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核からのサバイバル。プレッパーのススメ ~自宅簡易シェルター化編~

核攻撃や原発事故が起きても被害が及びにくい場所に住む。
これもまた放射能災害から生き残る重要ポイント

核攻撃というのは、核を打ち込む価値のある場所に行われる。
核ミサイルというのは高額だし、数に限りがあるので、攻撃場所は念入りに選択されて行われる。
なので、核が撃ち込まれにくい場所に住居を構えよう。

場所

軍事施設、政治施設、エネルギー施設、工業地帯、通信や交通インフラ、物資集積所などが最重要ポイントなので、まずはこういうのが周辺にないところとなる。
かといって、ド田舎だと、逆に近所に原発があるなんて本末転倒な事態もありえる。
また行政がショボイと救援や情報が遅れたり不充分なこともありえる。
なので大都市の衛星都市あたりだろう。
放射性物質を含んだ霧は長時間漂い、洗い落とすことも大変なので、川や海、湖や池などが近場にないことが望ましい。
「みせしめ」のために都市ごと吹き飛ばす大型核を打ち込まれる可能性もあるが、そんときは一瞬で消滅できるのであきらめよう。

住居

5-6階程度の中低層マンションがよい。
その3-4階あたりの中央の部屋。要は建物の真ん中あたり。
放射線を防ぐには質量、密度のある物質が一番効く。
建物の中央なら他の階の壁や床、さらにそれらの部屋の家具が放射線からの防御壁になってくれる。
ベランダや廊下などが手薄になってしまうが、一軒家でも同じ。
また、マンションだと水は屋上のタンクに貯められ、各階に配水する場合が多い。
これだと水道が止まってもタンク内の水が供給されるので、自宅に貯水する時間を稼ぐことができる。

住居改装

最初の72時間を切り抜けるための準備を。
賃貸マンションでもできる改装程度でも、耐核性能を上げ、簡易シェルターとすることができる。
いくつかは「対花粉」に通じるので花粉症対策と言っておけばよい。

ロールスクリーン設置

ベランダや窓の外にロールスクリーンやシャッターを設置する。
対放射線には気休め程度だが、放射性物質が住居に吹き込んでくるのを防ぐことができる。
特に爆発の後にくる「黒い雨」が住居に吹き込んでくるのを防ぐのは重要。
爆発前に展開できれば、初期の衝撃波や熱線を多少は緩和してくれるかもしれない。

窓の二重化

ガラス窓の枠にフィルムを張り付けたり、枠を設置してもう一枚窓をつける。
対放射線には気休め程度だが、放射性物質が住居に吹き込んでくるのを防ぐことができる。
初期の衝撃波でガラスが割れたりしても、穴が開いて空気が入ってくるのを防げるし、窓がもう一枚あれば補修の時間を稼げる。

換気口

サッシなどの上部に換気用の小窓がついている場合はラッキー。
ここに空気清浄機などに使われる高性能なエアフィルターを貼ることで、放射性物質の侵入を防ぎつつ、換気ができる。
換気窓がなければ郵便受けや換気扇口などに貼ろう。
フィルターは「HEPAフィルター」というものを選ぶ。
実際の核施設でも使用している規格のフィルターで、これ以上の性能のものは一般人では手に入らない。
できれば表裏両方から貼ろう。蛇腹状に折り畳んで貼ると表面積が増えるので防護性能アップ。
開口部を下に向けたカバーがつけられるとなおよい。
新聞紙等を丸めて網袋などに詰め、このカバーの開口部などに詰めてもいいだろう。
段ボールなどで吸気ダクトを設置し、丸めた新聞紙やシュレッダー屑などを網袋に入れてダクト内に詰め込めば最高。

窓にカーテン

カーテンを遮光性、遮熱性の高いものにする。
対放射線には気休め程度だが、窓が明るいと「人がいる安全な場所がある」というのを知られて、避難民などが逃げ込んで来ようとするのを防ぐ効果もある。

玄関にビニールカーテン

外出して戻ってきたときに玄関から放射性物質の侵入を防ぐ。
のれんのようにぶら下げておこう。数枚あればなおいい。
ビニールひもをほぐして下げるのもよい。
静電気で体にまとわりつくが、これが微細な埃を取ってくれる。
さらに入場時には外に向けて扇風機で風を送れば放射性物質の埃が入ってくるのを防げる。

オフグリッド化

ソーラーパネルや風力発電など。ガソリン発電機などは燃料供給が止まったらアウトなので論外。
なにも完全電化し、自給電力だけで賄う必要はない。
ポータブルバッテリーや、それこそモバイルバッテリーに充電できるだけで充分。
ベランダにソーラーパネルを置き、エアコン穴などを通して室内に電線を導き、バッテリー充電できる感じでよし。
普段はスマートフォン充電や小型家電1、2台の電源として使用できればいい。


核からのサバイバル。プレッパーのススメ ~本格的シェルター編~に続く!


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