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「もっと働け」「出る杭打つな」 老若100人、反転への訴え

日経で目についた記事(2024年1月6日、今日の記事)を読んで、感想を述べる。

Chat GPT4の要約

この文章は、日本経済の停滞とその原因についての取材報告です。

バブル崩壊後の経済停滞を背景に、企業トップや経済学者、一般市民へのインタビューを通して、現状とその原因を探る内容です。

シニア層は若者の働き方について厳しい意見を持ち、若者は変化に臆病な企業文化やモチベーションの低さに懸念を表明しています。また、子育て支援や社会保障の問題点も指摘されています。

調査では、日本のGDP順位が過去20年で下がっていることが示され、これを受けて世代間で異なる意見や解決策が示されています。記事の核心は、世代間での目標の共有と時代に合った社会変革の必要性です。

感想

働き方については、今後AIを上手く活用できる企業のみが生き残ると考えられる。現在、AIを本格的に活用している企業は少ないため、専門の部署を設置するべきだ。
No AI, No future!!!

また、日本経済の停滞原因は、新しいテクノロジーへの対応の遅さにあると考える。

一方で、現在の若者は親世代や祖父母世代にもっと依存すべきだと思う。お金が上の世代から下の世代へ流れるように、積極的に働きかけることが重要だ。(自分の親族からお金をもらうべき)

日本の名目GDPについては、現在は3.4万ドルだが、30年後には6万ドルを超えると予想する。これは人口減少に伴い、企業がAIによる業務効率化を進める必要があるためである。その結果、より豊かな日本になると思うと、楽しみだ。

原文

バブル経済の崩壊後、日本経済は停滞が続いている。原因を探ろうとした取材班は企業のトップを訪ね、著名な経済学者に聞いてまわった。最後に頼ったのが街頭の声だ。「一心不乱に働いて」。反転に向け若者を激励するシニア層もいれば、変化に臆病な企業文化に不安を覚える若者がいた。

取材したのは昨年12月半ば。多くの人が将来を案じていた。

埼玉県和光市の70代、城島夏彦さんは厳しかった。「昔のようにがむしゃらに頑張らない。平和ぼけでは」。昭和の時代に比べると週休2日が定着し、働き方改革で残業も減った。

だから若者が働いていないというわけでは決してないが、シニア層は自らの経験が誇りでもある。「頑張らなくても、なんとかなると思ってしまわないか」。東京都世田谷区の80歳の女性は、国の手厚い子育て支援が自立を阻むと心配していた。

若い世代はどうか。

「年功序列だと、頑張らなくてもなんとかなると思ってしまう」。東京都中野区の慶応大3年、北村可奈さん(21)はこう話した。もっと言えば「働くモチベーションが上がらない」。がむしゃらに働く前に、働きたくなる職場づくりをしてほしいという。

早稲田大2年の今井虎太郎さん
千葉市の早稲田大2年、今井虎太郎さん(21)は「若者世代に対する投資が足りない」とこぼした。教育水準を底上げする取り組みが物足りないという。親世代から見れば「自立して頑張れ」かもしれないが、若い世代が求めるのは親世代が責任を持つべき環境づくりだ。

「見かけだけの子育て支援や、高齢者への過剰な社会保障も一因では」。兵庫県宝塚市の京都大4年、高谷穂乃花さん(22)の指摘は鋭い。京大大学院1年、宮田彩名さん(23)の見方は「変化に対する対応が遅い」。親世代からすると耳の痛い話だ。

京都大大学院1年の宮田彩名さん
もちろん、多くのシニア層はただ単に子どもをしかっているわけではない。

茨城県土浦市の72歳、岸本隆さんは「出る杭は打たれる文化。若い人が活躍できない」と答えてくれた。東京都小金井市の78歳、斎藤光子さんは「経営者が悪い。内部留保をためて従業員に配らないから、若い人がかわいそう」。若い人を案じる気持ちが、どう表現されるかの違いだけでもある。

インタビューには大学・大学院生50人と60歳以上のシニア層50人が協力してくれた。

取材班はすべての人に、日本の経済力をどう見ているかも聞いた。「日本の1人当たり名目GDP(国内総生産)は何位か」。経済力を示す指標の1つとされる。最も高く答えた人は2位で、10位以内と答えた人が41人いた。30位以内との見方は合計で8割にのぼった。

国際通貨基金(IMF)の集計に基づくと、日本の1人当たりの名目GDPは22年に3.4万ドルで、国・地域別でみると世界で32番目にある。00年は世界2位だったが、米国など主要7カ国(G7)のうち最下位に落ちた。

このままではじり貧だという危機感は広がっていた。30年後の予想を聞くと、30位以内にとどまると見る人は58人に減り、31〜50位と見る人は24人いた。150位まで下がると答えた人もいた。

「良い人材は多いのに」「もっと世界に出るべきだ」。街頭では、こんな声も聞こえた。時代に合わなくなった慣習は捨て、強みを残して若い力を引き出す社会に変える。世代を超えて目標を共有すれば、昭和99年目の日本は反転できる。

出典は日経

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