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日台重籍問題関連

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日本の国籍法における台湾の扱いについての情報整理
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記事一覧

台湾籍を持つ日本国民は二重国籍扱いではなかったはず

主旨(1)昭和49年12月26日付の、法務省民五6674号民事局長回答以来、『日中国交回復』の後は…

LiuK
1日前

台湾籍の問題

 こう言っては申し訳ないですけど、蓮舫さんが「普通の人」になった後の段階で、ようやく「日…

LiuK
4日前
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日本は「二重国籍」を認めないと言う議論の前提にひっかかる

Jackさんの を読んで、大いに同感でした。  ただ、私はこの議論、Jackさんの意見にではなく…

LiuK
1か月前
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国籍選択イメージキャラクター

キャッチアイ画像は「法務省」の次のリンク先サイトにあるものです。 https://www.moj.go.jp/K

LiuK
2か月前
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蓮舫氏の国籍騒動:ごまかしたのは誰?

前回の について、要点を整理しておく。 ・2016年の蓮舫氏の国籍問題は、日本国籍者が「台湾…

LiuK
4か月前
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法務局の民事行政部長が投げかけた疑問

照会内容 令和4年(2022年)8月に、東京法務局の民事行政部長が、法務省本省に問い合わせた内…

LiuK
4か月前
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時系列で見る『日台複数籍問題』

前回こちらの記事 で紹介したように 「令和4年8月8日付け法務省民一第1688号民事局民事第一課長回答」により とのことです。台湾関係者にとっては、かなり驚かされる内容です。  今回は、これに至るまでの日台複数籍問題を時系列的に振り返ってみます。 1972年:日台断交  1972年9月に、「日中国交正常化」を受けて日台間の公式外交関係は失われました。 1974年:昭和49年12月26日付法務省民五6674号民事局長回答  日本と台湾当局との間の国交が失われたあと、

蓮舫氏国籍問題:「6年目」の辻褄合わせ

2016年のあの件 2016年に蓮舫氏の「重国籍問題」なる話が騒がれた際、筆者が疑問だったのは …

LiuK
9か月前
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通達の行政文書はオンラインで公開を(下)

※「情報公開制度」を『骨抜き』にする「訓令通牒録」に物申す。 前回の内容と、断言していた…

LiuK
9か月前
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通達の行政文書はオンラインで公開を(上)

※「情報公開制度」を『骨抜き』にする「訓令通牒録」に物申す。 背景事情 かつて蓮舫氏の「…

LiuK
9か月前
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「国籍喪失」は元々事前届け出制だった

 事前届け出制であれば、「不意打ち」が避けられたと思います。  その後、事後の届け出制に…

LiuK
10か月前

日本は二重国籍なぜ認めない?

「日本は二重国籍をなぜ認めない?」という問いかけ・問題提起をしばしば目にする。そこには「…

LiuK
10か月前
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帝国議会で一度だけの重国籍議論の中身

前記事 では、国会会議録検索システム(新憲法下の国会の会議録)で「重国籍」の語を検索した…

LiuK
10か月前

国会での最初の重国籍議論

国籍法の「重国籍」を「防止」すると言う発想はいつごろから出てきたもののか? 「二重国籍を認めていない」とか「重国籍防止」、というような話が日本の国の方針として確立したものなのだとしたら、国会の場でそういう議論が行われているはず、と思い、調べてみました。 国会会議録検索システム で「重国籍」の語を検索すると 525件1392か所ありました。 帝国議会会議録検索システム で、で「重国籍(重國籍)」の語を検索すると 1件、1か所だけでした。それも、戦後になって、日本国憲法