2019年買ってよかったモノたち

2019年買ってよかったモノたち

2019年12月、私が東京に住み始めてちょうど1年が経過しました。
長い長い就職活動期間が終わりを告げて、東京で働き始めるという変化の激しい一年でしたが、働いて稼いだお金でいろんなものを買いました。
今回はそんな2019年の買い物について書いていこうと思います。


▶︎ 前世からの業 vs 足先の冷え

私、靴下がとても苦手なんです。
というか、足首周りを拘束されるのが苦手で。
高校時代からの友人にその話をしたら、「前世で足首を拘束されて捕らえられたんじゃね?」と言われたので、きっとそうなんだろうなぁと適当に納得しています。

とはいえ、その難儀な前世の業のせいで、「寝るときに足が氷のように冷たいのに靴下を履けない」というジレンマを抱えて生きることになってしまいました。
私の生まれ故郷は三重県の伊勢なんですけど、東京って三重より北にあるんですよ。だからね、めちゃくちゃ寒い。夜寝るとき寒くてしんどい。毛布をかけても足先が冷たいことこの上ない。

仕方なく寝る時にふくらはぎで暖を取ろうとするのですが、足の冷たさでふくらはぎも同時に冷えていく始末。
このままだと、寒さからくる睡眠不足で、自律神経がおかしくなって会社で暴れて解雇されてしまう。
そんな危機感を覚えた私が購入したのが、「マルカ ポリ湯たんぽ」です。

最近知った豆知識なんですけど、湯たんぽって室町時代からあるらしいんですよね。
室町時代からのベストセラー商品となれば、レビュー数も豊富でしょう。
長年、お客様の声を反映しているとなれば期待値は大。

早速こちらの「マルカの湯たんぽ」をベットの中に忍ばせて寝てみたんです。
びっくりしますよ。「こんな簡単な原理で、足元が暖かくなるのか……あったかいってこんなにQOL向上するのか……」と感動しますよ。
おそらく室町時代の人も「なにこれあったかい……最高……」となったことでしょう。時代を超えて思いが通じ合うというのは、こういうことも含まれるのでしょうかね。

さて、数ある湯たんぽの中でもこちらの「マルカ の湯たんぽ」を選んだ理由ですが、600mlというサイズ感のちょうど良さ。
一人暮らしの味方、ティファールさんで対応できる容量って1.2リットルとかがメジャーラインだと思うんですけど、その容量に対して多くもなく少なくもないちょうどいい600mlというサイズ。
一回湯を沸かせば、暖かい環境が約束されるとなれば、「帰ってきたらティファールを沸かす」という習慣ができるようになりました。


▶︎ 脱子泣きじじい

大学生の頃から毎日リュックを使っていたのですが、社会人になってからなぜか今まで使っていたリュックを重いと感じようになりました。
両肩でリュックの重さを分散しているはずなのに、なぜか重い。
子泣きじじいの正確な体重はよく知りませんけど、「女性ならこれぐらいかな……」とジェントルな子泣きじじいを背中に背負う感じ。
毎朝、満員電車の中でポジション取りをしながら、ジェントル子泣きじじいを抱えるハンデ。結構つらい。

泣く泣く、大学時代から使っていたリュック先輩にビジネス業界での引退を通告。
リュック先輩には今後、二駅先の激安八百屋にお野菜を買いに行くときのパートナーになってもらうことにしました。
さて、新しいビジネスリュックを探す旅に出たのですが、これがなかなか見つからない。「両肩への負担が少なくて、パソコンをそのまま入れられて、防水加工で、しゃれとるやつ」という要望のフルコースを選んだことが災いしたのでしょうね。

ですが、まあ頑張って探し続けていればいつか出会うもの。
リュックを探し回っていたときに、二子玉川の蔦屋書店で見つけたのが『TOPOLOGIE』「Ransel Backpack Dry Black」です。

これを見つけたときは、「は?かわいい。はぁ?」と推しの可愛さにキレてしまうオタクの反応をしてしまいました。
でも可愛いだけでは私の肩は守れない。「おうおう、機能性はどうなんけ?」と『TOPOLOGIE』のサイトにいってみました。

調べてみると、創設者であるCarlos Granon(カルロス・グラノン)さんが熱狂的なロッククライミングのファンとのこと。過酷なロッククライミング環境に必要不可欠な機能を日常でも使えるカタチに落とし込んだ製品を販売しているんだそうです。
「そんなん絶対に肩への負担軽いやん……」となり、購入を決めました。

実際に使い始めて見てびっくりしたのですが、まあ軽いこと軽いこと。本当に軽い。
Mac book Proの13インチ、500mlのペットボトル×2本、化粧道具、筆記用具、メモ帳、Kindle、文庫本。これらを全部入れても重くない。
内部のポケットもすごく充実していて、折り畳みの傘をいれるスペース(もしかするとペットボトルかもですが)もあるんですよ。至れり尽くせりとはこのこと。このカバンの内容で岩山を登る予定は今は一切ないですけれどコレはすごい。
「軽いし、可愛いし、かっこいいし、使いやすい」という私の要望を尽くクリアした大正解なリュックです。


▶︎マッドマックス世界観の唇よ、さようなら

唇がね、すごいズルムケるんです。
自分でも唇の皮を剥いてしまうので血も出るし。
唇だけマッドマックス並の水不足と殺伐具合。
流石に会社にいるときにドラキュラみたいに唇から血を垂れ流すわけにもいかないのでリップクリームを買ってみたんですけど、まるで効果がない。

やっぱりマッドマックス。そんじょそこらのリップクリームでは弾け飛ばしてしまうほどの乾燥具合。
最終的にリップクリームに頼らず、しばらく己の唾液を信じてみたものの、戦争を激化させるだけでした。水のないところに僅かな水分を供給するのは争いを生みますね。

もう諦めかけていたのですが、たまたま会社帰りに寄ったドラッグストアで「唇のヒビワレ 皮剥けを治す」というキャッチコピーが飛び込んできたんですね。この文面をみたときは、砂漠にもオアシスってあるんだ…!という感じでした。
そのキャッチコピーが書かれていた商品が、資生堂さんの「モアリップ」です。

買ってすぐの頃は「モアップ」と読み違えていて、しばらく「モアップすごい!!モアップ最高!」とTwitterで呟いていました。「モアップ」ってなんなんだ。

さて、「モアップ」さん改め「モアリップ」さんですが、つけてすぐはそこまで効果を感じませんでした。多少今までのリップクリームより潤いが継続するかも?ぐらいの感じでした。
ですが、翌日の朝。「化粧しよ〜」とモアリップをつけて唇を擦り合わせたとき、「あれ?引っ掛かりがない……?!ズルムケの皮たちはどこに消えた?!」と大騒ぎしました。たった一晩で荒くれ者たちが駆逐され、マッドマックスの世界観が消え去っていました。


本当に唇のズルムケに苦労していたので、ここまで劇的に変わると嬉しくて嬉しくて。今は口紅を塗るのも、グロスを塗るのもはちゃめちゃに楽しいです。
いや、本当に「モアリップ」様様です。資生堂さんに足を向けて寝られないですね。寝るときに資生堂本社の方向を確認しておかねばです。

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