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『障害は個性!?』

○○障害。

最近よく耳にしたり…目にしたりする事が増えてきています。
1つの例が知的や発達特性です。
ここでは『障害』の事を以降、「特性」と呼びます。

Q.知的特性って?あまりピンと来ない・・・

知的特性とは全体的に知能(創造性、言語能力、空間認知能力、論理的思考能力、記憶力、注意力、推論力、判断力など)の発達がゆっくりで、子どものようにどこか純粋なところがあったり、乱暴しちゃう子がいたりと人によって様々。また程度によって異なります!
※地域ごとで区分が変わります

●知的特性の大まかなIQ水準

Ⅴ.境界域-IQ70〜84

Ⅳ.軽度-IQ50〜69

Ⅲ.中度-IQ49〜36

Ⅱ.重度-IQ35〜21

Ⅰ.最重度-IQ20以下

Q.じゃあ、発達特性は知的特性とどう違うの?

知的特性は全体的であるのに対し、発達特性は1部または、2〜3個ほどの機能に偏りを持ち合わせている事もあります。

○発達特性それぞれの種類と特徴

ADHD(注意欠如/多動症)
共通点:ぼーっとしてる事が多く、人よりも脳内多動が激しい。どこか身体の1部をモゾモゾ・モジモジ!

①不注意優勢型
②多動・衝動優勢型
③ 不注意と多動・衝動の混合型

ASD(自閉スペクトラム症)

共通点:対人関係での困難さを抱きやすく、自分でも止められない程のこだわり。

①アスペルガー症候群
②高機能自閉症
③知的特性を伏せ持つ自閉症

SLD(限局性学習症)

共通点:学習面での困難さを感じやすく、他の分野では力を発揮。

特定の分野だけ力を発揮する事が困難。

①読字困難
②書字困難
③計算・推論困難

『障害は個性と言えるのか?』と聞かれると他人からはどちらとも言えない。
つまり「本人がどう捉えていくのか?」という訳です!

皆さんちょっと立ち止まって、

私と一緒に考えてみてほしいです。

いじめと同じです。いじりか嫌がらせなのかを【加害者】が決めれますか?


答えはNOです!

加害者がいじりのつもりでやったと主張しても、被害者が嫌がらせだと思った時点で『いじめ』は成立します。

と同じように『実は○○障害や特性を抱えてて、みんな〜が出来るのに自分だけ出来なくて悔しいんだよね。』

「えっ!?それって個性じゃない?」

といきなり自分の考えを押し付けるのはよくありません。
確かに知的・発達特性を持つ人の中には特定の分野で突出した才能を持つ「サバン症候群」やギフテッドと呼ばれる才能を合わせ持つ「2e」もいますが、残念ながら全ての場面でその能力を発揮出来る訳ではありません。

何らかの特性を抱える人達が・・・

何らかの困りを抱え、日常生活に支障をきたしているという事です。

話しづらい障害・特性による悩みをあなたに打ち明けてきたという事は

あなたに話を聞いてほしい!!

という想いが裏にある訳で、
「かまってちゃんアピール」や「障害・特性アピール」でも「言い訳したい」訳でもありません。
「障害は個性。」という言葉は確かに励ましのつもりで言っただけで、悪気はもちろん無いでしょう。
しかし当事者からしてみれば、必死に打ち明けた悩みを「それは個性だよね!」と言われると今後どう打ち明けていけばいいか分からなくなりますし、この人は私の悩みを単なる個性としか思っていないんだ。
と複雑な気持ちになってしまいます。

どのタイミングでも言える事ですが、

その人にしか分からない苦労がありますから深く理解しようとするのは経験した人でなければ難しいかもしれません。しかし、「辛かったね」「よく今まで頑張って来たね」などの言葉を伝えることで打ち明けた本人も相談されたあなたも「もっと知れる何か」があると思います😊

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