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全力で推したいゲーム5本について語りたい

ゲームについて好きなだけ書き散らせる場所が欲しくて始めたnoteですが、
「好きなゲームについての記事も書きたいな」と思っていたところ「#全力で推したいゲーム」というちょうど良すぎる公式タグがあることを知り
今回はSteamで配信されているインディーゲームのうち、特に大好きな作品5本についてご紹介します🌼🏵️


■はじめに:好きなゲームの傾向について

まず、私が日頃遊んでいるゲームの主な傾向はこんな感じです。

ジャンル  :ADV、RPG、シミュレーション、パズル、カジュアル
雰囲気   :明るい>暗い
グラフィック:デフォルメ>リアル
難易度   :カジュアル>ハード

アクションがド下手(遊んでるところを見るのは好き)なので、ADVやシミュレーションなどのじっくり考えたりコツコツ進めていくタイプのゲームが多めです。
今回ご紹介しているものもどこかには当てはまっているのでご参考まで!


①Spiritfarer®: Farewellエディション

迷える魂を導く船頭『スピリットフェアラー』となって、
死者が乗る巨大な船で世界中を旅しながら魂である乗客たちのお世話を行う感動系ADV。

死せるものが最後に辿り着く場所、『エバードア』。
ここへ魂を導くことが主人公の役目。

スピリットフェアラーに選ばれた主人公ステラのなすべきことは
「何らかの未練を抱いて彷徨う魂をあの世へ送り出すこと」。
そう聞くと、悩みが解決するよう頑張る話なのかな?とも思えますが
「迷いを抱く彼らが『そろそろ行かなきゃ』と思えるその時まで寄り添ってあげること」が、ステラに求められる役割となります。

そのために、乗客たちが気持ちよく船内で過ごせるように部屋を用意したり好きな料理を作ったり、時にはお願いを聞いてあげたりして、彼らの心の整理がついたらその旅立ちを見守る…というのが主なゲームの流れ。

乗客の好みにあった個室を用意してあげたり
好物の料理を用意してあげたりして、
船内で心地よく過ごせるようあれこれお世話。

問題の直接的な解決を目的としない性質上、中にはモヤモヤした展開のまま旅立つキャラクターもいて
「これで良かったのかな…他にも何かしてあげられることがあったんじゃないのかな…」と思うこともままあるのですが、旅立つ直前にそのキャラクターと2人で会話するシーンがあって
それが!めちゃくちゃ!泣ける……!!!!

最後に彼らが話してくれる内容は様々で、ただひとつ共通しているのは「この船で共に過ごした日々は決してムダじゃなかったんだ」と思わせてくれること。
その時点でじわじわ泣いてる(なんなら号泣してる)ところでハグしてお別れ、なシーンに毎回飽きずに感動してしまう
切なくて、悲しくて、でも優しくて温かいストーリーが大好きです。

もはやこのスクショだけで泣ける

乗客たちは動物の姿をしているけれど元は人間で、それぞれのクエストを進めるごとに人となりやこれまでの人生が少しずつ紐解かれていきます。
話の内容は抽象的な部分も多いのですが人間味に溢れたキャラクターが多く、例え最初の印象が良くなくても
最後にはすっかり愛着が湧いてお別れが寂しくて泣く…というのがもはやお約束に。

中でも、飄々とした芸術家のトリ・グスタフとおしゃべりなフクロウのおばあちゃん・ベヴァリーが私は大好きで、
ベヴァリーに至ってはお別れに至るまでの流れが心底胸に来て誇張抜きで号泣してしまい、忘れられないキャラクターの一人です。

推しキャラクターの一人であるグスタフ。
一貫してカラッとしてる性格にすごく救われた…。
個性豊かなキャラクターが大勢登場!

カートゥーン調のポップで色鮮やかなグラフィックや高クオリティなBGMなど、作品を構築する世界観含めて素晴らしい名作。
ちなみに今回、オススメ記事を書こうと思ったのは良い感じの公式タグがあったからいうのもあるのですが、

この記事を見たのが一番の理由です。紹介するなら今しかない。
実施期間は8月25日(金)12:00~8月31日(木)17:59までとのことでNintendo Switch Onlineに加入されている方はぜひ!遊んでみてください!

②TOEM

おばあちゃんから譲ってもらったカメラを相棒に、正体不明の"なにか"である『TOEM(トーエム)』を撮影するために世界を旅するほのぼのADV。

各町に到着するとコミュニティカードというものがもらえて、住人たちのお願いを聞いてあげたりお題に指定されたものを撮影したりするとスタンプが押され、一定数溜まったら次の町に行くバスに乗れるようになります。

とぼけた雰囲気のクエストが多くて和む。

TOEMは世界観がすごく良くて、ちょっとへんてこな住人たちの話を聞いたり変だったり面白かったり可愛かったりするものを自由きままに撮影しながら、のんきで平和な世界をぶらぶら旅する感じがすごく楽しい!

大事な帽子をなくしてしまい、
仕方なく折り紙の帽子を被っている海賊女王。
岩(かわいい)

ユニークな人や生きものとの沢山の出会いを経てトーエムに辿り着き、エンドロールを見つめながら「楽しかったなぁ…」としみじみ噛みしめる、そんな"良さ"に溢れた一本。とにかく良い。

今回ご紹介するゲームはどれも大好きなんですが、シンプルに面白くてかわいくて一番オススメしやすいのはこれ。グラフィックに惹かれたら遊んで損なし!の名作ADVです。

③迷路探偵ピエール:ラビリンス・シティ

伝説の大泥棒・ミスターXが盗み出した『迷路ストーン』の影響であらゆるものが迷路化してしまい世界中が大パニック!
そんな大事件を唯一解決できるヒーロー、迷路探偵ピエールとなってミスターXを追いかけよう!
というお話のカジュアルなパズルゲーム。

同タイトルの絵本をゲーム化した作品になり、絵本に出てくるマップの中を実際に歩き回れるというコンセプトだけで既に楽しい。

仕掛け絵本の中を歩いているようなワクワク感
ステージの合間に挟まれるショートムービーも楽しい。

絵本・児童書が好きで、絵本に出てくるようなタッチのグラフィックのゲームにも惹かれがちなんですが
細部まで緻密に描きこまれたポップなイラストにひとめぼれしてSteam版・Switch版・原作絵本3冊全て買ってしまったほど大好き。

パズルといっても絵本が原作なのもあり難易度は低く、『迷路探偵ピエール』の世界を楽しむウォーキングシミュレーションとしての側面も強いので本格的な迷路・パズルを求めている方には合わないかもしれませんが、
ちょっとした仕掛けが満載のユニークなマップと軽快なBGMの中で世界を冒険するなんとも言えない心地良さに満ちた良作です。
2作目・3作目のゲーム化、待ってます👍

④Grow: Song of the Evertree

"枯死"という謎の現象により力を失ってしまった数多の大地と命を生み出す大樹『エバーツリー』。
枯死によって生まれた黒い棘に大地が覆われ、ゆっくりと滅びの時を迎えつつある世界の片隅で暮らす主人公が
エバーツリーを復活させるために奔走するファンタジーADV。

あらゆるものが黒い棘に覆われ、
残っているのは主人公の家だけ。

ゲームの主な流れはこのような感じ↓
①エバーツリーに種を植えて箱庭を作る
②箱庭のお世話をして『マイオラ』という通貨的なものを生成する
③箱庭で取れる花や木の実を『エッセンス』に変換し、マイオラとエッセンスを使って空き地に家や施設を建てて、住人を勧誘
→特定の条件をクリアして街に成長すると新たなエリアがアンロック
④世界各地にある祠を冒険して『歌の欠片』というアイテムを見つけ、エバーツリーに捧げるとメインストーリーが進行

個人的に非常に楽しかったのが②の箱庭のお世話で、
雑草やガレキを除去して植物の種を植えて…と地道にお世話を続けていくことで荒地だった小さな庭が自然豊かな庭へ成長していく過程が楽しい~!
エッセンスの組み合わせによって様々なバイオームが形成され、新しい種を植える瞬間は毎回ワクワクしました。

日々地道にお世話を続けていくことで
緑溢れる立派なワールドに成長!

街づくりも住人の適正にあった職業を選んだり家や施設の外観を変えたりペットを飼ったりとコンパクトながらも色々触れて、
祠はちょっとしたアクション要素もあってやることが多くて楽しい!のですが、ストーリーはかなりあっさり気味で上の①~④の流れをひたすら繰り返していくことになりメリハリがなく単調という点がネック。
(今回ご紹介しているゲームは全て実績取得率100%でクリア済みです)

にぎやかな街を作って世界を再興。

ただ、それを含めても粘土細工のような独特であたたかみのあるグラフィックと世界観、コツコツ進めるプレイ感が大好きな作品なのでトレーラーを見て惹かれるものがあったら遊んでみて欲しいです😊🌸

⑤No Place Like Home

地球上のゴミの処理が追いつかなくなり、大勢の人類は火星に移住。
主人公のエレンは地球に残って農場を経営している祖父と連絡が取れなくなったことを心配して地球へとやって来ますが、祖父の姿はなく
辺り一面をゴミが埋めつくし攻撃的なロボットが徘徊する異様な光景が広がっており、ゴミを除去してキレイにしつつ祖父の行方を追うことに。

農場の運営や探索などやること自体は色々あるのですが、このゲームの主な内容は「ありとあらゆる場所をぎっちり埋め尽くすゴミをひたすら除去する」こと!
プレイ時間の8~9割はゴミ片付けてると言っても過言ではありません。

「なんで?」としか言いようがない惨状も…
全て片付けてキレイさっぱり。

ストーリーがあるお掃除ゲーという感じで、ツールをアップグレードするために農場を運営してお金を稼ぐ必要があり、
農場に植える種だとかクエスト用のアイテムだとかゲームの進行に必要なもの全てがゴミに埋もれているので一にも二にもまずは掃除。

結構クセが強くて誰にでもオススメ出来る作品ではない、のですが、
当時プレイした時は日本語対応されておらずそれでもクリアまで夢中で遊んでしまい
このゲームが完全に肌に合ってしまったタイプの人間なので「私は大好き」の一点張りでオススメします。

ミラーボールの下で踊り狂うニワトリ。
キャトられる牛。
(※コラ画像ではありません)

ゴミ・ゴミ・ゴミな状態からキレイさっぱり片付いた時の達成感、カントリー調でかわいいUI、どこかシュールな世界観となんとも独特なゲーム。
現在は日本語対応もされているので作業系が苦手でなければやってみて欲しい…!


もうちょっとコンパクトに収めたかったんですが、やっぱり好きなゲームって語りたいですよね😉✨
前述の通り「Spiritfarer」は現在Switchでいっせいトライアルが始まっていますので遊べる方はぜひ!遊んでみてください。

また、今回ご紹介した「迷路探偵ピエール」、好きすぎてスクショをこれまでアイコンに設定していたのですが版権ものはダメだよね…ということで
こちらのゆるかわいいドット絵をお借りすることにしました。

今後も特定のジャンル・テーマに沿ったオススメゲームなど不定期にご紹介出来たらいいなと思います。
それではまた🌼🌷


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