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【01】インテリアショップの魔術師 「タロット」の大アルカナを解説


ある目的を達成するために
技能・機知を組み合わせて
コミュニケーションを取り、交渉し、成功させる。

『魔術師』のカードには、そんな意味がある。

何もない形のないものから、何かを創り出すカード。



ダイニングテーブル用の椅子を探しに
インテリアショップを訪問した。

素敵な家具が、キッチン、リビング、寝室などの空間に
配置してある。

そして、いたるところにデザインの違う椅子が展示してあった。

ぼんやりひとつの椅子を眺めていた。

その椅子が欲しかった訳ではなくて
どんな椅子が欲しいのか、具体的に決まっていなかったから。



雑貨を眺めるのも好きです


その時に、店員さんに声をかけられた。

「人気がありますよ」
「経年変化が楽しめます」
「多用途に対応することができます」

ますます「どの椅子を選んだらいいか」分からなくなった。




椅子はデザインが素敵なものが多い。

だけど海外のものは日本人の身長には大きすぎて
足が床につかなかったりする。


「デザインが素敵ですよね」
「北欧家具がお好きですか?」

確かに素敵。
でも、自分との距離は遠く感じる。


(今日は見るだけで帰ろうかな・・・)

そんなことを考えていたら
ふしぎな形の実用性はなさそうだけど
とても素敵なデザインの椅子が目に留まった。


「実はこの椅子、本を読むために作られた椅子なんですよ」

別の店員さんが声をかけてきた。

私は本が好きで
ダイニングテーブルで本を読むための椅子を探していた。

くつろげて
長時間座っていても疲れない椅子を探していたんだ。





自分の目的が明確になっていって

なんだか自分ごとに近づいたように感じた。

「座ってみてもいいですか?」

行動は、心が動いた証拠。


目的のために道具を使い【具現化】させるカード



魔術師



魔術師の前に置かれたテーブルには、
4つの道具が置かれている。

これはこの世を構成する四元素(火・水・風・地)を象徴している。

・アイディア・直観
・共感性・感情
・情報・思考
・実用・体感


テーブルの上のワンド・カップ・ソード・ペンタクル


これらの要素から、その場にふさわしいものを創りカタチにする。


アイディアから商品を開発する、サービスをつくる。
共感力を使って人脈を広げていく。
情報収集して、既存の商品を更新させていく。
実用性のあるものを作る、効率がアップするやり方を実践する。


手持ちの道具をどう活用するかで、価値は無限につくられる。
『魔術師』のカードは「方法は無限にある」ことを教えてくれる。


インテリアショップの店員さんは、
【風】と【水】のアイテムから、知識を提供して「自分の中の本当の目的」
を気づかせてくれた。

そして「家具を売る」という目的を達成したのです。


『魔術師』は
4つのアイテムを臨機応変に使いこなすための「熟練」を必要とするが
その先には、「無限に存在する成功」が秘められていることを表すカードなのです。


最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
良い一日になりますように♪




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