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シンガポールでローカル文脈に入り込む

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シンガポールでの生活において、ローカル文化を理解し、より深く入りこんでいくためのちょっとした知識を紹介。
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シンガポールでショップハウス保存のワークショップに参加した話

2024年5月5日、シンガポールのNational Heritage Board主催のショップハウス保存のワークショップ "ArClab: Heritage in Motion Tour" に参加した。 ワークショップの申し込みリンク: ArClab: Heritage in Motion Tour (sgheritagefest.gov.sg) 場所はArchitectural Conservation Laboratory (ArClab)という、シンガポール国立大学

シンガポール建国記念日に覚えておくべき曲特集!

シンガポールの建国記念日イベント(National Day Parade: NDP)やローカルの建国記念イベントなどに参加するとよく聞く曲をまとめた。特に今年2023年によく聞いたもの、まずは2023、2022、2021年のNDP公式ソングから。 NDP 2023 Theme Song - Shine Your Light COVIDも完全に明け、夜が明けて快晴になったような明るい曲。そしてみなそれぞれやりたいことやっていこうぜ、という雰囲気の曲。 https://yo

華人会館でシンガポールの教育事情を垣間見た話

2018年、ある華人会館に呼ばれセミナーの一いちセッションでパネリストとして登壇する機会があった(といっても小さなものだが)。 これのセミナーはその会館が設立した小学校に子を入学させることを考えている親が参加するものだ。二部構成になっていて、前半はいかにバイリンガル教育が重要かを伝える「バイリンガルとさらにその先」、後半はその会館が設立した小学校に入るために必要な要件などについての実際に子どもを入学させることができた親の体験談と会館の人のコメントからなる。参加者は全員中華系

DeepavaliとDiwaliの違い

Deepavaliとはシンガポールのインド系の祭礼で休日となる(中国語では屠妖節)。2020年は11月14日の予定となっている。以前(2016年)、テレビの華人向けチャンネルではインド系シンガポール人が中国語で意味を解説していた。字幕にもあるように光を以って暗黒=悪を駆逐する意味がある、とのこと。他民族の言葉を解す人が媒介となり民族間理解に寄与、またそういう場がある、いかにもシンガポールである。 また、シンガポール在住のインド人同僚が以前、「シンガポールのDeepavali

シンガポールの中国語表現

シンガポールでは中華系の間では中国語(現地では華語と呼ばれる)が広く使われています。ただ、中国の普通話と言い回しや声調が違うものも多く、聞き取り/通じるにはそれを理解しておいた方がよいです。一部を下記に紹介します。矢印(⇔)の左側が中国の普通話の言い回し、右側がシンガポールでの言い回しです。 中国語を話す:说汉语/Shuo1 han4 yu3 ⇔ 讲华语/ Jiang3 hua2 yu3 自転車:自行车/Zi4 xing2 che1 ⇔ 脚车/Jiao3 che1 

シンガポールで知らず知らず触れているマレー語

シンガポールに暮らしていると知らず知らずのうちにマレー語からなる言葉に触れています。改めて見てみるとこれもマレー語だったのか、意外とマレー語の語彙があるかも、と思うかもしれません。1.食べ物、2.地名、3.その他(シングリッシュ等)の順で、意味・用例とともに記しました。 1.食べ物 Ayam 鶏 - Ayan Penyet 焼いた鶏肉とご飯のセットメニュー Campur 混ぜる - Nasi Campurマレー式ミックスご飯 Goreng 揚げる - Nasi Goreng