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経営者こそリスキリング

「データ分析に基づいて意思決定できる経営者が非常に少ない。データで将来を全て見通せるわけではないが、データを無視すると思い込みによる誤った判断につながるリスクがある」と竹村彰通・滋賀大学長は語っている。とても大事な視点なので日経記事を取り上げる。

要約文

この記事は、データ分析とデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要性、特に経営層におけるリスキリング(再教育)の必要性に焦点を当てています。滋賀大学の竹村彰通学長は、日本の経営者の中でデータに基づいた意思決定を行う人が少ないと指摘しています。彼は、大学と企業の間の人材交流を促進し、AIのミスを見抜く能力を持った人材を育成することの重要性を説いています。また、滋賀大学がデータサイエンス学部を設立し、産業界との連携を強化していることも紹介されています。この学部では、経営とデータ分析を組み合わせた専門家の育成を目指しています。竹村学長は、データ分析の基礎としての統計学の重要性や、AIの利用とその誤りを見抜く必要性についても言及しています。さらに、彼は自らの経験を通じて、データサイエンスがビジネスや科学におけるイノベーションの鍵であると強調しています。最終的に、日本がデータ活用で欧米に後れを取っている現状を踏まえ、リスキリングによる改善の余地があると結論付けています。

日経新聞の図引用

個人的意見

私の会社で、経営者や上司が数字に基づく意思決定を行っているとは聞いていません。KPIは形式的に設定されているものの、根拠の乏しい数字を使っていることがしばしばあります。また、予算配分に際しても、数字を根拠にした決定が不十分だと感じます。

この問題に対処するためには、資料を作成する人も、それを読む人も、数字の重要性をより意識する必要があります。特に資料を読む側は、資料に含まれる矛盾を指摘し、必要な数字が明確にされていない場合にはその点を明確にする必要があります。データドリブンな経営を実現するためには、さまざまな指標を数字で追跡できるシステムの構築を急ぐべきです。

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