予定は空けようと思えば空けられる

　別にその日アルバイトがあろうと、見たいコンテンツがあろうと、チケットの予約等をしていようと、究極を言うと別に全部無理や損をすれば動かせないことはない予定ばかりだと思う。予定の優先順位は色々な評価軸を総合して弾き出されるものによって比較され決定される。「誰といつどこでなにを」はもちろんのこと、その時の精神状態や金銭の具合、他の予定との兼ね合い（旅行の1週間後に別の旅行は流石に…、みたいな。）もある。色々総合して「お金の方が今は優先されるからバイトで断ろう」「別のやつと映画行く予定あるし、今回はパスしよう」「お前との飲み会は別に行かんで良いや」みたいな判断を下すが、それは“大事さ”とは少しニュアンスが違うその人にしか分からない物事の優先度と言える。無理をすれば、予定を空けようと思えば空けられる。問答無用に「先に入った予定だから」という要素が勝つ人もいる。
　日時という観点だと、物事の優先順位は「日時」にあまり左右されないなと自分では思う。つまり、「日時」のおかげで優先順位が上がることはない。別の要因、例えば「その日はバイトがある」、がないことで繰り上がるに等しい。気が乗らない誘いは、いつ何時だろうと気が乗ることはない。

　ただ、僕の場合は無理をすれば予定を空けられないことはない。ただ、「無理をしてまで」という感覚も優先順位の決定の基準に含まれる。

　誘いを何で断るか、その「何か」に本質的な優劣はない。気分じゃないのも、恋人と出かける予定があるのも、別に序列は同じ。ただ、「何で断るか」で負い目を感じるのは許して欲しい。　

　お前に誘われたぐらいじゃ俺は地元になんか帰らん。せめて言い方がある。「○日に地元帰ってきな」じゃねんだよ。お前が譲歩する姿勢を見せろよ。行く余裕は十二分にあるけど、時間と金が無駄だ。良い機会だから、もう今後二度と俺を誘ってくんなよ。断る理由がもうこれまでの全てを含めて「めんどい」しか出てこない。
　めんどい、以上。返信してから1週間くらい経つけど、既読もつけないままでいいからな。頼んだ。

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#373 　予定は空けようと思えば空けられる