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娘が私に絵本を読んでくれるようになった【日記】

本が大好きな私は、娘が生まれたらたくさんたくさん絵本を読んであげようと思っていました。

ほんの世界に入り込んで色んな経験や気持ちを感じる、体験できる…。
どんな本が好きだとか、どうして本が好きなのかとか、ほとんど記憶にないのですが、心の中になんとなく残っている、あのワクワク感、緊張感、達成感…。この言葉にできない気持ちを得ることが、個人的にはたまらなく大好きで、娘にも感じてもらえたら!と思っていたのです。

娘に絵本を読んでいると、娘が前のめりになって、絵を何度も指さし、体を揺らしながら、彼女が何かしら感じているのを隣で感じ、親になっても絵本を楽しめるのだと嬉しくなります。
お気に入りの本をぎゅっと握りしめて「読んで」と言ってくる幼い娘はとても愛らしく、仕事で遅くなりがちな私と娘は知らず知らずのうちに、絵本を読んで「おやすみ」のぎゅーとほっぺにチューが寝る前のお約束になっていました。

2022年娘が小学校に上がりました。
不慣れな環境の中、彼女なりに学ぶこと体験することは多く、時には友達との関係やテストでの点数つけ、やらされる感のある宿題にとても手間取ることもあります。

親としても、娘が学校に行きたくなくなったら、登下校は大丈夫か、昨今の異常気象や恐ろしい事件が明るみに出る度にで無事に学校に行けるか、帰ってこられるか、不安で仕方がない思いがあります。

夏休みが終わり、娘は新学期を迎えました。まだ数日ですが何とか通っています。

そんな娘は最近国語の授業で、昔読んだ絵本の「ぐりとぐら」や「おおきなかぶ」をやっているようで、なんと私に読んでくれるようになったのです。
知らず知らずのうちに、スラスラと長い分を読み、彼女なりに表現して、なんと素晴らしいことかと、親バカにも思います。
でも、こんなふうに娘が私に絵本を読んでくれるなんて(国語の教科書ではありますが)。

私があれやこれやと思い悩み、不安に思いながらも確実に、1日1日を娘は成長しています。そのエネルギーや、まだ見えない未来への可能性が、私の心をワクワクさせます。
どんな女性になるのだろうか、彼女が彼女らしく生きられるように、私はただ心配と悩みと不安とを繰り返すだけ。
彼女の代わりにななれない、苦しい時も辛い時も、悩みに悩む時もこれからあるでしょう。
誰も彼女の代わりになれない。
娘が自分の力で乗り越えられるよう、温かく見守りながら時にはしすぎない手助けをするだけ。どうにもならない時は居場所を作っておくだけ。失敗は成功のもと、正解ばかりを求められがちな現代に挑戦できるような心をもてたら…と、多くを言わずにその姿を見守っていきたいなと、思っています。

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