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【カラダ】円状半月板と事実を伝える大切さについて

円状半月板をご存じですか?
私は初めて知りました。そして初めて出会いました。

円状半月板について書かれているサイト

半月板なのに円状?円状板にはならないのか?
と冗談で思ったりもしましたが。

上のリンクに掲載されているMRIがとてもわかりやすい。
とても厚みがあるのがわかります。これじゃ損傷しやすいよね、と納得できます。

そして外側半月板にのみ生じるらしい。それがとても不思議です。
先天性なのに、外側にしか生じない理由は何だろう??


円状半月板を持った中学生に出会いました。
私が出会った時はすでに円状半月板であることは知らされていて、左膝はすでに手術済。右膝はこれから手術をするという状態でした。

症状はロッキング現象と痛み。
(この子は「膝がはまる」と表現していました。)
手術をしていない右膝にうっすら内出血が見られましたが、本人は「ぶつけた」と言っていました。

印象的だったのは
「右膝の手術は体育祭の後にしてもらうので、それまでの間中学校生活を楽しもうと思います。」
と人生を諦めたような表情だったことです。

あれ?
もしかしたら担当医師から
半月板とはなんぞやとか、
半月板損傷とはなんぞやとか、
半月板損傷の手術とはどんなものかとか、
詳しく説明を受けていないのでは?そんな疑問をいただきました。

なぜなら、半月板損傷の手術は、トレーナーからするとそんなに大変なものではないからです。ひどい損傷もありますが、それでもそんなに大事ではありません。手術後のリハビリも大変ではありません。普通のトレーニングと同じなのです。

たまたまそこに居合わせた高校生が
「チームメイトが半月板損傷して大変だった。半月板損傷はヤベェよ」
などと言ったものだから尚更、その中学生の不安を煽ってしまいました。

大丈夫だよ、とその場で言っても安心するものではありません。
円状半月板について調べてしっかりとした事実解説を動画にまとめ、その子のお母さんに送りました。

  • 膝の構造について

  • 半月板について

  • 円状半月板とは何か

  • 半月板損傷とは何か(メカニズム)

  • 半月板損傷の手術について

  • 手術後からの回復について

とても感謝されました。
案の定、担当医師からの細かい説明はなかったようです。
我が子が「膝がまたハマる感じがする」と違和感を訴えるたびにどうしたら良いのか分からず途方にくれていたようでした。
「両膝の手術を中学生のうちにするなんて。かわいそう。」
「これからスポーツはできるのだろうか。将来が心配。」

不安になるのは「わからないから」です。
事実がわかれば “どうしたらいいのか” “何をすべきか” がわかるので冷静になれます。


事実を知るってとても大事です。
それが例え悪いことであっても。

事実が分からないから感情的になります。不安に陥ってしまいます。

おそらく担当医師は説明をしたのだと思います。
ですが、患者目線ではなく、医師目線で説明をしたのではないかと思います。だからよく分からない。よく分からないから質問もできない。事実としてあるのは手術が必要というだけ。不安にならないわけがありません。


りとるジムをご利用する方々にも不安に煽られる人がたくさんいます。(周囲に煽る人がたくさんいる、とも言えます。)

あるある第一位は、
「『それ坐骨よ、坐骨になったら大変よ〜』と言われた。」
です。
→坐骨とは坐骨神経痛のことのようですが、この言葉を使う人たちは坐骨神経痛が何かをそもそもわかっていない。何の知識もないくせに、感情的に「大変」と言って煽り散らかす。知ったかぶりで話す面倒で厄介な人たちです。

感情や感想はどうでも良いのです。
必要なのは事実です。

⭐️⭐️💫💫⭐️⭐️
株式会社りとるジム
カラダとココロのメンテナンス
www.littlegym.jp

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