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指先かすめ逃げるフレンズ

みんなで新NISAもインボイスも無視して、束ねたヤンヤンつけボーを小指で折ろうよ!安定の遅筆、睡眠不足、リフ過多で2月。先日RECした弊バンドの音源ばかりを聴いている。録ってしまえば公開前には自分の中で過去作になる。古くなり続けることと新しくあり続ける事が同居していて。音楽は時々もどかしい。

2月は久しぶりに寺田町でライブがあった。なぜか寺田町でライブの日は、いつもの3倍チケット予約を頂く。寺田町が人を呼ぶのではなく、Fireloopという場所そのものにある歪みや揺らぎに人が吸い寄せられている気がする。ただ重いものは沈む。軽いものは浮く。この一行に言語化するまで十年以上かかってしまうのもまた音楽のもどかしさかもしれない。

某日、アウェイな高級ホテルのロビーでバンドへ舞い込んだとあるお話。あいにく音楽で大儲けは特に望んでいないので名刺だけ財布へ。自分の才能は自分で売りますので。大体に於いて向こうからやってくる話は突き返した方がいい。求めるところは少なくあれ。林の中にいる象のように。

フと機会があり昨年小説を書いた。本は嫌いだし小説を書いた事もない。なので有料です。売上は洋服や二郎系になります。日本橋に出来たあの新店どうなんだろう。二郎系で失敗だけはしたくない。選択そのものが失敗スタートだというのに、今更何をこれ以上不安に胸を軋ませているんだろう。不安は解消できるものではなく、利用できるものとして考える。いつだって人前に立つ時はそんな気分だった。ゲームは終わらない。

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