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思春期の入り口で少しだけ不安になるとき

こんにちは。
宮城在住のリスナー&講師のあんらくまさみです。
連日のコロナ報道にちょっぴり疲れ気味です。
みなさんお元気ですか?

「ママ、相談があるんだ。」と深刻な顔をして息子(小3)が悩みを打ち明け始めました。どんな悩みなんだろうとドキドキしながら、私もココロの準備をして、聴いてみました。

息子:「あのね、僕、大人になっていくことがとっても心配なんだ。なんでかってと言うと、僕、前に比べて優しさが減ってきていると思うの。僕どんどん優しくなくなっていくような気がして心配なんだ。」

私:「そっかそっか。大人になっていくと優しさ減っていってしまいそう。って心配しているんだね。」

息子:「僕ね、ママとずっとこうやっておしゃべりしたいし、聴いて欲しいし、家族皆でずっと仲良くしたいと思っているんだけど、僕が優しくなくなったら、それができなくなっちゃいそうで心配なの。あぁ~タイムマシンがあったらなぁ。」

私:「そっかぁ。息子君はこれからもずっとずっと家族がみんな仲良しでいたいって願っているんだね。タイムマシンがあったらどうしてみたいの?」

息子:「僕がどんな大人になっているか見に行くことができるでしょう。僕、ヤンキーかも・・・。」

私:「(ヤンキーという言葉に思わず笑いそうですが堪えて)未来の自分に何か伝えたいことがあるのかな?」

息子:(ヤッホーという時みたいに口に手を当てて、遠くに呼びかけるように)
 「あのさー、ババぁって言ってもいいからさぁ、ババぁにもっとちゃんと優しくしてねー!!!」

ここまで聴いて、大笑い。

私:「そっか、大人になった自分も今の自分のように、ママとあったかいコミュニケーションをとりたいって願ってくれているんだね。それを知ることができて、今とっても嬉しい気持ちだし、ママも息子くんとこの先もあったかいコミュニケーションができたらいいなって願っているよ。」と伝えました。

小3の壁という言葉を聞いたことがある方も多いのではないかと思いますが、私も実は自分が小学3年生だった時に、自分が自分でなくなるような、不安を感じたことを覚えています。
図書室の前のホールで、ソーラン節の練習中でした。すごく鮮明に覚えています。

息子は身体も心も成長していく過程で、価値観が再構築されていく時期、いわゆる思春期の入り口に立っているのだなぁ。

自分も周囲の友達も違うフェーズに入っていく中で、不安を話してくれたことに、そして気持ちを言語化してくれたことに祝福の気持ちが湧いてきました。

息子は「優しさが減る」と表現したけれど、それは「自分はこう思う、こうしたい」という気持ちの現れなんだよね。大丈夫大丈夫。きっと素敵な大人になれるから。と祈りと応援を送りながらこれからやってくる思春期について、すこし怖い気持ちと、ちょっとワクワクの気持ちが湧いてきました。

このブログを読んで、「思春期大変なんだぜ!」「そんなの甘いぜまさみちゃん!!」という気持ちが湧いた時にも、怒りも、嘆きも、喜びも、どんなことでも誰にも遠慮なく話せる場として、おはなしデーをぜひご利用くださいね。

リスナー一同お待ちしています♡

(2022年1月22日の記事より)


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