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Live U SoloとFS040Uのデリケートな関係

春は、いろいろなことが始まる気持ちのいい季節です。
シーズンインをするスポーツもたくさんあります。
私は、地元の独立リーグの野球団のホームゲームをすべてライブ配信しています。限られた機材や事情の中で、回線が準備されている球場がないので、モバイル回線でライブ配信をせざるを得ません。
そこで活躍しているのが、最強エンコーダー Live U Solo です。
過去にLive Uに関する記事を上げていますので、詳しくは、以下の記事をご参照ください。

グレードによっても変わりますが、4回線以上の回線をボンディングして安定した配信をしてくれる業務用エンコーダーです。

Live U Solo

USBでつながっているのが、USBドングルで、この中にモバイル回線のSIMを入れてインターネットに接続します。

今回は、UBSドングル FS040UをLiveU soloで使っていて、特に大切な点やトラブった件をご紹介します。 


USBドングル +F FS040U

コンパクトで国内の主要キャリアに対応しているSIMロックフリーのLTE USBドングルです。
接続モードが2つあり、簡単接続モードとセキュア(モデム)モードがあります。

softbankのSIMを装着!(Mini(Micro)SIM)
docomoのSIMを装着!(Mini(Micro)SIM)

簡単接続モード

簡単接続モードが、デフォルトで普通に購入すると簡単接続モードで送られてきます。このモードは、SoftbankやdocomoのSIMを契約し、FS040Uに挿入すればすぐに使用できるモードで、パソコンにUSB接続をすれば、そのままインターネットに接続できます。設定は、このドングル自体がルーター的な役割になっていて、WEBブラウザで192.168.200.1にアクセスすればWebUIが表示され、そこでいろいろ設定できるようになっています。

セキュア(モデム)モード

セキュアモードは、FS040U本体で通信接続を行うのではなく、専用の接続ソフトウェアをPCにインストールしてソフトウェアで接続したり、スマホのように機器側でAPN(AccessPointName)設定を行い、接続したりするモードです。

Live U Soloは、セキュアモードじゃないと動作しない

Live U Soloで使う場合、セキュアモードじゃないと動作しないので注意が必要です。また、Live U Soloは、動作するドングルを結構選びます。
推奨ドングルじゃないとほぼ動作しません。

簡単接続モードとセキュアモードの切り替えは、自分ではできません。

切り替えたい場合は、メーカーの送って切り替えてもらう必要があります。
購入するときに、モードを指定して購入するか、購入後メーカーに送って変更してもらうかのどちらかになります。無償でやってもらえます!

ファームウェアアップデートにはご用心

Live U Soloで使用する場合、FS040Uに関していうと、FS040Uのファームウェアが2.0.0じゃないと動作しないというとってもデリケートな関係です。

私は、機材を常に最新版にアプデしておかないと気が済まないたちなのですが、一度ファームウェアを最新版にしてしまい、Live U Soloと接続できなくなってしまったことがあります。
そんなときはダウングレードすればいいのですが、メーカーサイトには最新版のファームウェアしか提供されていません。私は、メーカーに問合せをして、2.0.0のファームウェアを送ってもらってなんとかなりました。
通常は、古いバージョンは提供していないそうなので、ご注意ください。

FS040UがLive U Soloに認識された画面

APN設定をUSBごとに設定をするので、USB1がdocomo、USB2がSoftbankのような感じで挿す場所が固定化されます。APN設定が異なると接続できないからです。

ちゃんと認識されると、自動せキャリア名が表示される。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ライブ配信でもっとも大切な「回線」
回線がある会場でのライブ配信は安心ですが、特に屋外で特設会場や回線がどうしても引けない場所がある場合は、Live U は必須です。
趣味で配信する程度であれば、不要ですが、業務で行うとするとこういったボンディングしてくれるエンコーダーが必要になります。
ただ、業務用になればなるほど機材の相性や取扱に注意しないといけません。しっかり調べて使わないと私のようになりますので、ご注意くださいw

Live Uは、結構高い機材ですし、設定も難しいので、すべてセットになったレンタルもおすすめです!


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