見出し画像

40代このまま終わってたまるか

女性は家庭を持つといくつかの役割を担うようになり、
肩書きも増える。

妻や母、中には代理父親の役割を担う女性もいるだろう。
ご近所さんからは奥さんと呼ばれたり、〇〇ちゃんのママと呼ばれることもありバリエーション豊富だ。

ただ、時々そんな肩書きひとつもいらなくて、
つい子供の前で、私はお母さんて名前じゃない!
って見失いそうな私という存在を大人気なく
精一杯子供の前でアピールする。
自分が一人の女性であることを見失う。
仕事をしている時は、奥さんと呼ばれることもないし、〇〇ちゃんのママと呼ばれることもない。
決して母親や妻を放棄しているわけではなくて、母、妻、私の切り替えが上手にできないんです。

最近ごく普通の会社員だった友人が占いを副業にし始めたら先生なんて呼ばれ始め、周りの友人もサロンを開業したり、フリーランスで仕事を始めたりと彼女たちなりに女性の本質的役割をこなしながら、それぞれに「私」を取り戻そうと長年勤めた職場を去り、独り立ちしていく。

この間ヨガの体験に行ってきたんです。
そしたら、先生から一番近い場所が用意されていて10数名いるであろうスタジオのど真ん中の一番前。
逃げ出したかったんですけど、先生がキラッキラの笑顔で
「良くも悪くも皆さん自分のことしか見てないので大丈夫ですよ。」って言ってくれた。
心の中で何かが弾けた気がした。
他人の評価を気にしすぎるあまり、やりたいこともやるべきことも、何をすればワクワクするかも分かっているのに、前に進めなかった自分を後押ししてくれたのは初めて会った人の何気ない一言で、ほんと人生って何が原動力になるかわからない。

体が硬すぎて鏡に映る自分の姿が滑稽だったけど、今目の前にいるのは、ヨガウエアが似合う自分をワクワクニヤニヤしながら想像している紛れもなく「私」でした。

#新生活をたのしく

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?