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左利き INTJ による直感(直観)の解釈

■INTJ・Seグリップ 絶賛暴走中

16種類性格タイプ診断のINTJを自認している私は、いつも頭のなかのあれこれ(興味が広がらずいつも同じテーマです)を考え巡らしています。  

このところ、仕事のこと、家族のこと、一切合切重なって、頭の中はとっ散らかって、Niによる作業の見通しが全くもって機能停止状態です。そうなると現実に圧倒される感覚に陥ってしまいます。Fiのネガティブ感情が先走り、早朝覚醒するし、ToDoリストは反芻するし、頭は働かず仕事の能率は下がるばかりだし。すると、無性にジャンクフードが食べたくなり、インスタントラーメン、ドーナツ、アイスクリームについつい手が伸びる始末。いわゆるこれがINTJのグリップ状態。まさにSeが絶賛暴走中のありさまです。                                             

■「左利きのわたし」自己肯定感応援キャンペーン発動            

そうゆうわけで、現実逃避でスマホのネット記事を漁っていると、ふと「左利きあるある」の記事が目に留まりました。習字の授業は地獄、太字マジックでは均一に字が書けない、ボールペンがすぐ壊れる(筆圧が強いからかな?)というエピソードを読み、小さい頃から左ききのために屈辱的な思いをしてきた私は「そうそう、あるある。」と激しく共感してしまいました。                  

私が左ききネタにそそられるのは、自身の自己肯定感に下駄を履かせるためです。これまで自分が左ききで不便な思いや失敗したことはたくさんありますが、それでも左ききであることは自分のアイデンティティであり、固有性を示す一種の心の拠り所なのです。                             

■左利きと直感(直観)について                          

さらに現実逃避で、左きき者の応援本の決定版、加藤俊徳氏著、「1万人の脳を見た名医が教えるすごい左きき」という本を前に読んだことを思い出し久々に読み返してみました。                                  

ちなみに、左脳と右脳について、こちらの本からざっくり引用すると、人の大脳は、左脳と右脳に分かれており、それぞれ役割分担をしています。左脳は主に言語情報(言葉や数字)の処理に関わっており、右脳は非言語である画像や空間の認識を担当していることが明らかになっています。また、体の運動は右半身は左脳の運動野が、左半身は右脳の運動野という部位が司っているため、左ききの人は左脳と比べ右脳がより活発に働いているそうです。これらから、左ききの人は右脳に特徴的な機能を得意とし、それらの機能をより多く用いる傾向があるということです。       

次に、文中より、左ききと右脳、直感に関する記述を一部、引用します。                                        

直感の正体は、脳にストックしてある知識量や情報量を、自分では意識できないほどの高速で回転させて得たアウトプットだと言えます。      
つまり直感の精度を上げるには、そもそものデータ量を増やすことが、最も大切です。

私は、「直感」とは意識で覚えていない膨大な情報を蓄えている脳のデータベースから、精度が高く、より正確な情報を選択して導き出された結果だと考えています。                                   
ここで右脳と左脳が扱う情報の違いを説明しましょう。              
右脳は、モノの形や色、音などの違いを認識し、五感にも密接に関わっています。一方で左脳は、言語情報を扱い、計算をし、そして論理的、分析的な思考をする機能を持っています。                            
つまり、右脳は、視覚や五感をフルに活用した、言語以外のあらゆる情報を無意識のうちに蓄積している巨大なデータベースです。               
そのため、常に左手から右脳に刺激を送り続けている左利きは、膨大なデータからベストな答えを引き出す直感に優れているのです。

(左脳と右脳と)最も大きな脳の使い方の違いは、右利きは主に言葉で情報をインプットするのに比べ、左利きは「目でとらえた情報をイメージで記憶する」傾向が高いことでしょう。                            
言語を扱う左脳は、情報を一つ一つ、ゆっくりと理論的にとらえてゆきます。一方で右脳は、カメラのシャッターをきるように、全体を瞬間的にイメージで保存します。

すべて「1万人の脳を見た名医が教えるすごい左きき」より

脳内科医である著者の加藤俊徳氏は、左利きと右脳の働き、そして直感や記憶との関係性を上記のように説いています。これらについて、私なりの見解をもう少し噛み砕いて述べてみたいと思います。                      

■左利きの映像記憶について                 

確かに、左利きである私は何かを記憶するとき、その情報を映像や一連のエピソード、物語として記憶に留めています。各種お便りや公的文書の類も、字面でそのまま覚えるのではなく、目で文字を追いつつ、同時に映像を浮かべて内容を理解するようにしています。

少し脱線しますが、最近、「本田式認知特性」という、物事の記憶や情報処理の仕方において、どの感覚を主に用いるかによって視覚タイプとか聴覚タイプなどそれぞれ適した方法や特性があることを調べた概念があることを知りました。この話を知るまで、誰もが、私と同じように記憶するものだと思っていたので、個人差があることは意外でした。また、内容を一読して私は視覚優位者だとすぐにピンと来ました。                        

■映像記憶の情報量の多さが直感(直観)を呼ぶ                

映像記憶の利点として、情報の意味や概念が固定されやすい文字による記憶、処理より、映像記憶のほうが、引きの映像によって情報の全体や大枠をざっと捉えられる分、情報の解釈の余地が大きく、多くの可能性を生み出せたり、その後の展開も拡げやすくなります。反面、脳内のイメージに頼る点では、詳細の正確性に欠け、主観に偏ったり、事実との相違に繋がりやすい欠点もあると思われます。

一度記憶した事を思い起こす際、文字ではなく映像やエピソードで思い起こすと、そのあとの想像も容易に展開させやすく、ファンタジーな空想から狂気じみた妄想まで軽々とイメージを発展させることができます。更に、日頃から映像で記憶することに慣れ親しんでいると、「今、ここ」に無いものであっても、想像の力を借りて脳内に出現させることが出来るようになります。果てしなく遠い場所の出来事とか、まだ見ぬ未来の世界を脳内で創り上げ、疑似体験(あくまで主観的体感に過ぎませんが)することができます。              

さらにもう1つ。映像記憶が直感(直観)を生み出す手掛かりになることにについて。映像記憶はデータ化して大量に保存しやすいため、データの要素の一部だけを抜き出したり、情報量の多さによる解釈の自由度から、異なるもの同士を関連付け1つの可能性に集約させたり、複数のアイデアへ拡散させることが容易です。かねてから感じてきたことですが、やはり視覚情報と直感(直観)とは関連性が非常に高いように思います。                       

■INTJと左利きと私                      

左利きは右脳が活性化されているとか、映像記憶はひらめきや直感に関わる等、左利きにとって嬉しいことがこちらの本にはたくさん書いてあります。しかし、そうは言っても、結局のところ、文字情報のみでモノを覚えたり理解することが苦手なため、映像やイメージで補っているだけとも言えるわけで、主観的映像のため勘違いや思い込みも多数発生したり、細かい事柄になると頭がフリーズすることもあり、左利きだとか右脳活性化や映像記憶が利点ばかりではないことは冷静に捉えなければならないところでもあります。何だかんだ言って個人差だと言われればそれまでですし…。

とまあ、自分を諫める如く、上げたり下げたりしていますが、とりあえずSeグリップ状態の私にとっては、左利き者を全面的に応援してくれる本に乗っかって、気持ちをポジティブに切り替え整えてゆくことが大切だと感じた次第です。また、もし私が右利きであったなら、右脳より左脳がより活性化されるため、もっとTe強めのいかにもなINTJだったかも、なんて考えたり…。ひとくちにINTJといっても、人それぞれ、傾向も様々なので、脳の機能の違いが性格傾向に影響していると仮定するとたいへん興味深いですよね。        

長々と書き連ねましたがお目通しをいただき有難うございました。                                     


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