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【西武ライオンズ 今日の見どころ】プロ204試合目の登板で 平良が初先発

●森唯斗は初登板から461試合目で初先発 

【2日◇ライオンズ‐バファローズ3回戦(ベルーナドーム)14:00】
2019年7月19日バファローズ戦での初登板から、すべて救援だった平良海馬がプロ6年目、通算204試合目の登板で初めての先発となる。

これまでに初登板から救援を長く続けて、初先発するまでの試合数が最も多かったのは、ホークスの森唯斗。入団9年目だった昨シーズン9月16日のイーグルス戦、初登板からじつに461試合目にして、初めて先発のマウンドにあがった。

森に次ぐ、登板421試合目で初めて先発したのが、ジャイアンツで2度の最優秀中継ぎ賞に輝いたマシソンだ。これは引退試合だった阿部慎之助が、最後にマシソンとのバッテリーを希望して実現した先発だった。

初登板から最も遅い初先発 (いずれも勝ち負けつかず)

そのほか初先発までの登板試合数の多かった投手には、左打者キラーで知られたホークス森福允彦(200試合目に初先発)や、育成の星と呼ばれたジャイアンツ山口鉄也(173試合目に初先発)などがいる。

●過去ライオンズでリリーフから先発に転向した投手は…

リリーフから先発に転向したライオンズの投手で、すぐに思い浮かぶのが潮崎哲也だ。魔球と呼ばれた落差あるシンカーを武器に、1990年新人王を獲得するなど、プロ1年目から毎年50試合前後に救援登板。鹿取義隆、杉山賢人との3投手でのリリーフは、毛利元就の「3本の矢」の故事に由来するJリーグチーム名になぞらえ「サンフレッチェ」継投と呼ばれた。

救援投手として確たるポジションを築いていた潮崎だったが、右肩痛の影響や不調もあって、入団8年目の1997年に先発へ転向。するとプロ333試合目の登板となった5月18日マリーンズ戦で初完封勝利するなど、自身最多の12勝をあげる活躍で、就任3年目だった東尾修監督の初優勝に大きく貢献したのだった。

潮崎とは違う形で先発転向したのが、サウスポーの土肥義弘だ。ライオンズに入団以来6年間、リリーフ一筋で活躍。近鉄のタフィ・ローズ封じで名を馳せたが、本人は先発志向が強かったようで、2004年6月にベイスターズへ移籍。翌7月21日のタイガース戦でプロ初先発。初登板から220試合目で念願がかなう形となった。

●オープン戦無失点の平良  初先発初完封なら球団5人目

みずから先発転向を直訴した平良は、オープン戦4試合に登板して17イニング連続無失点。シーズン本番に入ってからも、無失点ピッチングをどこまで続けることができるのかにも注目だ。

1981年4月7日、プロ初登板初先発で初完封勝利をした杉本正を筆頭に、ライオンズには初先発した試合で完封勝利をあげた投手が4人いる。平良海馬が204試合目の初先発で、ライオンズ史上5人目の快挙を成し遂げることができるだろうか。

ライオンズ 初先発の試合で完封勝利した投手



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