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経済関連

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2024年5月の記事一覧

農林中金、ゆうちょ銀と分かれた明暗

農林中金、ゆうちょ銀と分かれた明暗

「農協の本来の役割はモノの売り買いであり、信用事業の収益ばかりに頼るべきではなかった」。農林中央金庫が2025年3月期に最終赤字に転落する見通しとなり、東北地方の元JA組合長はこう振り返ったとのこと。

要約文

**農林中金(農林中央金庫)**:

- **課題**: 農業融資が思うように増やせず、2025年3月期に最終赤字に転落する見込み。

- **現状**: 農協(JA)は信用事業(預金・

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三菱UFJ信託、奨学金支給ファンド

三菱UFJ信託、奨学金支給ファンド

三菱UFJ信託銀行は2025年度に返済が不要な給付型奨学金を支給するファンドを立ち上げる。富裕層や企業から拠出金を集め運用資産を29年度に1000億円まで拡大し、運用益を原資に大学生など4000人に年120万円ほどを支給する目標とのこと。

日本の奨学金問題がよく報道されるが、その社会問題に対して議論するきっかけになると嬉しい。

要約文

三菱UFJ信託銀行は、返済不要の奨学金を支給するファンド

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「働きながら介護」300万人

「働きながら介護」300万人

企業が介護をしながら働く「ビジネスケアラー」の支援を手厚くしている。ビジネスケアラーは2025年に300万人を超える見通しで、対策は急務になっている。

要約文

「ビジネスケアラー」(仕事をしながら介護をする人)が2025年に300万人を超える見通しがあるため、企業は対策を強化しています。
 大成建設は介護休暇を最大年15日に増やし、エディオンは短時間勤務制度を見直しました。
 富士電機はテレワ

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日本郵船社長、PBR1倍割れ解消目指す

日本郵船社長、PBR1倍割れ解消目指す

日本郵船がバリュー(割安)株からの脱却を図る。2025年3月期は純利益が前期比7%増の2450億円を見込む。1000億円を上限とする自社株買いも実施するとのこと。

今後も株価が上昇していくことが見込まれるだろう。

要約文

日本郵船の曽我貴也社長は、同社がバリュー株から脱却し、株価純資産倍率(PBR)を1倍以上に引き上げる目標を掲げています。2025年3月期の純利益は前年同期比で7%増の245

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日本郵便「空き」を逆手に

日本郵便「空き」を逆手に

日本郵便が「空き」を逆手にとって商機をつかもうとしている。郵便車のスペースで新鮮な農産品を地元の飲食店に届けたり、空き家を見守りしたりする。デジタル化の進展に伴って、郵便物の減少には歯止めがかかっていない。国内に1700以上ある全ての市町村に広がる配達網を生かして、地域のかゆいところに手が届く新たなサービスを磨くとのこと。

日本郵便は、郵便車の空きスペースを利用して新たなサービスを展開しています

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ベネッセ、最後の決算発表

ベネッセ、最後の決算発表

ベネッセホールディングス(HD)が15日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比43%減の64億円だった。同社はMBO(経営陣が参加する買収)で17日に上場廃止になるとのこと。

要約文

ベネッセホールディングス(HD)は2024年3月期の連結決算で純利益が前期比43%減の64億円となり、上場廃止を発表しました。主力の「進研ゼミ」が少子化で苦戦し、※MBOにより投資ファンドから78

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日本生命、悲願の北米に

日本生命、悲願の北米に

日本生命保険が米国で生命保険事業を展開するコアブリッジ・ファイナンシャルへの出資を決めた。出資額は約38億ドル(約6000億円)と巨額だが、日本生命はなお1兆円を超える戦略投資の余力を持ち、追加のM&A(合併・買収)の検討も視野に入れるとのこと。

要約文

日本生命保険は、米国の生命保険事業を展開するコアブリッジ・ファイナンシャルに約38億ドル(約6000億円)を出資することを決定しました。これ

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バフェット、チャブ株取得

バフェット、チャブ株取得

著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイが、損害保険大手チャブの株式を3月末時点で67億1700万ドル(約1兆400億円)相当保有していることが15日、明らかになった。2023年7〜9月期から取得を始め、徐々に買い増したとのこと。

赤枠で囲ったあたりで株式取得を始めたようだが、見事に底値で購入している。これが投資の神様と呼ばれる所以なのか。

著名投資家ウォーレン・バフ

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楽天、黒字へ三木谷氏自ら「どぶ板営業」

楽天、黒字へ三木谷氏自ら「どぶ板営業」

楽天グループが14日発表した2024年1〜3月期の連結決算は、最終損益が423億円の赤字(前年同期は825億円の赤字)だった。同期間では5年連続の赤字で、携帯電話事業が引き続き重荷とのこと。

要約文

楽天グループは2024年1〜3月期の連結決算で423億円の赤字を発表しました。これは5年連続の赤字で、特に携帯電話事業が大きな負担となっています。楽天は2024年内に単月黒字化を目指しており、三木

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ソニーG、「PSの次」探る

ソニーG、「PSの次」探る

ソニーグループが14日発表した2024年3月期の連結決算は、純利益が前の期比3%減の9705億円だった。ゲーム事業の成長が足元で鈍化するなか、今後3年間でM&Aなど成長投資を1兆8000億円実施する計画も掲げたとのこと。

要約文

ソニーグループの2024年3月期の連結決算は、純利益が前年比3%減の9705億円となりました。ゲーム事業の成長が鈍化している中、今後3年間で1兆8000億円をM&Aな

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ソフトバンクG、最終赤字額が縮小

ソフトバンクG、最終赤字額が縮小

ソフトバンクグループが人工知能を中心とした実業に事業モデルを再転換する。13日発表の2024年3月期の連結決算は連結最終損益が2276億円の赤字と前の期(9701億円の赤字)から赤字幅を縮小した。財務の好転を踏まえ、今期以降は孫正義会長兼社長が掲げる「AI革命」の実現へ攻勢をかける方針とのこと。

要約文

ソフトバンクグループ(SBG)は、AIを中心とした事業に転換する方針を発表しました。202

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AI ヒトの反応速度で会話

AI ヒトの反応速度で会話

オープンAIは13日、新型AI「GPT-4o(フォーオー)」を開発したと発表した。従来に比べて処理スピードを2倍に高速化した一方、運用コストを半減した。声で話しかけると、ヒトと同じ反応速度で会話ができるとのこと。

最近のAIの進歩は著しい。ヒトの代替ができるAIの時代が間も無く来るだろう。

要約文

OpenAIは新しいAI「GPT-4o」を開発し、その処理速度を従来の2倍に高速化し、運用コス

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JR東、デジタル戦略の誤算

JR東、デジタル戦略の誤算

JR東日本のデジタルトランスフォーメーション(DX)戦略が岐路に立っている。チケットレス化を前提にみどりの窓口の削減に取り組んできたが、移行は想定通りに進捗していない。有人の切符販売窓口では混乱が頻発し、削減計画は凍結を余儀なくされたとのこと。

確かに筆者も、「えきねっと」を利用するが、ユーザビリティの観点で悪いと思っている。

要約文

JR東日本はデジタル化を進める一環として、有人の切符販売

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ビットコインの半減期?

ビットコインの半減期?

ビットコインを生み出す「マイニング(採掘)」という仕事への報酬が、半分に減ることを意味します。そもそもビットコインとは何か、なぜこのような仕組みがあるのかを説明した記事である。

要約文

ビットコインの半減期は、マイニング(採掘)による報酬が4年ごとに半分になる仕組みです。これは、新たに発行されるビットコイン量を減らし、その希少性を保ち価値を維持するためです。ビットコインは2009年に世界初の仮

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