KITE16

教員をしております。 枠組みやしがらみを超えて、 子どもたちに価値のある学びや体験…

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教員をしております。 枠組みやしがらみを超えて、 子どもたちに価値のある学びや体験の場を作りたいと思っています。

最近の記事

個に応じる1

子どもたちは、生育環境や生まれ持った特性など千差万別です。 ですから個に応じた関わりをしなくてはなりません。 目の前のその子がどんなことに関心をもっているのか、反対にどんなことを嫌っているのか、夢は何か、コンプレックスは何か、そんなことを知っていけばいくほど、関わり方が見えてきます。 とはいえ、最初からその子に合った関わりをするのは難しいです。少しずつ探っていくしかありません。 ですが、手がかりはあります。どんな行動をする子なのか、タイプに分けて見てみることで、関わり方の

    • 先手を打つ2

      初任校の校長先生に教わったことの一つに、「先手を打つ」があります。さらに、保護者に対しては「相手の懐に入る」ことも教わりました。 どうやって先手を打つかというと、子どもに対してと同様です。自分の得意なこと、どのような学級にしたいのかその理想、具体的な手立て、そして自分の弱点です。 自分の弱点をさらして、「苦手なので協力してください。」と最初の懇談でお願いしておくのです。 人は、偉そうな人、隙の無い人に対しては粗探しをしたくなるものです。弱点を先に伝えることで、「助けてあげた

      • 先手を打つ

        学級がうまくいくかいかないか、明暗を分ける大事なことがあります。 それが「先手を打つ」です。 人間は基本的に後付けの情報を嫌います。 先に言われていれば、ミスをした場合でも自分の責任だと納得できますが、後から言われた場合そうはいきませんよね。 ですから、学級を始める時に最初の週が大切です。「黄金の三日間」などど言われますが、3日にこだわる必要はありません。 最初に、コレだけは守ってほしいということを伝えましょう。数は多くて3つ。語呂をよくしておくと子どもたちも覚えやすいで

        • 世間知らず

          教員は社会を知らない、とよく揶揄されると思います。 本当にその通りだと思います。 ストレートで合格している場合、「学校」という空間から全く外に出ていません。 僕もそうです。 だから、知らず知らずのうちに、子どもたちに「学校で生きるための力」を付けようとしていないか、見直すことが大事だと思います。 そのためには、学校を飛び出した外界に触れることが大切だと思います。 一つは読書。 読書は時代も国も何もかも飛び越えて、いろんな人に出会うチャンスです。 いろんな人の本を読ん

        個に応じる1

          学ぶ楽しさを日常に

          教育界では、「見方・考え方」という言葉がよく出てきます。 僕はこれらについて、幼いときからたくさんエキスとして与えるべきだと思っています。 授業中にそれに繋がる発言を聞き逃さない、または見逃さないこと。 そしてその面白さを広め、価値を共有していくことで、見方・考え方が獲得されていくと思います。 たとえば、一年生の国語でひらがなを習うとき。 「あ」と「め」を並べて書いたとします。 ある子が、「あとめって似てるね」と言ったとします。 そのときに、小噺として 「すごいね

          学ぶ楽しさを日常に

          学校を作る!

          というのが僕の一つの夢であります。 この先の時代をクリエイティブな発想で生き抜いていく子どもたちを育てたいと思っています。 一つの学校にいるだけでは、一年間に30人ほどの子たちしか見られません。 もっと多くの子どもたちに、思考力、表現力、判断力、想像力、創造力を高めてほしい。そういう思いから、いつか学校を作りたいと思っています。 今は、教師としての勉強と仲間集めに励んでいます。 ここでは、日々感じたことを発信していきます。

          学校を作る!

          同調

          学校で起きる恐ろしいことが二つあります。 一つ目は性差別という名の"考えの押し付け"です。 くん付け、ちゃん付けを禁止し、全て「さん」付けで呼ぶというものですが、みなさんはどう思うでしょうか。 くん、ちゃんを付けて呼ばれて不快な思いをする人や差別と感じる人がいるのは分かるのですが、 特に気にしていない人もいます。 その人は鈍感なのではなく、呼び方にこだわりませんよっていう人です。 くん、ちゃんを付けることの是非べきよりもむしろ肝心なのは、「学級が、不快な人がそれを不