そのままでいいじゃん

ちゃっす。
LINK編集部の三宅です。
編集部4人が隔週1つの決められたテーマについて語りあうクローバートーク
今回のテーマは「LGBT(Q)」についてです。

今までのテーマとは違い今回は特別言葉を選びながら書きたいと思います。なぜなら、当事者ではない自分が軽率に語っていい内容ではないと感じているからです。自分には経験したことのない様々な境遇にあったと考えられる人々がテーマなのですから。軽々しく「わかる」など言ってはならないものでしょう。

言いたいことは1つだけです。

今まで通りでいいのではないだろうか

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当事者の方にとって「辛い」と感じるのは周りの人々に異質感を抱かれることだと推測します。その考えを基にこれから僕の考えを記していきます。

「あのひとゲイらしいよ」
「あの人実はレズなんだって」

僕の考えるLGBTQの人々の過ごしやすい世界というのは、こういう反応がなくなり大衆の間でなんら違和感のない存在へと変化する世界です。

知り合いのゲイの方が言うには、カミングアウトしたときに最もしてほしい反応は

「へーそうなんだ。」

という何気ない一言らしいです。日常会話の一コマとしてその瞬間が起きることがその人の望むものらしいのです。

僕は日本においてLGBTQの人々が抱えている問題と同じものとして「ハーフ」と呼ばれる方々が感じてる空気感が挙げられると思います。

どちらも周りに暮らしている日本人たちから感じる「自分と違う」という空気

僕が望む世界はそのような異質感が今より少ない世界です。

ただ難しいのが、意識しないでおこうと思うことは意識をしているということ。どのように無意識下でそのような感覚を極力消していけるのかが重要な話であると思います。

それを実現するためには幼少期の環境の構築がかなり重要なポイントでしょう。大人が抱く「常識」が形成される前に、LGBTQの人々の存在が自分にとって違和感のあることではなく、存在し受け入れることが「常識」だと認識してしまえばそれからの成長で過ごしやすい環境ができるはずです。

そこで肝となるのが親世代の考え方です。いくら子供が「常識」として受け入れていても、彼らの親がその意識がなく自分達の「常識」を子供に押し付けるとせっかくの環境も意味を成しません。無意識で受け入れられずとも意識的に受け入れることが、LGBTQの人々がそれを自分の個性として確立し生きていけるまでの道になるのだと信じています。

これまで不確定要素の多い曖昧な表現が多かったですが、少なくともはっきりと言えることは、自分がカミングアウトをされてときに心がけている反応は

「特別日常会話と変わらない反応をする」

ということです。これにより一人でも多くの方の心の重りを取っていきたい。そう考えています。

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