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JUKU企画「Live2DでMVを作ろう!」第1回 世界観と楽曲

みなさんこんにちは!
Live2D JUKU 公式VTuberの音咲ユナです。

このnoteでは、現在JUKUで進行している「MV制作企画」の進捗をみなさんに報告していきます!
まずはざっくり企画の説明を・・・

JUKU MV制作企画とは?

JUKUチームでLive2Dアニメーションを使用したミュージックビデオを制作し、その制作過程をみなさんにご報告していきます。
さらにLive2D JUKUのメンバーシップに入っている方にはMVに使用している素材をすべて配布します!
配布素材を利用して、みなさんに楽しみながらアニメーション制作を学んでもらおうという企画になります。

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またJUKUメンになっていない方は、この機会にぜひ登録してくださいね♪


それでは、第1回目では世界観と楽曲の制作過程についてお話していきます。

世界観について

MVを制作するにあたって、まず一番最初に考えたのは「どんな雰囲気のMVにするか?」でした。
社内から企画に興味のあるメンバーを集めて打ち合わせを行い、ひとまず「何らかの物語性のあるMVがいいよね」ということで意見を出し合いました。

打ち合わせで出た案

・ハカセとユナと少年のサバイバル冒険物語
・Live2Dクリエイターの日常
・植物が生い茂る荒廃した世界、SF
・既存の曲を新解釈したストーリー

などなど!

ここから選ばれたのが、Live2Dで表現した時に見映えが良さそうで、作り甲斐のありそうな「植物が生い茂る荒廃した世界、SF」でした!

これをもとに、もう少しコンセプトを詰めていきました。

・主人公は少女とロボット
・色々な世界を旅して何かを目指す(脱出する方法を探す)
・象徴的な星を目指すためのロケットを探す

他にもあるのですがネタバレになるのでここまでで…!(笑)

ここからさらに詳細な世界観とストーリーを作っていきました!
ここでは全体ストーリーの一部を抜粋してご紹介します。

地球で謎の異常気象が発生し、人類が住むことができなくなった地球。人類は地球を放棄し、別の星に移り住むことになった。それからさらに時が経ち、地球の建造物などは荒廃、文明は崩壊した。しかしその後一部の人類が地球に帰還し、再び文明を築き始める。

地球で生まれ育った主人公は、ある日地下遺跡の探検中に爆発に巻き込まれ意識を失う。気が付くと主人公の前には1体のロボットがいた。ロボットに助けられながら地上へと戻る主人公。だがそこには両親や他の人間は誰もいなくなっていた。

途方に暮れる主人公。そんな時、別の星からロボットにある情報が送られてくる。それは地球のある場所に眠っているロケットの情報で、それを使えば地球を脱出できるという。

主人公はロケットのある場所を目指し、ロボットと共に旅に出る──…。

主人公とロボットは果たして無事に地球を脱出することができるのか…!?
その結末はぜひ完成したMVで見届けてくださいね☆

楽曲について

ストーリーが出来たらいよいよ楽曲の制作に入ります!
今回楽曲制作でご協力いただいたのは、ボカロPのmillstonesさん!
millstonesさんの曲ならこの物語の世界観にピッタリに違いない…!ということで、お願いしました♪

millstones

鋭く研ぎ澄まされた、スタイリッシュな音が持ち味の音楽家。
代表曲に、「計画都市」「可能世界のロンド」「カガリビト」など。
Twitter:https://twitter.com/millstones
YouTube:https://www.youtube.com/@millstones

millstonesさんには作曲と作詞もまるっとお願いしました。
自分たちで考えたストーリーがどんな歌詞と曲になるのか、とってもワクワクでした。

そしてついに、millstonesさんから曲が届きます…!

もう、聴いた瞬間から、フワーと世界が想像できるような素晴らしいサウンド!!感動です!!!

ここでみなさんにも楽曲の一部を聴いていただきましょう!

……どうでしたか??

イントロからとっても壮大でワクワクしますよね……!!
フルサイズの楽曲公開もぜひぜひ楽しみにしていてくださいね!

今回は、1番の歌詞を大公開します!!

壊れた世界の隅っこで
冷たい指がそっと触れる
戸惑い 立ち尽くすぼくに
優しく寄り添う鉄の体

君は誰なの
どこから来たの
棄てられた惑星(ほし)で何をしているの

見上げた空の先から
誰かが呼ぶ声が聞こえる
過酷な旅になろうとも
一緒に行こう
その場所へこの手を繋いで

誰もいない世界で二人 ただ先果てを目指した
眠れない夜には 君の硬い背中にもたれて
降り注ぐ雨の中には 悲しみを隠した
誰もいない世界で二人 ただ歩き続けた

こちらが完成した歌詞ですが、実は最初に提案していただいたものから少し変わっています。

まず最初の

壊れた世界の隅っこで
冷たい指がそっと触れる
戸惑い 立ち尽くすぼくに
優しく寄り添う鉄の体

この部分ですが、最初は

崩れた柱の先から
何かが優しく見守る
埋もれた体を起こして
戸惑う私に寄り添う君

こうなっていました!

このシーンは、少女とロボットの出会いを表しています。
こちらでも、物語の始まりを想起させますよね…!

ここからどのように歌詞が変更されていったのでしょうか?

まずは、「崩れた柱の先から」
ここはより壮大な世界と、そこに取り残された小さな主人公を表現したいということで、「壊れた世界の隅っこで」となりました。
物語のスケール感がよくわかるオープニングになりましたよね…!

次に、「冷たい指がそっと触れる」と「優しく寄り添う鉄の体」は、
よりロボットの無機物感を強調したいということで、「冷たい」や「鉄の体」という表現になりました。
女の子と無骨なロボットの出会い……いいですねえ( ˘ω˘ )

また、一人称も「私」から「ぼく」になっています。
主人公は女の子ですが、よりイノセントな感じが出て良いのではということで、「ぼく」となりました!

次にこちらの部分ですが

見上げた空の先から
誰かが呼ぶ声が聞こえる
過酷な旅になろうとも
一緒に行こう
その場所へこの手を繋いで

もともとは

見上げた空の先から
誰かが呼ぶ声が聞こえる
それでも望みがあるなら
一緒に行こう
その場所へこの手を繋いで

こうなっていて、「過酷な旅になろうとも」の部分だけが「それでも望みがあるなら」となっていました。
望みというのはロケットのことを表しているのですが、ここでは希望よりも世界の厳しさ、これからの旅の過酷さを予感させたいということで、はっきりと「過酷な旅になろうとも」と表現しようとなりました!

こんな感じで歌詞を世界観やストーリーに合わせて修正していきました。
細かく調整をしながら、歌詞も完成します☆

……あれ、そういえば………

まだタイトルが決まっていない!!

実は歌詞の完成まで一度もタイトルのことに触れていなかったのですね…。ということで楽曲完成後に曲名を考え始めます(笑)

millstonesさんからの意見もいただきつつ、歌詞の一部からとって【棄てられた惑星(ほし)で】と仮タイトルをつけました。
この記事を書いている今現在も仮題です……!!
MV公開時にはどんなタイトルになっているでしょうか?そちらもお楽しみに!

というわけで、第1回目は世界観と楽曲、歌詞についてお話ししました!
次回はMVの「見た目」としての世界観を考える「コンセプトアート」制作についてお話していきます♪

それでは次回の更新をお楽しみに!ばいばーい!

(音咲ユナ)


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