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自分の無神経さに慣れることは出来ても、他人の無神経さに慣れることは出来ない、テヘランの小林幸子、一寸先は闇、俺の麒麟にも似た精液、竜騎士ガイア、

五月十七日

先生の大学での講義は立派だったというが、先生は一部の著述も残さずに 世を去られた。好きな書物を読んでいれば、先生はそれで満足だった。楽しい読書の時間を割いてまで、著述に従事する気持にはなれなかったのであろう。先生の蔵書は、今M図書館の蔵に帰している。

森銑三『新編 明治人物夜話』「S先生と書物」(小出昌洋・編 岩波書店)

午前十一時三五分。玄米緑茶、柿の種チョコ。横になって寝ようとすると腹痛がして便所通い数度、というのは自分あるあるだが、まさにそれのせいでやや寝たりない。十六日に三万四千円のうちまずは一万円を返すと自分から言っていた爺さんがきのう返しにこなかった。こっちから訪ねるとごにょごにょバカ面で弁明。ほんとうに忘れていたのか、覚えていたけど何らかの事情で一万円が手元になかったのか、分からない。クズ度の高い年寄りというのはいざというときは約束を忘れたふりをしても許されると思っている。たぶんいままでそうやって生きて来たのだろう。殺意こそ覚えなかったが(むかし散々覚えたから)、もうこいつとはあまり関わりたくないと思った。むかし兄弟から絶縁状を書かされたというだけある。クズというのは死ぬまでクズなんだな。ごく陳腐なことを言うようだけど、子供のころ、大人というのはがいしてそれなりにしっかりした存在なのだと信じていた。じっさいこの年になってみると、自分もふくめほとんど大人はクズだということが分かる。体だけ大きくなったガキだ。俺の眼から見ると九割以上はクズだ。人に金を借りてまでタバコを吸うようなやつはクズのなかのクズだ。一日三十箱くらい吸って死んで欲しいね。きょうは不機嫌だから荒れてるぞ。「ご飯はまだか」と言われ腹を立てた妻が76歳の夫を刺殺したという清々しい事件がさいきん大阪であった。世の夫の大半は頭が不自由なので、こういう報道に接しても、「殺されてないだけありがたい」なんて思えないのだろうな。いつかオイラの母親がオイラの父親を殺さないか心配。オイラの弟の妻がオイラの弟を殺さないか心配。まあそうなったらそうなったらで面白いんだけど。クズ男と結婚する女も女なんだよ。当たり前のように結婚するやつらと子供つくるやつらは知能検査受けた方がいいよマジで。俺がいまいるのは蒙昧砂漠。あなたがいれば、あなたがいれば、日はまた昇る、この蒙昧砂漠。きょうは天気が好くてバナナフィッシュと長距離散歩に最適の日なんだけど、大人しく図書館に行こう。そういえばきのうアディダスの靴下を履いた可愛らしい男子学生が隣の隣の椅子で顔を天井に向けて寝ていたわ。しかも口をあけて。老人がこれをやってても汚いだけで、口のなかに巨大ナメクジでも押し込んでやりたくなるだけなんだけど、若い男だとむしろ歓迎しちゃう。写真撮っておけばよかったわ。もっと視姦しておけばよかったわ。本を読むことで俺は「正気」を取り戻す。頭の悪い人間との関わりに神経を使わないですむから。ウォーリーになりすましたマンモスを探せ。ガトリングペニスの夕焼けあるいは百年の孤独。ジャンポール猿鳥合戦。バカハシンデモナオラナイ!! 昔日のマグカップ。茶渋の闇に溶けるお前の涙、涙の谷。≪人生≫は涙の海。そーか学会。ひゃっはー、人類爆殺。

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