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H3ロケット日本の技術結集

日本の新型基幹ロケット「H3」が17日、打ち上げに成功した。2023年3月の初号機での打ち上げ失敗を乗り越えて軌道に到達し、人工衛星も投入した。成功を支えたのが日本の部品・素材メーカーとのこと。

要約文

日本の新型基幹ロケット「H3」が成功裏に打ち上げられ、人工衛星の軌道投入に成功しました。これは、機械、化学、素材、電機など、日本の様々な技術分野からの高度な技術結集の結果です。特に、過酷な宇宙環境に耐えうる「宇宙品質」の部品や素材が重要であり、例えば、激しい振動や温度変化にも耐えられるバネやネジが開発されました。また、軽量かつ強靭な素材供給には東レやUACJ鋳鍛が貢献し、日本航空電子工業やNECスペーステクノロジーは精密なセンサーやテレメトリー送信機を提供しています。

H3ロケットの成功は、日本の宇宙産業のさらなる発展と国際競争力の向上に向けた一歩となります。しかし、世界の宇宙機器産業が高成長を続ける中、日本の宇宙機器産業は相対的に成長が鈍化しており、宇宙関連の供給網や技術力の強化が課題とされています。政府は宇宙開発により多くの予算を割り当て、宇宙産業の支援を強化することが求められています。H3ロケットの成功は、宇宙ビジネスや安全保障にとっても重要な意味を持ち、国内でのロケット技術の維持・向上が強調されています。

日経新聞の図引用

感想

最初はロケット産業に特別な興味を持っていませんでしたが、よく考えてみると、この産業の重要性が理解できます。まず、防衛力の強化が挙げられます。ロケットとミサイルの技術は非常に似ており、どちらも物体を大気圏内外を問わず遠距離に移動させる技術です。次に、衛星通信など、将来必要とされる技術への貢献があります。特に、地震が多い日本では、基地局に依存する携帯電話通信が途絶えるリスクが高いため、宇宙の衛星を利用することで、常時安定した通信を実現できます。さらに、ロケット産業には夢があります。子供たちが描く絵にもよく登場するロケットは、私たちの本能に訴えかけるワクワクするものです。日本がこの産業をリードする日を楽しみにしています。

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