#77
1. 勉強記録
昨日は久しぶりに英文法の問題集に取り組んだり、論文を読み進めたりしました。論文はかなり理論言語学寄りの内容になっているため、読んでいると頭が熱くなってきますが頑張って早く読み切ろうと思います。
明後日からは入院なので、教採対策の参考書を忘れずに持っていこうと思います。
2. 日記
英語の言語世界
さて、人生とはなかなか思った通りにはいかないものですね。
僕ももうすぐで22歳。それなりに酸いも甘いも経験してきたつもりですが、やはり別れというのはなかなか慣れません。特に突然の別れとなると余計に。
お世話になっている先生が突然離れていってしまうのは受験生の頃にも経験しましたが、あの時も突然の連絡でした。
先生
新生活に胸を膨らませていた僕は、何となく履修したあなたの授業で素敵な学問に出逢いました
この学問はなぜ僕が英語を好きになったのか、まるでその答え合わせをするようなもので強く心惹かれました
先生
生意気にもレジュメの指摘をした1年坊主の僕にも、あなたは優しく接してくれました
貪欲に知識をアップデートし続ける姿勢には、今でも背筋が伸びる思いです
先生
あなたはたとえあまり好きでない理論でも熟知し、学びの多い講義をされていましたね
奇しくも僕は今、その理論の勉強に苦しめられています
どうやらあなたのように授業ができるレベルに到達するのは難しそうです
先生
僕が初めて研究発表をした時、あなたはわざわざ京都まで来てくれました
著名な教授や優秀な大学院生に囲まれて緊張していた僕を、あなたは優しく気遣ってくれました
あなたはとても忙しいのに、僕が京都に行くからと事前に先方の教授に色々連絡を取ってくれていたと、後日別の先生から伺いました
先生
粗削りだった僕の発表もペーパーも、「立派な研究業績です」と褒めてくれた先生はあなただけでした
結局あのペーパーはリジェクトされてしまい、終に出版されることはありませんでした
先生
あなたはどうすればゼミの人気が出るか、どうすれば皆が楽しく学べるかをずっと考えていましたね
学生のことを気遣うその優しさは、きっと近くにいた学生達にはきちんと伝わっています
途中で留学に行った僕が、あなたのゼミで学べたのはたった半年でした
まだあなたの下で学びたいことがたくさんありました
こうは言っても、きっとすぐにどこかの研究会や学会でまた会えるのでしょう
これからも僕は、あなたが魅せてくれた英語の言語世界を そこに広がる言葉の森を、手探りで進んでいきます
3年間本当にありがとうございました
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