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最近プレイしたゲームの感想あれこれ⑦

新年一発目の振り返り記事ですが、すでに挨拶のネタが切れていることに危機感を覚えています。
ゲームをするときは作中の季節感も大事にしたいと思い、今月は冬の時期にぴったりの作品もいくつか遊びました!⛄❄️
という訳で今月も遊んだゲームをご紹介していきます。


①マイリトルユニバース(My Little Universe)

プレイ時間:82時間
無限に資源が生成される世界で素材を採集して移動範囲を少しずつ広げながら星々を冒険する放置要素ありのカジュアルADV。
もとはスマホアプリでリリースされた作品で、その後Steam&Switchで買い切り版としてリメイクされたようです。11月からのんびり遊んでいたものでようやく全ステージクリアしたのでご紹介。

全部で9つ(先日無料DLCで1ステージ追加)の惑星があり、ワールドは六角形のタイルがいくつもくっついて形成されているのですが
最初はわずかな範囲しか移動出来ないため指定された数の素材やお金を使うことでタイルが解放されていく『Forager』とかに近いシステム。

ダンジョン最深部にはボスがいて
戦闘要素もあり

惑星ごとにメインクエストのようなものがあり、ワールドやダンジョンを探検しながら指定されたキーアイテムを探して最終的に次のワールドへ繋がるゲートを開放出来ればステージクリアになります。
この手のゲームらしく求められる素材・お金の量がインフレしていくのに対して採取できる素材の数はあまり景気よく増えないので放置して素材やお金を稼ぐ必要もあり結構地道。

最大4人で遊べるCo-op要素もあるけれど、バトルが単調でボスとかもソロで余裕で倒せる難易度なのでどちらかというとダラダラ話しながら素材を集めて探検したりするのがメインの遊び方になりそう。
ただ、複数名だと移動しづらいマップとかもちょこちょこあるのでCo-op要素はオマケ的な印象を受けました。

釣りで巨大なボス魚とかも釣れる
ボスを釣ってない状態で海で泳ぐと食べられて死ぬ(2敗)
幻想的なアジアンステージ🦊
ワールドごとにテーマが違って楽しい。

ビジュアルもポップでかわいく、なんだかんだ無心で遊び続けてしまう中毒性があって総合的には楽しかった!
ただ、良くも悪くもアプリゲームっぽいなというプレイ感で、買い切りになっても時間を費やしてクリアするタイプのゲームには変わりないので合う合わないは分かれそう。

②Garden Story

プレイ時間:29時間
かつて大樹の恵みを受けて繫栄した緑豊かな世界は突然現れた『フハイ族』によって一変し、フハイ族に対抗できる選ばれし戦士である『ガーディアン』も時代と共に少なくなりゆっくりと衰退しつつある現在、
庭師として一人ガーデンで暮らしていたブドウのコンコードが新人ガーディアンに選ばれ世界を救うため奮闘するアクションADV。

村の最年少ブドウとして
守られているコンコード。

四季をテーマにした4つの村を巡り、住人たちの依頼を聞きつつ各ダンジョンを攻略していきます。住人たちの依頼は毎日掲示板に貼り出され、モンスターを倒したり指定されたアイテムを納品することで拠点レベルが上がり販売されるアイテムの種類が増えて武器の強化なども出来るように。

スライムのような見た目のフハイ族。
複数の武器を使い分けながら討伐しよう
依頼をこなすことで村の状況も好転

ダンジョンはパズルを解きながら進む必要があり、戦闘もアクション形式になっていますがどちらも難易度はかなり優しめ。かつ設定で「戦闘不能防止」というその名の通りの無敵モードになることも出来るのでアクション苦手な人もサクサク進められます🎮✨

システム面の細かい不便さ(ファストトラベルが使いにくい・依頼が掲示板以外で確認できない・ダンジョンを周回するたびにパズルを解かなければならない…など)がちょっと残念でしたが、マイペースに進められるプレイ感は好きでした。

力のない住人はガーディアンに頼らずを得ず、
ガーディアンも疲弊していく厳しい世界。

マップ上のあちこちをフハイ族が徘徊していて住人は対抗する術を持たないので、彼らと戦える数少ないガーディアンたちはフハイ族の討伐だけに留まらずあらゆる雑用も押し付けられる立場にあり
コンコードも選ばれたというよりかは「村で一番若いんだしいつまでも守ってられない」というような雰囲気で実際最初はあまり頼られておらず、ファンシーなグラフィックに反して世界観は意外とシビア…。
でも、そんな頼りないちいさなコンコードがいずれ皆を救うヒーローになる成長譚でもあり希望に繋がっていく王道ストーリーです。

③Looks Good

コーギー(かわいい)

プレイ時間:3.3時間
それぞれ異なるテーマを持った5冊の本をステージとして、画面上のなにかちょっとおかしい部分を直して良い感じにしていくカジュアルパズル。
日本語対応はありませんが、何を求められているかは画面を見れば分かるのでプレイする上での支障は全くないです。

オシャレなステージ選択画面。

ステージはスナップショットだったり絵本だったり様々でテーマによってグラフィックの雰囲気もガラッと変わるのが見ていて楽しく、ちょっと配置を変えてみるカジュアルな操作感や解き方が複数あるものもあったり『A Little to the Left』ライクな作品だなという印象。

「いかにも」っぽいものもあれば
よりパズルっぽいものもある。

『A Little to the Left』に比べてパズル寄りのステージも多くオリジナリティもしっかり感じられて良かったです。

④スノーマン・ストーリー

プレイ時間:2.7時間
ある冬の日に一人の男の子に作られた雪だるまのクリスが、イジワルなカラスから告げられた「春になるとお前は溶けてしまう」という不吉な予言を回避するために北にあるとされる"楽園"を目指して旅に出るADV。
『くまとレストラン』『メグとばけもの』などを代表作とするOdencatさんよりスマホアプリとしてリリースされていた同作品の移植版です。

男の子の良き遊び相手として
幸せな日々を過ごすクリス。
しかし、そんな日常に陰りが…。

道中滑る氷の床が待ち受けており、オブジェクトを配置しつつゴールまで辿り着ければクリア。入口にいるモグラからヒントも聞けるようですが、ヒントなしでクリアするとご褒美としてイラストが貰えたりもします。

そうしてパズルを解きながら先へと進む道の途中には溶けてしまった雪だるまたちが身に着けていたアイテムが落ちていて、調べることで彼らの記憶を覗き見ることが出来、
クリスと同じように溶けてしまう恐怖から楽園を目指そうとしたものの志半ばで溶けていった雪だるまや自分を作ってくれた人のために何かを成し遂げようとした雪だるまなどその想いは様々。

沢山の思い出に触れていく中で、ある雪だるまから「溶けることを恐れないで」と託されたクリスは最終的に何を選ぶのか。Odencatさんらしい切なくも優しいお話になっています。

Odencatさんはドット絵のかわいくあたたかみのグラフィックが特徴でもありますが、空の描写がとってもキレイでビジュアル面でいうとこの作品が一番好きでした。この時期にぴったりの作品。

⑤Dinosaur Fossil Hunter

プレイ時間:34.6時間(Dinosaur Canyonまで制覇)
恐竜に魅入られた古生物学者となり、広いフィールドを探索する一人称視点の化石発掘シム。
一人称シムとしては珍しくプレイヤーにバックグラウンドがあり、恐竜に夢中だった幼少期、夢を一度諦めて別の人生を歩もうとする青年期、そしてあることを切っ掛けに自分のやりたいことを思い出し今に至るまでの半生が最初に描かれます。

子どもの頃から変わらず
恐竜への情熱を胸に秘める主人公。

全体の流れとしては、広大なフィールドの中にある発掘スポットを見つけテントを設置し、地面を掘り起こして地中に埋まった化石を見つけ博物館のラボに送り、骨を洗浄して組み立てて博物館に展示するまでが1セット。

ただ、上記の工程の中でもさらに作業が細分化されていて、化石を発掘したあとは機械を使って分析し、表面上の泥を取り除いて石膏で保護してフィールド内のハブまで化石を移送。
そしてラボに戻ったあとは石膏を剥がしてパーツ一つ一つを5工程くらいに分けて洗浄・組立…と一つの骨格を完成させるだけでも手間暇が掛かり、チュートリアルが終わって一番最初に見つけるであろう恐竜の骨格完成に関する実績の取得率が約31%なのでその大変さは推して知るべし。
あとカメラが…!車で移動するときのカメラワークが見づらい…!

骨格を完成させていくと作業員を増やして一部工程を任せたり出来るようになり、フィールドワークなり博物館の装飾なり好きなことに専念できます。
作業ゲーは好きだし耐性もかなり高い方だと思うのですがそれでも序盤は大変だったので作業ゲーが得意というか相当好き寄りな人向け。

土を掻き分け地面を掘って化石を発掘し、
パーツを洗浄してキレイに組み立て。

というように人を選ぶゲームではあるけれど楽しくない訳では決してなく、フィールドは細部までしっかり作られていてロケーションも良く恐竜の説明文などもきちんと翻訳されています。
遊んだ感じではリアル寄りの化石発掘シムを目指して作られたもので、細かい工程も世界観のために必要なシステムで、仮に遊ぶ側からすると不便なものであったとしてもそれは譲れない部分であり拘りなんだろうなという印象を受けインディーゲームらしい作品だなと思いました。自分たちの作りたいものをひたすら目指せるのもインディーズの良いところ。

フィールドの雰囲気がとても良い。
完成した骨格は博物館に展示。
ポーズを弄ったり景観を変えたり色々出来る
(ただしこれもめっちゃカメラが見づらい)

ちなみにこの作品では化石としては出てこないっぽいのですが、私は映画「ジュラシック・パーク/ワールドシリーズ」の影響でアパトサウルス(ブロントサウルス)が特に好きです。
こういう生き物がかつて実在したというのが凄いですよね。恐竜はロマンが詰まってる。

⑥Dogs Huddled Together 挤在一起的狗狗们

プレイ時間:12時間
犬(かわいい)のピースを枠の中にはめていくキュートなパズルゲーム。
先に猫の方もリリースされていてどっちも全ステージクリア済みなのですが、犬派としてこちらを紹介します🐶👍

ステージは ①既定の枠の中にピースをはめるオーソドックスなジグソーパズル ②バラバラになったピースをくっつけて一組のイラストを完成させるマッチングパズル ③モザイクのようなピースを枠にはめるアーティスティックなジグソーパズル の3パターンあり、①が何気に曲者。


大変だけど完成図がすごい

ルールはシンプル、でも完成図が分からずピースの形もバラバラなので枠やピースを観察して「これは垂れ耳のワンちゃんな気がする…」とか「ここは多分しっぽの部分なのでは…」みたいにピースに描かれた犬たちの特徴を踏まえて推測していく必要があり割と普通に難しい。
ピースの形が分かる枠線をオプションで表示でき、個人的には表示させた方がいいと思います。

オススメポイントとしてはイラストがめちゃくちゃかわいい!!
大事に飼われてるんだろうなという雰囲気に満ちたふっくらした犬猫がたっぷり見られるというだけで大満足。幸せそうな動物、とても良い。

お腹出して寝てたり
楽しそうに走ってたり…。
こっちは猫の方
まるっとした子が多くて良い。

猫も大好きだし動物は基本全般好きなんですけど犬は私が生まれた時からずっと傍にいるとても身近な生き物で、人目線の言い分にはなってしまいますが時にペットとして時に職業犬として人と共に生きてくれる彼らの生態というか在り方みたいなものがとても愛おしいと思っています。
犬、かわいいね。

⑦Behind the Frame 〜とっておきの景色を〜

プレイ時間:2.5時間(DLC込み)
画家志望の一人の女性の人生を描く謎解きAVD。
やったことはなくてもタイトルは知っているという人も多いであろう有名作で、本編はSwitchで一度クリアしたことがありSteam版もずっと前に購入してあったのですがDLCをやってなかったなと思い再プレイ。

グラフィックが美しすぎる

朝食を作り、コーヒーを淹れ、お気に入りの音楽を流しながら公募展に応募する絵を完成させるため創作に励む主人公の隣の家には同じく絵を描いている不愛想なおじいさんと猫が住んでいて、交流しているようなしていないような不思議な距離感を保ちつつ毎日を送っていく穏やかな日々。

ストーリーは部屋の中にある仕掛けを周囲の状況をヒントに解いていくことで進展していきます。しかし、もう少しで絵が完成…というところで思わぬ展開に。
この「思わぬ展開」が私は全く予想してないものだったので、初めてプレイした時はそういう話なんだ…!?と驚いた思い出。

部屋のあちこちにあるパズルを解くと物語も進展。

ジブリ作品に影響を受けたアナログタッチなグラフィック・アニメーションと360度見渡せるパノラマの世界がとてもキレイでアート作品としても素晴らしいクオリティ。

DLCは本編ありきの内容なので何も言えないのですが、本編+DLCセットで完結する作品だなと思いました。しみじみ良かった…。
(DLCは2つあり、下にリンクしたArt book#2の方がゲームです)
誰かの人生をあたたかく彩る色鮮やかな愛の物語。

⑧未解決事件は終わらせないといけないから

プレイ時間:5時間
かつて失踪課に勤務していた清崎蒼警部が警察を退職してから12年経った現在、彼女が最後に担当し、そして未解決事件として終わらせた『犀華ちゃん行方不明事件』の真実を追う短編ミステリーADV。

人生への深い後悔を抱えて生きる主人公の前に突如現れた謎の人物に「あなたはあの事件について何も分かっていない」と告げられ、促されるまま事件に関わった人たちとの当時の会話を振り返るところから物語はスタート。

未解決で終わった『犀華ちゃん行方不明事件』への
苦い心境を語る主人公

主人公の記憶は極めて断片的かつあやふやで、最初は「娘を探さないで欲しいと告げる父親」「娘が行方不明だと清崎に助けを求める母親」「自分がやったと自首する犯人」の3人しかいないところに
突如子どもと思われる発言が出てきたりと不自然なシチュエーションが度々発生するため「どの発言を、誰が、いつしたのか」を正しく整理していくことで徐々に記憶が蘇り登場人物・証言が追加され、それらを一つ一つ直して記憶のタイムラインを正確に構築することで事件の全貌が見えていきます。

娘の発見を望まない父親。
不自然な証言が出てきたら
発言者や時系列を変えて正しく修正。

SNSのような画面を操作し会話を読み進めていく淡々としたプレイスタイルなのですが、同じ事件の話をしているはずなのになぜか食い違う証言など二転三転していく展開に引き込まれ一気にクリアしてしまいました。
同作者さんの過去作である『罪悪感3部作』からの派生作品でありつつ、ストーリーは作品内で完結していて単体で遊んでも問題ない内容なので気になった方はぜひ遊んでみて欲しいです。
なぜなら、未解決事件は終わらせないといけないから。

⑨RONNARIUM

プレイ時間:2.5時間
夜に入ると神隠しに遭うという噂がまことしやかに囁かれる、とある水族館を舞台にちょっと不思議でちょっと不気味な冒険をする短編ADV。
噂の真相を突き止めるため、夜の水族館に潜入した主人公は喋る紳士的なペンギン・ヨタと出会い、個性豊かな住人たちからのお願いを聞きながら館内を探索していきます。

水族館で出会うペンギンのヨタ。
主人公のように水族館に忍び込んだ人を
出口まで案内するのが仕事らしい。

セーブがスタンプラリー形式で階層によってスタンプの柄が違うといった遊び心があったり、表情がコロコロ変わるかわいらしいキャラクターたちなどグラフィックや世界観に拘りが見られて空気感がとても良い。
パートナーであるヨタがアクションを起こしたもの・キャラクターによって色々お話してくれるのも楽しい。

主人公たちにあれこれお願いしてくる住人たち

ストーリーは、上で書いた通り「ちょっと不思議でちょっと不気味」。
進行度によって2つのEDに分岐するマルチED形式になっていて、周回したとしてもあまり時間は掛からないのでサクッと回収できます。
グラフィックから受けるイメージや期待を裏切らない雰囲気◎のADV🐧🐟

⑩Röki

プレイ時間:15時間
巨大な魔物に攫われてしまった弟・ラースを助けるため、姉のトーブが雪に覆われた大地を冒険しこの地に巣食う闇を晴らす北欧神話・伝承をモチーフとした謎解きADV。

ゲーム内容はフィールド内を探索して仕掛けを解いたりアイテムを駆使しながら先へと進んでいくオーソドックスなADVで、道中出会う奇妙な住人たちから頼まれるお願い事を叶えてあげるサブクエストや収集要素もあり。

冬の静謐で寂しい空気感が
伝わってくるキレイなグラフィック。
トロールやトムテなどの
伝承で語られる存在も多数登場

謎解きは同じ室内のどこかに仕掛けやヒントが用意されていることが多く全体的にとても優しめで、雪が降り積もるフィールドの雰囲気も良く世界観に浸りつつ最後までノンストレスで進めました。
(強いて言うなら移動速度がちょっと遅いかも?)

ストーリーおよび演出がまたよくて序盤~中盤は弟の行方を追うために奮闘するトーブと攫われてしまったラースの視点で物語は進み、終盤からは新たな展開が待っていてどのパートもすっごくよかった!

失ったものの大きさを受け止めきれず
一家の消えない傷として残り続ける。
魔物に攫われたラース。
ラースを攫ったのには理由があるらしい…。

トーブたち一家は過去に起きた出来事により深い悲しみを抱えており、登場人物それぞれに失いたくないものがあってそれを取り戻そうと懸命に手を伸ばす家族愛をテーマにした物語で、自身もまだ子どもであるはずなのに弟を守ろうと勇気をもって困難に立ち向かうトーブの姿が印象的でした。
そんなトーブの頑張りや苦しみを見てきた上での終盤の展開は良かったね…😢と胸にこみあげてくるものがあり、ラストまでキレイにまとまっていて一冊の児童文学を読んだような気分にさせてくれる良作。オススメです。


本当に色んな事がありあっという間に過ぎ去った1月。
辛いことや悲しいことも沢山あったけれど、趣味とか好きなものがあるっていうのは大事なことだなと改めて感じました。
沢山の人たちの日常や好きなものと触れ合える時間が一日でも早く戻ってきて欲しいです。

また、今月もネタバレ感想があるのですが読みたい人だけ読めるように記事の一番最後に書くスタイルで今後も続けていこうと思います👍

それではまた❄️🍊
(※以下ネタバレ感想に続きます)






※「RONNARIUM」ネタバレ感想

ヨ、ヨタ~~……!!
あれは助かったの…?ダメだったのかな…??
助かっていて欲しいし、かつてペンギンも餌にされていた記録を見ているとああせざるを得なかったんだろうけど、それでもヨタが今までしてきたであろうことを考えると報いを受けるべきなのかとかEDを見ながら考えてしまいました。

水族館の真相に辿り着いたあとだとベルーガが歌ってるのが聖者の行進であることとか、ヨタを始めあれだけみんながぺらぺら喋る異空間であるにも関わらずそのことは一切噂にならず「神隠しに遭うこと」だけが伝わっているのはこれまで入った人はいても誰一人戻ってこられなかったってことで、
そもそも主人公が最初隠れた時に「誰にも見つからずに済んだ」っていうのも、本当にそうだったのか?水族館の職員は化け物のことを知っているはずなのだから、あえて見逃されただけだったのでは?とか、改めて考えるとダイレクトなホラー描写こそないものの結構怖い世界なのかも。
でも本当に雰囲気が良いゲームだったな。楽しかった。



※「Behind the Frame(DLC)」ネタバレ感想

先の感想でも書いた通り、本編とジャックのエピソード両方遊んで完結する内容だった。
最初に本編を遊んだときはストレートにおじいさんや他の住人たちなんかと絆を深めていくほっこり系なのかなと思ったので本当にびっくりしました。

ジャックが手紙を書くときに何度もアンバーに心の内を見せようとして結局すべてを覆い隠して差しさわりのない内容に書き換えてしまう様子が見ててもどかしいというか切なかった。
ジャックのあの感情を恋愛感情の一言で片づけていいようにも思えないのですが、何にせよそういう弱みを見せたりするような関係ではないことを誰よりジャック自身が理解していたんだろうな…と思います。

あと、絵を手直ししていく過程で確かに修正したあとの方が良い絵になってるなと素直に思えたのも個人的にとても良かったです。特に雪の絵がすごい解釈の余地が生まれてて良い。
ジャックは本編のあの時に先に旅立ってしまったのだと思うけれど、アンバーがああして時を遡っているようにいつか二人が再会できたらいいな。
それが恋愛か親愛か友愛かはさておき、ジャックにとってアンバーは彼の人生を鮮やかに照らす大切な人であったことに変わりはなく陰りのない美しいお話でした。


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