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【ゆかりんのココロの中⑤】勝部弁護士の「上申書提出」に惑わされていいのか(木原事件)

(注)このページの内容に訂正があります。
詳しくはここをご覧ください


木原事件の遺族は、12月5日付で、警視庁と検察庁に、
新たに取得した「死体検案書」をもとに
作成された「上申書」を提出した・・・


ということで、文春オンラインやテレ東で報道され、
少し事態が進展したと、安堵している方も多いかと思います。

でも、これ、素直に喜んでいいのでしょうか。

確かに、まもなく検察に送致されるのを防ぐための
必要な活動と思われるので、
代理人の勝部弁護士は評価されることだと思います。

だけどそんなこと、
そもそも、最初に検察に行っていれば済む話だったはずです。

そして今回の上申書って、
新しい証拠が出たわけではないのです。

死亡した時からある元々の
「死体検案書」に書いてある内容にすぎませんから。

当然、その内容は
警察も知っていて、それを前提に
露木長官が「事件性なし」としたわけです。

皆様からのコメントを読んでいると
何か新しい証拠が出たかのように受け取って
喜んでいる方もいます。

でもね、

今回遺族がわざわざ、
東京大学法医学教室に依頼して取得した「死体検案書」は、

【2006年種雄さんが亡くなった時からある死体検案書】なので

佐藤誠さんに聞くことも可能な内容ですし、
直接、担当検事さんに尋ねることもできます。
捜査機関はもともと知っていることなのです。

だいたい10月に週刊現代でも
現物写真とともに、
この「死因不詳」と書かれた「死体検案書」が
掲載されていました

週刊現代11月4日号より



それをなぜに、めんどくさい手順を踏んで、
すでにあるものを入手しなおしたのでしょうか。

こんなことして、メリットあるのは、

週刊文春と、勝部弁護士だけです。


文春はギャラリーを盛り上げて
スクープとして注目させることができます。

勝部弁護士は颯爽と活躍している場面を演出できます。

テレ東は「独自に入手した上申書によれば」と報道しましたが、
これをリークしたのは勝部弁護士でしょう。

文春と勝部弁護士とテレ東の完全タイアップですね。

こんなことに、遺族は振り回され、私たちは踊らされ、
その結果、事件解決の見通しは、ますま遠のいています。。。


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