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プーチン氏当選🇷🇺

ロシア大統領選でプーチン大統領の通算5期目となる再選が17日に確実になり、中国やインド、イランなどロシアの友好国から祝意が相次いだ。一方で欧米諸国からは選挙の正当性を疑問視する声が多くあがり、各国の温度差があらわになったとのこと。

習近平氏は祝電

プーチン大統領がロシア大統領選で5期目の再選を果たしました。中国、インド、イランなどの友好国からは祝意が寄せられましたが、欧米諸国やウクライナからは選挙の正当性に疑問を投げかける声が上がりました。特に、選挙が自由かつ公正でなかったという批判や、ロシアがウクライナの一部地域を不当に併合して選挙を実施したとの非難がありました。この選挙では、プーチン氏以外の候補者による現政権批判が目立たず、反政権票の受け皿が不明確な状況が見られました。

ウクライナ侵攻「前進」 圧勝を強調

プーチン大統領は、大統領選での勝利後、ウクライナへの軍事侵攻を継続する方針を明確にし、この戦争の長期化を受けて「圧勝」を強調しました。彼はロシアがいくつかの地域で前進していると述べ、ロシアの軍事能力強化の必要性を強調しました。また、欧米諸国の介入を警戒し、反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の獄死にも言及しました。ナワリヌイ氏の妻は、プーチン氏以外への投票を呼びかけましたが、プーチンは反政権派の行動が大きな影響を与えなかったと述べ、リベラル派に対する敵対姿勢を強めました。また、ロシア正教会との関係を強調し、保守的な政策を推進し続ける姿勢を示しました。

プーチン氏の統治30年へ

プーチン大統領がロシア大統領選で得票率87%を獲得し、5選を果たしました。これにより、2000年の大統領就任以来、首相を含めた長期政権が継続し、統治は計30年に及ぶことになります。プーチン氏の勝利後の演説では、ウクライナ侵攻の継続を宣言し、支持を求めました。2020年の憲法改正により、プーチン氏のさらなる続投の可能性があり、83歳になる2036年までの統治が予想されます。今回の選挙では、ウクライナ侵攻反対の候補が排除され、メディアへの圧力と言論統制が行われた。また、プーチン氏の政敵であったアレクセイ・ナワリヌイ氏の獄死に言及し、国内外から選挙の自由と公正性に対する批判が寄せられました。

[社説]プーチン氏「圧勝」は侵略を正当化しない

この社説では、プーチン大統領のロシア大統領選での「圧勝」が、その長期独裁やウクライナ侵攻を正当化するものではないと強調しています。プーチン政権の勝利は、過去最高の投票率と得票率による政権の演出によるものであり、自由でも公正でもない選挙であったと批判しています。また、プーチン氏の今後の振る舞いは、全体主義的な独裁体制をさらに強化し、ウクライナに対する攻撃を続けることになると予想しています。国際秩序への挑戦として、ロシアが核兵器を用いる脅威や、権威主義的な国との連携を通じた民主主義陣営の分断の懸念を表明しています。そのため、西側諸国は団結し、長期的な対ロシア戦略を再構築する必要があると主張しています。さらに、ウクライナ東・南部での選挙の強行を通じた統治の既成事実化を非難し、ロシア経済への打撃を与える制裁が重要だとしています。

個人的意見

社説のロシア批判には賛同できない。理由として、欧州や日本とロシアの対立を煽るような、白黒明確に分ける視点を危険視しているからである。また、ロシアだけでなく他の核兵器保有国も脅威であり、そしてロシアの地政学的背景を理解するとウクライナ侵攻にもロシア側の理があると思う。その上で、日本の国益に沿わない内容には反対であり、また日本はロシアと友好的な関係を築き、平和条約を結ぶことで国境線を一刻も早く確定すべきだと考える。

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