就活、企業も学生もキツくなるのでは…?

みなさまこんばんは!LINK編集部の酒井です!だいぶ寒くなってきましたね〜。

さて今週のクローバートークは、つい最近のホットな話題、就活ルール廃止についてです。

ご存知の通り、これまでの就活は、経団連が就活協定を定め、採用情報や内々定の解禁日が統一されていました。

超簡単に言えば、これまでのそうした決まりをなくして、各企業・各学生みーんな自由にしちゃいましょうってやつです。

そのため、学生も企業も一斉によーいどん!で採用活動をスタートできたんですね。

ただ、ちょうど今年の春に就活していた私的には、今回の就活協定の廃止は多くの学生にとってはマイナスなのでは??と思ってしまいます。

そう思う理由を、学生視点から2つ挙げたいと思います。

① 地方と都市での就活情報/イベント機会の格差

就活って交通費でめっちゃお金が飛びます。

なぜなら、合同説明会が開催されるのも、企業のインターンも、都市部で開催されるものばかりだからです。

OB訪問とか社会人の方に出会う機会が多いのもやっぱり都市部だと思います。

私は神戸に住んでるので、大阪までのアクセスもしやすい方でしたが、それでも毎日のように大阪に行ってると、お金もどんどん飛んできつかったです。

選考で東京に行くことも結構あり、企業によっては交通費をくれないところもあったので、一つの企業だけに10万円くらい費やしてた事もありました…

夜行バスでも6,000くらいしますからね…(結局選考に落ちた時はもう放心状態ですよw)

もちろん地方開催のものもあるんですが、定員がびっくりするくらい少なくてすぐ埋まったり、やっぱり都市部に比べるとイベント内容は全然充実してないです。

それに、都市部ではOBと出会える機会も多い!VisitOBというOB訪問をサポートするアプリを使ってたんですが、それも話を聞いてみたい!と思う方は東京や大阪、名古屋が多かった気がします。

だから、やっぱり、お金をかけてでも都市部に行きます。

つまり何が言いたいかというと、
いくら大学何回生から就活できるといっても、地方と都市部での就活情報や機会の格差を改善しないと、一部の環境的に恵まれた学生ばかりが内定を独り占めし、大多数の学生は苦しい思いをするのでは?ということです。

都市部の学生には、すぐそこに、気軽に、行けるような就活イベントが多数あるはず。そんなイベントを通して、都市部の学生が早い者勝ちのように内定を取る仕組みになってしまう気がします…

②部活や学業に費やす間が減る

就活って、ある程度の期間内では、自分が納得するまでいくらでもし続けられるんです。自分次第というか。

内定をもらい始めると楽しくなってくるし、欲も出てきますからね。

で、私自身の就活を振り返って思うことですが、期間が決まっているからこそ頑張れたと思うんですよね。

周りの仲間とお互いの状況を話しあったり励まし合ったり。
説明会や選考時には、「後二ヶ月!」とか言い聞かせて、自分を鼓舞してました。

いくら終わりがないとはいえ、ざっくりとした目安はあるから、頑張れた。

しかしそれが、大学在籍中はいつでも就活できるとなれば頭や日常の中での就活の比重が大きくなり、学業や部活動など、本来打ち込むべきものがおろそかになるのでは?と思います。

だって、常に「就職」に関することが頭の中にあるはずでしょ。

大学4年間ずっと就活のことを考えうる状況は、精神的にも身体的にも金銭的にもしんどそうだなと思ってしまいます…

それに、人事目線に立ったとしても、

早期に内定を出したとしても、その学生をずっとフォローし続けるのは大変なはずです。

今ですら、6月に内定を出した後、10月の内定式までは、何度も懇親会を行ったり、リクルーターをつけたり、内定辞退されないようにいろんな工夫をしているのに…。

学生は学生で、時間が経つにつれて志望が変わることもあるだろうし、“保険“みたいな気持ちで内定を保有している学生もいるはずです。

そうなると、良い学生に内定を出して捕まえて、そこから何ヶ月も、もしくは何年もフォローし続けても、最後の最後に振られてしまっては、企業にとってあまりにもコストが大きいですよね。

経団連のルール廃止は、企業にとっても、学生にとっても、キツイ就活になる気がします。

ルールを完全に廃止するのではなくて、学年だけ制限して採用活動を通年にするとか、業界ごとでは制限を設けるとか、少しのルールは必要かなと私は思います。

皆さんは、今、何回生ですか?
今回のルール廃止についてどう思ってますか?是非コメントでお聞かせください!

#クローバートーク #LINKジャーナル #就活 #大学生 #経団連 #自由化


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?