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~家電にも心がある!?~

私、前々から思っていたことがあります。
電化製品にも心があるんじゃないか…と。

急にファンタジーな事を言い始めたので、ヤバい奴と思われそうですが
いたって真剣そのものです。
(それが本物のヤバい奴なのでは??)
という声もあるとは思いますが。。。

今回は、私がそう思った経緯についてお話します。

ケトルの最期…

 我が家には、毎朝コーヒーやお茶を入れるために使っている赤いケトルがあります。

なぜかその日はケトルを見るなり
(あ~、ちょっとくたびれてきたなぁ)
と、思い
主人にコーヒーを出しながら、こう話しました。
「ケトルがさー、別に壊れてはないんだけど、ちょっとくたびれてきたよね。」と。

すると、その2、3日後
赤いケトルは、うんともすんとも言わなくなりました。

それだけだと、もう壊れそうな時期を私がなんとなく察したんじゃないの~??
と、思われるかもしれないので
もうひとつ例をあげます。

洗濯機の最期…

我が家は、4人家族です。
子ども達がまだ小学生や中学生の頃は
洗濯物の量も汚れの破壊力ピークでした。

野球少年が2人
その野球チームでコーチをしている主人
その3人が毎回泥だらけの洗濯物を大量に出すのです。

1台目の洗濯機は8キロのものでしたが、毎日3~4回洗濯機を回すので標準使用期間は7年とされていたのに、4年で壊れました。

来る日も来る日もムチを打ちながら使用していたので、壊れてしまったのはもはや運命。

(うちの洗濯機は消耗品なのか)
という、考えにいたりました。

そして、消耗品ならば高くていい物じゃなくていいのではないか…という考えのもと
2台目は7キロのお手頃価格の物にしました。

確かに、1台目の8キロに比べると、1回の量が少ないので回数をこなさなくてはなりません。

でも、お手頃価格だし~消耗品だし~
と思っていたので、破壊力抜群の汚れ物もジャンジャンガシガシ洗っていました。

2台目も4-5年経ち、主人と長男は野球を引退しました。しかし、いよいよ来年度からは次男の高校野球がスタートします。
汚れ物を出す人は3人から1人へ減るけど
きっと洗濯物の量と汚れは増えるに違いない。。

ある日、ふと洗濯機を見つめながら
(大きい洗濯機なら、1日の洗濯の回数を減らせるな…)
なんて、思ってしまったんです。

すると、次の日に脱水が出来なくなり、そのまま壊れて使えなくなりました。

恐怖の毎日

赤いケトル、2台目の7キロの洗濯機と続いたので、電化製品にも心があるんじゃないか
と、思うようになった私は、下手に電化製品への文句が言えなくなりました。

新しい◯◯が欲しい!なんて思ってしまった日には、まだ元気に使えている物が急に壊れたり…
そんな事になっては困ります。

実は大きな声では言えませんが
我が家のオーブンレンジが最近ちょっと調子が悪いのです。急にエラーで止まってしまいます。

ここで私が、新しいオーブンレンジが欲しいと思ってしまったら最後です。

なので、エラーで止まってしまった時は、「頑張れー」とオーブンレンジに声をかけて再びボタンを押すようにしました。すると、正常に働きます。

電化製品に声をかける、応援するなんて
(やっぱりヤバい奴だった)
と思われそうですが、ヤバくて結構。

こうやって今noteに書いてしまっていることすら、オーブンレンジにバレていないか気が気ではありません。

さいごに

今、便利な物があふれている世の中です。
新しい機能が付いた新製品が次から次に発売されます。

そんな魅力的な新しい物に誘惑されて、すぐに欲しいと思わずに、今自分たちの周りで頑張って働いてくれている物に目をむけてください。

「見た目がくたびれてる」と言われて、スネて壊れた赤いケトル。
容量が大きい洗濯機に、私の心が揺れてるのを察して自ら壊れた2台目の7キロの洗濯機。
応援されると、はりきって働くオーブンレンジ。

何だか、人間らしい心があるような気がしませんか?



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