが、何となく数字の切れが良いところにおさめ…

【読書と私】⑨『静かに生きて考える』森博嗣:メンテナンスを楽しむ日々へ

出先で、読むのに購入した本です。その時は沢木耕太郎の対談集と迷ったところ、どっちが良かっ…

【読書と私】⑧『私とは何か「個人」から「分人」へ』:私の中で概念とラベルが格闘中

「分人」という言葉を初めて知ったのは、もう半年前になるドラマについて語るYouTubeだった。 …

【読書と私】⑦『はりねずみかあさん』:“お母さん”を支える絵本

絵本って、大人も楽しめますよね。むしろ、大人の方にひびくようなものもある。そんな絵本の話…

【読書と私】番外編:作家ソムリエ?してみた

自分の読書記録を作りたいと思い【読書と私】として、これまで6つほど記事を上げてみました。…

【読書と私】⑥森絵都/『出会いなおし』を楽しみたい作品たち

最初に読んだ森絵都さんの小説は『みかづき』。 本来はそれを再読して記事を書きたいと思っていた。   * 『みかづき』は、なかなかの厚さで読み応えがあった覚えがある。 本職ではない用務員の男性が、教える才があり、放課後に勉強を教えるところから始まって、縁から塾で教えることになる。個人塾、大手塾等も含めて、「子どもの勉強を支える」状況と、結婚、出産、子の世代になっての話が交差して、教育のことでこんな風に小説が描けるんだという感嘆と、家族のことが壮大な大河ドラマのようにも感じた

【読書と私】⑤マチネの終わりに:単行本で読む理由

序 読むきっかけ 平野啓一郎氏の本を似たようなタイミングで2冊読んだ。(『本の読み方 …

【読書と私】④死刑について:平野啓一郎著/赤の他人の言い分について思索した

GWに入る最中、重いテーマかもしれませんね。連休中には「憲法記念日」という日もあるし、日…

【読書と私】③本の読み方 スロー・リーディングの実践:能動的に取り組む学習参考書

この本を読もうと思ったのは、この記事がきっかけでした。 この記事の前に、u1…さんの他の記…

【読書と私】➁傲慢と善良:人が次のステージに向かう時の課題

娘が進学に伴い引っ越すことになった。転居には私も同行。荷造りをしながら、玄関を通ると紙袋…

【読書と私】①舟を編む(再読) :仕事の継承について思った

 読書感想文って小学生の時に書いてからなかなか書いていない。小学校の時の読書感想文はあら…

読書の振り返り~回顧したら繋がりみつけた。〜

伽羅さんの記事(その元となった 茶ぶどうさんの記事と)を見て、私も読書遍歴たどってみよう…