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福井「町まるごとホテル」

町を丸ごと1つのホテルにする――。そんな分散型宿泊施設「オーベルジュほまち 三國湊」が2024年1月、福井県坂井市にオープンした。16室ある客室は、半径800メートル(徒歩12分)の圏内に点在し、多くが江戸時代後期〜昭和初期に建てられた町家をリノベーションしたものとのこと。

筆者は地方創生や観光分野に強い関心があるので、本記事を取り上げる。

要約文

NTT西日本は2024年1月に福井県坂井市で「オーベルジュほまち三國湊」という分散型宿泊施設を開業しました。このプロジェクトでは、半径800メートル内に点在する16室の客室を提供しており、それらは主に江戸時代後期から昭和初期に建てられた町家をリノベーションしたものです。この施設は、地域の空き家を活用し、観光客の誘致を目的としています。宿泊料金は、1泊2食付きで1人4万円からで、フランス料理のフルコースが提供されます。北陸新幹線の延伸開業と連携して、地域の観光振興を図りながら、公共交通の整備やタクシー不足の問題解決も進行中です。

オーベルジュほまち三國湊

公式ページによると以下がアピールポイントとのこと。

Point.01
古き湊町の今を楽しむ

Point.02
日本の伝統文化に触れながら、
穏やかな時間を過ごす

Point.03
ご褒美としての滞在

Point.04
思い出深い食事体験

予約状況(執筆時点)
ホームページより引用

感想

この取り組みは非常に良いと思います。日本が観光産業で成長するためには、外国人をターゲットにした斬新なコンセプトが必要です。特に、日本の豊かな歴史に興味を持つ外国人は多く、私たちにとっては普段のことかもしれませんが、1000年以上の歴史を持つ街が日本各地に存在するのは、国の貴重な財産です。しかし、これを広く認知させるためのマーケティング戦略が不足しているように感じます。これは地方自治体だけでなく、国全体で取り組むべき問題です。町全体をホテルにするような取り組みが流行ることが予想されますが、これにより日本人自身も国が持つアセットを再認識し、多くの外国人を惹きつけることができるのではないでしょうか。私は日本国のこれからの成長が非常に楽しみです。

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