POLICE LA POL 講座【月桂冠とは?】
ご無沙汰しております、旭山リサです。
この度、ポリス・ラ・ポールシリーズ第4作【月桂冠の恋】を、めでたく発刊いたしました。1月14日に発売すると告知しておきながら、早まってしまいました。 実はKDPからは【紙本】の「予約販売」ができないのです。 ネクパブさんの方からは【販売日】を指定できるのですが……。 けれどもその分、本の価格を安くすることができました。
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▼30秒ほどの、シリーズ紹介動画をつくりました▼
【第4巻 あらすじ】
「君の背徳を、僕は美しいと思う」
イタリア人【マルコ・ローリエ】はインターポールの捜査官。遺体消失事件の捜査で来日したマルコは、甘味処の看板娘 【桃園 結】 と知り合う。結は、事件当日「おかしなネコを見た」と言うのだった。それは……。
第1巻~3巻の登場人物たちも再登場!
【前世譚】は、ほぼ「全編書き下ろし」です。
WEB公開時に明かされなかった、ミケーレの医師時代が描かれています。
後に修道士となるミケーレが、生涯愛し続けた女性とは?
桂冠詩人の秘めたる恋が、輪廻を経て、今語られます。
〈目次〉
プロローグ 詩人の甘い夢
一章 正攻法ではないけれど
二章 校舎裏のストーカー
三章 恋敵、登場
四章 前世の偽記憶
五章 ご飯をあげ忘れたら
エピローグ 白衣と黒衣
【前世譚】月が私を呼ぶから
【前世譚】隠者の心音
短編 夜明けの足音
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【B6版】【新書版】【電子版】と三種類出しています。
以下、気になる本の画像をクリックしてみてください。
POLICE LA POL ポリス・ラ・ポール【4】: 月桂冠の恋
新書版 POLICE LA POL ポリス・ラ・ポール【4】: 月桂冠の恋
電子版 POLICE LA POL ポリス・ラ・ポール【4】: 月桂冠の恋
お値段もサイズも違うので、皆様の読書スタイルに一番適した形式で、お楽しみいただけたら幸いです。 いつも本当にありがとうございます。
登場人物イラストは、Vange様です。今回からVange様の許可をいただき、インスタグラムのアカウントリンクを設置しました。
Yoshi vange(@lennomacca) • Instagram写真と動画 https://www.instagram.com/lennomacca/?utm_medium=copy_link
背景は、イラストAC様より「古書の本棚2(きこきこ様)」のフリー素材を使用させていただきました。
――さて。 皆様は【月桂冠】とは何かご存じでしょうか?
京都の美味しいお酒が浮かんだそこのアナタ、私と同じ日本酒好きですね。
お酒の王者にしたいという意気込みがあって、「月桂冠」の名前がついたそうです。 月桂冠がスポーツの勝者に与えられる冠だったからで、葉冠というと「オリンピックのメダリストに与えられるもの」が頭に浮かんだ方も多いでしょう。
しかし実は、本来スポーツの勝者に与えられたのはオリーブの冠でした。
芸術家に与えられた冠が「月桂冠」だったのです。 月桂樹は料理に使えば消化を促進させ、アロマで使えば疲労回復効果があります。 心身ともにリラックス、リフレッシュすることで、自然と「詩情・感性」が豊かになることから、芸術家に与えられたといいます。
以前の記事でも書いたことですが、私のシリーズでは「冠」が重要な意味を持ちます。 冠が設定されていないキャラクターも、名前や立ち位置に深い意味を持たせているのです。
まず【月桂冠】ですが、これは【桂冠】と略されることも多いです。
同じ言葉の響きで「けいかん」なのが【荊冠】で、いばらの冠です。
そして第2巻はローゼンクランツ、これは【薔薇の花冠】でした。
1巻のジョンは荊冠で、4巻のマルコは桂冠です。この二人の前世はどちらも修道士(ブラザー)で、兄弟のように仲の良い悪友でもあります。
そして2巻・3巻のラルフとマリーは薔薇冠です。「冠」に着目して読んでいただけると、物語の理解がより深まることと思います。この物語は、花冠のように登場人物が手をつなぎ、縁を広げていきます。
次の5巻は今年度中の発刊を予定しております。
【西方忍聞録】や【東方忍聞録】【新装版ポリス】【完全新作小説】など、今年は書きたいもの、出したいものが山ほどあるので、今しばらくお待ちくださいませ。
本を形にすることができる喜びを叶えてくれたプリントオンデマンドサービス、応援してくれる皆々様に重ねて感謝申し上げます。
第4作の初出は「2019年10月」でした。当時は講談社ノベルデイズで、チャットノベル版小話と、小説本編を連載していたのです。あの時の私は、編集さんから声をかけてもらうのを待ちながら、未来に不安も抱いていました。タイムスリップできたなら「不安に思わないで」と過去の自分を励ましてあげたいです。あれから二年、想像もしないような喜びと悲しみがいっぺんに押し寄せましたが、すべて素晴らしい経験でした。私が体験しなければならなかったことだったと受け入れています。
今年もまた、素晴らしい経験がたくさん待っているかと思うと、うきうきして、筆が止まりません! 幸せの一言に尽きます。
2022.1.11 旭山リサ
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